カテゴリ:第四章 4-481 ~ 560 話
.
スペック-3戦闘員 キジュロ 「ジュリジュル いいねぇ。 ( 再びこういちに対峙するように向き直る ) なら 俺様がキッチリと片づけてやるまでだっ! 」 言い終わる間際に素早く再びこういち目がけて一直線に駆け出すキジュロっ! だが、 !! ズコっ★ ==============『ギャーーーーーー』 >> ズボっ\ / 目指すこういちが、素早くキジュロの真ん前に移動して 掃うように逆水平打ちを一発★ 目ん玉を充血するほどかっ開き、驚いた時には 丘の斜面に深く突き刺さったキジュロ。 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「は、速いっ!」 セルフィー 「何っ、力技だとっ !? やろぉぉ、 ならば、 これを食らえっっっっ! 」 セルフィーはお試しとばかりに左手の肘から上を胸元から前に素早く一振り! 再び比べ物にならない程の巨大な竜巻を1つ出現させたっ! ξξ グォォォォ ξξ 不規則な動きから、こういちに迫っていく! 目線で竜巻を見据え、構える事無く棒立ちのこういち。 そこへ左右に不規則にブレながら進 む巨大な竜巻はこういちを中心に包み込み、軸を定めて不規則な動きを止め、ついには猛烈な 轟音と速度で回転を続けたっ! 内部で真空の刃があちらこちらで ピカピカ☆ と細かく閃光を繰り広げる! ξξ グォピカォォォピカ ξξ [近衛軍長]チーラン 「こういちーーーっ!」 誰もが息を飲み、体が粉々に切り裂かれてしまったと思う程の光景。 だが、 『ハッ!』 \ズドーーーン/彡彡彡 『うわっ』 巨大な[気]が発生し、竜巻が瞬時に飛び散り大気に消えたっ! [気]の衝撃が波紋のように辺りに広がっていく。 彡彡彡彡 地面が数回揺れ、見ていた者の服、髪の毛もなびく程に・・・。 無力な ゆうすけは、ゾルダが前に立ち衝撃波を防ぎ、体が飛ばされない様にベルトに手を掛け られて、宙に浮いていた。 セルフィー 「くぅぅぅ、また力技で防ぐか・・・・、こんな防ぎ方しやがって・・・・。 [北]だろうが、凍らせるんじゃねーのかよ・・・ こいつ食らって生きらえているヤツは見 た事ねぇ・・・。 何者だ・・・ こいつ ・・・」 拳をギュっと握り、力が入るセルフィー。 険しい顔つきだ。 ゆうすけ 「作用、反作用の衝突ってとこだ。まぁ押し除ける力が余っていたようだがな・・・。 ゾルダ、ありがと。 そしてチーラン、ここはもぅいいよ。」 ゆうすけを引き留めていた手を下げ、そのまま地面に降ろすゾルダ。 地面から顔を出していたチーラン、うなづいて地中に消えた。 ゆうすけ 「セルフィーだっけか、悪いがそう簡単にはいかねーよ。 さて、こういちを正気にさせられるかどうか・・・・、 ザウバー、ゾルダ、約束通り思いっきり望んでいいぜ。 本気でこういちとやる、絶好の チャンスだ。」 ゾルダ 「その言葉、待ってたぜ! 兄貴悪い、先に行かせてもらうぜっ!」 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V ゾルダ 「おぉぉぉぉぉりゃゃゃゃゃゃっっっ!! 」 黒マント男 ( なにっ!! ゆうすけが こいつらに こういちをやれだと! ) 瞬間移動からの全力の蹴り、拳を spec-03+ の力を存分に繰り出すゾルダっ! ズゴっ 強烈な蹴りが棒立ちからゃゃ足を前後にそして少し開いた立ち姿に変 えたこういちを襲うっ! 避けることをせず、飛ばされることもなく受け身すらしていないこういち。 ゾルダ 「こんのぉぉぉぉぉ!! これならどうだぁぁぁぁぁっ! 」 スパンっ★ ガシガシガシっ★ ガシガシっ★ ズガズガ バシバシバシバシっ★ ガツガツガツ★ スボ★ ガシっ★ スボ★ ガシっ★ ガシガシガシっ★ ズバズバ スパンっ★ ガシガシっ★ ズゴ★ バシバシバシバシっ★ ガツガツガツ★ スボ★ ガシっ★ スボ★ ゴスっ★ ズバっ★ ガシガシガシっ★ ガシガシっ★ ズガズガ ガシガシガシっ★ ズバズバ スパンっ★ ガシガシっ★ ズゴ★ スボ★ ガシっ★ 素早い連続攻撃がさく裂! 一つ一つが確実にこういちにヒットっ! さすがにこういちの立 ち位置が押されながら動くほどっ! [黒マント男] ( あのヤロー、これも真っ向から受けるだと! ) そう、催眠術に掛かるこういちは、避けるのではなく、みな涼しい顔で打たせている。 ピクリとも全く反応しない。 顔つきが変わってきたのは攻撃をしていたゾルダの方だった。 ザっ彡 距離を置いて、 ゾルダ 「はぁ、はぁ、はぁ、 ・・・・ くそぉ、こいつ・・・・。」