カテゴリ:第四章 4-481 ~ 560 話
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クラウス総帥 「うむ、どうもある条件が重ならないと、それが現れんらしい・・・。 おぃ、数人でその付近をブチ壊してみろ。」 『はっ。』 数人が立ち上がり、ゲルヴァンツの両脇に立ち、[東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ、[信越 支部 ]支部長 颯 駿(ハヤテ・シュン)を含めた4人が岩壁に向かい、横目で隣を見た。 そして、 『うぉぉりゃっ』 『とりゃっ』 『てぃっ』 『おりゃっ』 ドス ドス ドス ドス 正拳突き、手套、前蹴りなどで一撃を加えた。 が、 クラウス総帥 「そんなんじゃビクともしねーよ。 ここから一斉に蹴り込め。」 『はっ。』 4人は向き直り、クラウスの横に並ぶ。 クラウス総帥 「気合入れろやっ!」 『はっ、そぉぉぉりゃゃゃっ! 』 目付きを変え、岩壁を睨んだ4人! 気合と共に Spec-03 をフルパワーで一斉に走り出した! そして、 『このやろぉぉ! 』 『うぉぉぉぉっ! 』 『おぉぉぉぉっ! 』 『てゃぁぁぁっ! 』 ドスっ ガスっ ドスっ ドスっ 『うわっ』 ゴロゴロ、ゴロゴロ・・・ クラウス総帥 「てめーら、気合い足んねーぞっ!」 4人は、ものの見事に跳ね返された。 素早く起き上がり、再びクラウスの横に戻りまた蹴り に走り出そうとした時、 クラウス総帥 「まて。」 クラウスはそれを冷静に止めた。 クラウス総帥 「ブロックや薄っぺらいコンクリートとは訳が違う。相手はブ厚い岩石だ、もう良い。」 少し考えてから、 クラウス総帥 「お前ら、脳ミソの酸素がたんねーだろ。 洞窟の入り口がふさがれているらしい。 まず は空気を確保しなければならん。 この中で力自慢は誰だ?」 『オス。』 『オス。』 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)と[東北支部] 支部長 ゲルヴァンツが挙手をした。 クラウス総帥 「うむ、入り口を開けにいくぞ、連れていく。」 V ズバっ☆ V 洞窟の入り口に移動する3人。 V ズバっ☆ V クラウス総帥 「ん・・・?」 ~ ~ ~ ★☆ゴーーン 『ぐぇっ』 ドサっ ゴロゴロゴロ 全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ 「いってぇ・・・・」 みんなの居る広場から、洞窟入り口方面の岩壁に一人激突していた。 ( 岩壁の下で頭に手を当てているゲルヴァンツ、岩が砕けて転げてる ) V ズバっ☆ V クラウス総帥 「すまん、使い方が良くわかっておらん・・・。 同時に3人はまだ無理なようだ。」 V ズバっ☆ V 洞窟に残された一同、 『 ・・・・・ (・.・||| 』 V ズバっ☆ V 3人揃った洞窟入り口、 全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき) 「塞がっている・・・ いつの間にこんなモノを・・・。」 クラウス総帥 「永きに渡りここを守ってきた連中だ。 それに砦を目指しての進攻となりゃ気合も入るだ ろう。」 片手を頭に当て、目の周りにまだ星が回っている状態で、 全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ 「わしには一枚物に見えるが・・・」 全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき) 「加工したんだろうよ、確かに一枚物だぜ。」 クラウス総帥 「まずはやってみろ。」 『オスっ。』 二人が左右に分かれて入り口の蓋の前に立つ。 先ほどの教訓も活かし、更なる気合を込める二人。 そして、 『おぉぉぉぉりゃっ! 』 『てぇぇぇやぁぁっ! 』 ドス ドス 正拳突き、蹴りを見舞うもまったくビクともしていない。 クラウス総帥 「お前らでも無理ってことは、生身の連中ならどうにもなんねーってことだ。大したヤツら だな。」 腕組みをした立ち位置から、しばらく入り口の上から下、そして左、右を眺めてから、 クラウス総帥 「おれでもダメなら方法を考えねばならないが・・・・」 そう口にしたあとマントを脱ぎ、首をコキコキと左右に傾け、握った指をポキポキと鳴らし、 数歩下がって走りだした! そして、 『おりゃゃゃっっ! 』 速度を乗せた助走から、渾身の両足飛び蹴りを見舞うっ!! =====ズボーーーン>\|/ ドスン ガスン ガラガラガラ なんと! 一撃で目の前の強固な岩の蓋を粉々に粉砕したのであった! 『す、すげぇ・・・・』 二人は唖然とするしかなかった。 ~ ~ ~ セルフィー 「くっ、義務は・・・無い。 そうか、今は中に入れぬのか・・・。」 (脱力感を見せる) 二人、その場で腰を下ろした。 それを後ろ目に確認したこういち、突如 スナーグに向かって速度を上げて走り出したっ! 黒マント男 「させるか!」 こういちの行く手を遮るように突進する黒マント男! 拳を肩口近くまで引いて力を込める! 激突寸前、こういちは目前の黒マント男から瞬時に進路を変え、一瞬で青マント男のドテっ腹 に拳を叩き込んでいた! 彡サッ☆ スゴっ 『ん! ごほっ・・・』 (膝から崩れる) 黒マント男 「なにっ !? 」 と、視線を斜め後ろの青マントに向けたが、その瞬間! ズゴっ 彡彡ドーーン -つづく- (だからなんだぁ~?) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月09日 16時34分46秒
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