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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2017年02月20日
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クラウス総帥
  「うむ、どうもある条件が重ならないと、それが現れんらしい・・・。
   おぃ、数人でその付近をブチ壊してみろ。」

  『はっ。』

 数人が立ち上がり、ゲルヴァンツの両脇に立ち、[東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ、[信越
 支部 ]支部長 颯 駿(ハヤテ・シュン)を含めた4人が岩壁に向かい、横目で隣を見た。
 そして、
 『うぉぉりゃっ』
      『とりゃっ』
           『てぃっ』
                『おりゃっ』
                        ドス ドス ドス ドス

 正拳突き、手套、前蹴りなどで一撃を加えた。 が、

クラウス総帥
  「そんなんじゃビクともしねーよ。 ここから一斉に蹴り込め。」

  『はっ。』

 4人は向き直り、クラウスの横に並ぶ。

クラウス総帥
  「気合入れろやっ!」

 『はっ、そぉぉぉりゃゃゃっ! 』

 目付きを変え、岩壁を睨んだ4人! 気合と共に Spec-03 をフルパワーで一斉に走り出した!
 そして、

 『このやろぉぉ! 』
    『うぉぉぉぉっ! 』
       『おぉぉぉぉっ! 』
          『てゃぁぁぁっ! 』

                    ドスっ ガスっ ドスっ ドスっ
 『うわっ』
       ゴロゴロ、ゴロゴロ・・・

クラウス総帥
  「てめーら、気合い足んねーぞっ!」

 4人は、ものの見事に跳ね返された。 素早く起き上がり、再びクラウスの横に戻りまた蹴り
 に走り出そうとした時、

クラウス総帥
  「まて。」

 クラウスはそれを冷静に止めた。

クラウス総帥
  「ブロックや薄っぺらいコンクリートとは訳が違う。相手はブ厚い岩石だ、もう良い。」

 少し考えてから、

クラウス総帥
  「お前ら、脳ミソの酸素がたんねーだろ。 洞窟の入り口がふさがれているらしい。 まず
   は空気を確保しなければならん。
   この中で力自慢は誰だ?」

 『オス。』ぱー
     『オス。』ぱー

 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)と[東北支部] 支部長 ゲルヴァンツが挙手をした。

クラウス総帥
  「うむ、入り口を開けにいくぞ、連れていく。」

        V ズバっ☆ V

 洞窟の入り口に移動する3人。

                           V ズバっ☆ V

クラウス総帥
  「ん・・・?」


  ~
    ~

             ★☆ムカッゴーーン 『ぐぇっ』
                                ドサっ
                                   ゴロゴロゴロ


全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「いってぇ・・・・」

 みんなの居る広場から、洞窟入り口方面の岩壁に一人激突していた。
 ( 岩壁の下で頭に手を当てているゲルヴァンツ、岩が砕けて転げてる )

             V ズバっ☆ V
クラウス総帥
  「すまん、使い方が良くわかっておらん・・・。 同時に3人はまだ無理なようだ。」
          V ズバっ☆ V

 洞窟に残された一同、

 『 ・・・・・ (・.・||| 』


                 V ズバっ☆ V
 3人揃った洞窟入り口、

全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)
  「塞がっている・・・ いつの間にこんなモノを・・・。」
クラウス総帥
  「永きに渡りここを守ってきた連中だ。 それに砦を目指しての進攻となりゃ気合も入るだ
   ろう。」

 片手を頭に当て、目の周りにまだ星が回っている状態で、

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「わしには一枚物に見えるが・・・」
全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)
  「加工したんだろうよ、確かに一枚物だぜ。」

クラウス総帥
  「まずはやってみろ。」

 『オスっ。』

 二人が左右に分かれて入り口の蓋の前に立つ。
 先ほどの教訓も活かし、更なる気合を込める二人。 そして、

       『おぉぉぉぉりゃっ! 』
          『てぇぇぇやぁぁっ! 』

                      ドス ドス

 正拳突き、蹴りを見舞うもまったくビクともしていない。

クラウス総帥
  「お前らでも無理ってことは、生身の連中ならどうにもなんねーってことだ。大したヤツら
   だな。」

 腕組みをした立ち位置から、しばらく入り口の上から下、そして左、右を眺めてから、

クラウス総帥
  「おれでもダメなら方法を考えねばならないが・・・・」

 そう口にしたあとマントを脱ぎ、首をコキコキと左右に傾け、握った指をポキポキと鳴らし、
 数歩下がって走りだした!
 そして、

 『おりゃゃゃっっ! 』

 速度を乗せた助走から、渾身の両足飛び蹴りを見舞うっ!!

          =====ズボーーーン>\|/
                 ドスン ガスン ガラガラガラ

 なんと! 一撃で目の前の強固な岩の蓋を粉々に粉砕したのであった!

 『す、すげぇ・・・・』

 二人は唖然とするしかなかった。


  ~
    ~

セルフィー
  「くっ、義務は・・・無い。 そうか、今は中に入れぬのか・・・。」 (脱力感を見せる)

 二人、その場で腰を下ろした。

 それを後ろ目に確認したこういち、突如 スナーグに向かって速度を上げて走り出したっ!

黒マント男
  「させるか!」

 こういちの行く手を遮るように突進する黒マント男! 拳を肩口近くまで引いて力を込める!
 激突寸前、こういちは目前の黒マント男から瞬時に進路を変え、一瞬で青マント男のドテっ腹
 に拳を叩き込んでいた!
                彡サッ☆ スゴっ
                         『ん! ごほっ・・・』 (膝から崩れる)
黒マント男
  「なにっ !? 」

 と、視線を斜め後ろの青マントに向けたが、その瞬間!
                       ズゴっ  彡彡ドーーン





                              -つづく-


第4-494話 ミカールの波状攻撃 -11 へ
 (だからなんだぁ~?)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月09日 16時34分46秒
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