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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2017年01月19日
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ザウバー
  「このやろぉぉぉぉ!
                V ズバっ☆ V

[黒マント男]
  「て、てめーーーっ!
               ☆===== スパ >

 瞬間移動したザウバー、こういちの後ろに現れて強烈な回し蹴りを見舞うっ!
       V ズバっ☆ V 『てぇやぁぁぁ! 』
 だがこういち、受け立ちせずにそのまま蹴り込ませてからの左の裏拳を放つ!
            ガシっ★
               ムカッパンチ====ズッゴォーーーン !!
                              『ぐわぁーーー』

 飛ばされるザウバー!

     ガシっ★
         『んぐっ !! 』  ムカッパンチ====ズッゴォーーーン !!
 と、既に黒マント男の飛び蹴りが襲うも、これは肘で受け止め、その受けた力のまま回転して
 逆の手の裏拳で黒マント男を弾き飛ばしたこういち!

                 V ズバっ☆ V
ゾルダ
  「食らえぇぇぇぇっ!
            メガ・ファイヤーーっ! 」




 こういちの真正面に立ち、片手でメガ・ファイヤーをお見舞いする!

セルフィー
  「なんだあのやろう・・・ 瞬間移動の次は火炎だとっ! どうなってやがる!」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「むぅ !? 」





 完全に炎に包まれたこういち。 だが、
 ゾルダの手元から放射されている直径 3m はあるであろう炎の放射の中を一歩ずつ前に前にと
 歩を進め・・・、
           ムカッパンチ====ズッゴォーーーン !!
 『ぐわぁ』

 飛ばされたゾルダ。
            その飛ばされた先は!
                  スルスルスルζζζ     パシっぱー

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「面白い物を見せてくれるなぁ。」

 掴んだ手を離し、ゾルダを地面に落とす。
                     ドスン
                              V ズバっ☆ V
 すぐにその場から離脱するゾルダ。

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「この少年は、ここにいる全員を相手にしたいと見える。
   そして、この私にも自然の流れで挑発してくるとは、、、、いい度胸だ、褒めてやる。」

・こういち
  「 ・・・・ 」
         ( 沈黙のまま、ゆっくりとスナーグに半身になるように向きを変え目線を
           スナーグに送る。 )

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「く・・・、これからというところで止められてしまったか・・・。
         ( だが、作戦は確実に進行している・・・ くっくっく。 )」

ゆうすけ
  「顔がゆるんでいるようだな、ミカール。」

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「ほほぅ、そう見えるかな。。。」

ゆうすけ
  「あぁ、見えるね。 顔だけではなく作戦までもな。」


 話を始めたゆうすけの側に、
                  V ズバっ☆ V
                        V ズバっ☆ V
 ザウバーとゾルダが立った。
 スナーグとこういちも、ミカールとゆうすけの双方に目線を送った。


イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「面白いことをいうな。」
ゆうすけ
  「面白ければ笑えばいい。だが、
   それが引きつる顔に変化するところまでおれには見えるぜ、ミカール。」
イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「ふん、何を根拠に・・・。」

ゆうすけ
  「それと全拳武道団の団長さん。 あんたも調子が狂ったんじゃないのか。」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「何がだ。」
ゆうすけ
  「未来予知の情報が入ってこなくなったからだ!」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「何っ 」
青マント男
  「くぅぅぅ・・・・。」

ゆうすけ
  「その青いマントの人が予知能力を持っているんじゃねーのか?
   ところが、このおれが現れた頃からビジョンに狂いが生じ始めた、または見えなくなった
   かだ。」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「き、きさまぁ・・・」
ゆうすけ
  「図星だろう。
   おれはな、今までのお前さんが現れる場所、事柄が不思議でならなかった。

   何故、[神霊巫女]利江ちゃんの告知があったところに、お前さんが現れた?
   何故、福ノ島で光モノを集めているだけのところへお前さんが現れる?
   何故、その時にこのミカール率いる見えない軍団と遭遇した? それも初めて。

   わざわざ大将のお前さんが出向かなくても良い事柄でだ。
   偶然と捉えるには、あまりにも無理がある。

   逆に必然的、と考えるとこの絡んだ糸は簡単にほぐれたって訳さ。
   それは、事が起きるからあんたは出向いた。

   つまり事が起きるのを、 事前に分かっていたって事だ

 黒マント男が青マント男を見た。

黒マント男
  ( なるほど。。。 そういう事か。 )
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  ( くっ・・・ )

ゆうすけ
  「そのビジョンの前提が、想定外のおれ達4人が現れる事でリセットされたのさ。
   今明かさず、もっと先まで知らない フリ をしていた方が良かったか?」
青マント男
  「くそ・・・・。」

ゆうすけ
  「さてミカール。 あんたの見えない軍団、まさかまだここに置きっ放しってことはねーよ
   な。」

セルフィー
  ( このガキの言う通りだ、こういちに気を取られ、いつのまにか気を感じられなくなった。 )
西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「確かに。戦いに気を取られていたがいつのまにか・・・・ 消えている・・・。」
黒マント男
  「ほぉ、あれほど居た気配が、この近くには一匹も感じねーや。」

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「ふん、だからなんだと言うのだ。」
ゆうすけ
  「往生際が悪いなミカール。 このおれを舐め過ぎなんだよ。
   おかげで邪魔が入る事無く、じっくりと集中して 紐解く時間 をもらえたからな。

   こっちから言わなきゃダメか? ここは陽動だと。」

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「な、なにっ 」  ( 少し焦る表情を見せるミカール )
ゆうすけ
  「素直でよろしい (^^
   悪いな、既に万全の準備で望んでいるよ。 今頃は。。。


  ~
    ~

 こちら、入り口を塞いだ洞窟前には、木軍兵が3人が立ち、辺りを監視していた。
 見ると、塞いだ前から広く木の葉や小さい木の枝などを散乱させ道に巻いている。

 監視していた木軍兵の一人が、微かな異変に気付いた。
                           ポキ カサカサ

木軍兵
  「現れましたっ!」

       疾風の木の葉っ!