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「ふははは、諸君、相手はこういちなのだよ。」 ザウバー 「お前は下がれ! 俺様がやってやるっ! こんなチャンス、逃すかよっ!! V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V おぉぉぉぉぉりゃゃゃゃゃゃっっっ!! 」 ズボっ★ 重ーーい一撃が、こういちの溝おちを襲う! 叩き込んだ拳をそのままにニヤけるザウバー。 続けて逆の手の拳が脇腹にメリ込む! ズボっ★ ザウバー 「こうやって一撃必殺で魂込めてブチ込むんだよ! 連続では一撃一撃が軽くなるから なぁ。」 ガッチリと手ごたえを感じるように再びにやけるザウバー。 そして、 ザウバー 「トドめはとびっきりのこの蹴りだぁぁぁぁぁっ!」 体をひねり、回転力をフルに使っての強烈な回し蹴り、速度と重量のあるムチの様にしなった 足が唸りを上げて再びこういちの脇腹を襲うっ! ズガっ★ が、 カキーーーン ザウバー 「ぐわっ」 なんと体が飛んで転げたのは蹴り込んだザウバーの方だった。 脇腹にめり込むかと思われた蹴りが、そのままの力で弾かれ、その反動で自分が回転しなから 飛ばされてしまったのだった。 彡彡ザザっ 地面に片手を付いて着地し低い姿勢のまま、 ザウバー 「くそぉ、この化け物がぁぁ・・・・」 こういちは、外側の片足が地面にめり込んだものの、飛ばされることも無く平然と立ち、目を 細め視線をザウバーからなんと黒マント男に向けたのだった。 [黒マント男] 「フっ、お前らじゃ物足りねーとよ、俺を指名しやがったぜ。」 腕を組んで木に寄りかかり、目線だけで見つめていた黒マント男。寄りかかる姿から木を離れ、 一歩、また一歩と黒マントをなびかせながらこういちに向かって歩き出した。 [黒マント男] 「俺の前に立ちふさがるヤツは、何人(なんびと)たりとも容赦しねぇ・・・ 生ぬるいお前らと の次元の違いを見せてやる。 目ん玉おっ広げてよぉく見てんだな!」 ~~~ ~~~ ~~~ 久しぶりの居酒屋『華夢on』(カモン)、 店内からは一人の女性のブチブチ言う声が止まらない様子。 美咲先生 「なんで私が縛られなきゃなんないのよ! もぅ。」 ( カウンターのイスに座り、えらい権幕だ。 ) とくさん 「ご無事でしたから何よりですよ。一息ついて下さいな。」 (お茶を出しながら) リツコ 「美咲さんにまで手を伸ばすなんて・・・」( 美咲の後ろに立ち、隣のイスに手を添えながら ) 美咲先生 「目隠しを取られた後、辺りを見渡すと、ナイフがユラユラと空中に浮いてて私を狙ってた わ・・・。 驚くなんてもんじゃないわよ!」 リツコ 「まぁまぁ、落ち着いて下さい。 しばらくは私が護衛に付いてますから。。。」 美咲先生 「 (ゴク、) えぇ、ありがとう、助かるわ。 でも本当に見えないのよ、あいつら・・・」 リツコ 「そぅ、確かに見えないわ、目ではね。 でも私たちには目以外でヤツらを感じ取る事ができます。 安心して下さい。」 とくさん 「しばらくリツコさんがご一緒して下さるのなら心配いりませんね。 コソコソしてなくて もよろしい訳ですから。」 美咲先生 「そうね、リツコさんよろしくお願いします。」 ( ペコリと頭を下げる ) リツコ 「はぃ。お任せ。」 美咲先生 「にしてもゆうすけ君、突然あの部屋に現れたわよ、女性と一緒に。 訳はあとって言って、次の瞬間にはここでしょ・・・ で、また消えちゃうし・・・」 ( リツコは隣のイスを引き、お尻を乗せて座りながら、 ) リツコ 「あの娘は私の拳法時代の後輩で、 棲 陽江(す ようこう)と言います。峨眉拳の達人で、 その拳法を代表して他流試合にも選ばれているの。 その彼女が、今はあのザウバーと一緒に行動しているみたい。」 美咲先生 「あの怖い人と?」 リツコ 「えぇ。 彼女はそのザウバーと同じ DNAの変換施術を受けてね、あぁして瞬間移動が出来 るようにもなっているの。」 美咲先生 「瞬間移動・・・か、以前あの組織の人が使っていたわね。」 リツコ 「そのおかげで、美咲さんをあそこから救出出来たって事なの。」 美咲先生 「また・・・・ 恐ろしい事が起ころうとしているのね・・・・。」 リツコ 「それをゆうすけ君や私たちが防ごうとしているんです。」 ~~~ ~~~ ~~~ -つづく- (見えないのは変わらないが) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月09日 16時17分51秒
コメント(0) | コメントを書く
[第四章 4-481 ~ 560 話 ] カテゴリの最新記事
|
|