 どこからか[木軍長]仲孫 斥(ちゅうそん せき)の声と共に、近隣の林から大量の木の葉が
 いくつもいくつもの つむじ風 に混じり高速で舞っている。 すると、辺りから悲鳴が聞こえ
 血しぶきが舞上がりだした!
 次第に傷ついた体、舞う血しぶきによって透明な生き物が肉眼で見えるようになってきた!

[木軍長]仲孫 斥(ちゅうそん せき)
  「水軍っ 続けっ!!

 既にオーラを身にまとっていた[木軍長]のその掛け声と共に、今度は丘を越えて噴霧状のミ
 ストというより霧雨に近い噴霧が辺り一面広範囲に降り注いできた!その水滴により更に広範
 囲の生物達が次第にその姿が見えるようになってきた。

 丘の裏側では、土軍兵が作った広い池に湖からの水を水軍兵が空中で円弧を描き、池から池へ
 とリレーして運んでいる。
 最後の池の淵に数十人の水軍兵が立ち、霧雨を作り出して丘から降らせていた。

 次々に姿を現す透明な生物。 その数は広大な範囲にと及び、視界には異様な光景が。

[火軍長]欧陽 濡(おうよう じゅ)
  「おぉおぉ、スッゲー数居るもんだ。
   火軍っ 突撃だぁ! 一匹も残すんじゃねーーーぞぉぉ!

 丘の上から怒涛の如く現れる火軍兵、辺りが着衣で真っ赤に染まる程!
 もちろん、先頭はこの男っ!

[火軍長]欧陽 濡(おうよう じゅ)
  「おらおらおらおらぁぁぁぁ! "紅の悪魔再来" と呼ばれる[火軍長]欧陽 濡(おうよう
    じゅ)様のお通りだぁ!
   先代の兄貴より血の気が多いからてめぇーーーら、覚悟しやかれぇぇぇっ!」
     炎投帯 ぶおぉぉぉぉっ 炎炎炎炎
                      炎 炎
                      炎 炎
                       炎炎炎炎
                        炎炎炎炎炎
                           炎炎炎 炎
                              炎炎炎炎炎
                                炎炎炎炎炎炎
                                 炎炎炎炎炎炎炎 炎

 既にオーラを身にまとっていた[火軍長]は炎の帯を作りだし、新体操のリボンの様にうねう
 ねと軌道をくねらせながら、姿が見える生物を次々と焼き払って行く!
 その後方からは数百にも及ぶ火軍兵が続き、手に炎の剣を出現させながら突っ込んでいく!

 そして、まとまった範囲を叩く火軍の手の届かぬ場所は、、、、

[空軍長]大 空飛(だい こうひ)
  「空軍、大空爆っ!

 こちらも既にオーラを身にまとっていた[空軍長]を先頭に、空を埋め尽くす程の黒い集団が
 空から急降下っ! そして、
 爆弾シュルシュルシュル  爆弾シュルシュルシュル

            \|/ドカーーン
                       ドカーーン\|/
    ドカーーン\|/

               爆弾シュルシュルシュル  爆弾シュルシュルシュル

        ドカーーン\|/
                  ドカーーン\|/
                          \|/ドカーーン

 爆弾シュルシュルシュル  爆弾シュルシュルシュル

               \|/ドカーーン
                       \|/ドカーーン
        ドカーーン\|/

                爆弾シュルシュルシュル  爆弾シュルシュルシュル

    ドカーーン\|/
                  \|/ドカーーン
                          ドカーーン\|/

 積んであった薪が破裂するかのように、生物達が爆風で次々と空中に投げ出されている。
 そして低空飛行で滑空、
                 飛燕刃っ!

     きらきらスパ// スパスパきらきらスパきらきら/// きらきらスパスパ// きらきらスパ//     スパ//
   スパきらきら//     きらきらスパスパきらきらスパ/// スパきらきらスパ//   スパきらきら//      スパ//

 通過した後には 真っ二つになった生物の体が、時間差で次々に倒れていく!
 まさに計画通りの手際の良さで、透明な生物を撃退していた。


  ~
    ~

ゆうすけ
  「往生際が悪いなミカール。 このおれを舐め過ぎなんだよ。
   こっちから言わなきゃダメか? ここは陽動だと。」

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「な、なにをっ 」  ( 少し焦る表情を見せるミカール )
ゆうすけ
  「素直でよろしい (^^
   悪いな、既に万全の準備で望んでいるよ。
                       今頃は。。。
   見える生物の遺体のてんこ盛りなんじゃねーのかな。 白氷山、鍾乳洞の前は。
   ここはなぁ、伝説の [魔物の住む山]なんだっ!

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「お、おのれぇ、ゆうすけぇぇぇぇ・・・・

   ・・・・ だが、どんなに準備をしたとしても数が違う。 いくら魔物と称されていても、疲
   労には勝てぬ。 そして弾薬類、物理的なモノとて底を付く、そんな数なのだよ、
   圧倒的な。」


  ~
    ~





                              -つづく-


第4-490話 ミカールの波状攻撃 -06 へ
 (ちげーねーな。。。)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月09日 16時22分59秒
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