カテゴリ:第四章 4-481 ~ 560 話
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ゆうすけ ( ふぅ~ん、居ないのに出てくる・・・か・・・・ ) 護衛する 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)の隣で、腕組みをしてキリッとした視線で戦況を 見つめていたゆうすけ。 ~ ~ ~ クラウス総帥 「てめえ・・・、そういう事か。 なら こいつらに 手ぇ出した落とし前をつけなきゃよ、 トップとして・・・。」 ザウバー 「お前さんと拳を交えるのは初めて・・・になるな。 トップは大変だなぁ。」 クラウス総帥 「なりたくて成った訳ぢゃねぇ! いくぜっ おぉりゃっ!」 クラウスの逆水平打ちが飛んで来る! ビュッ ザウバー 「どの道、オレにはその役は向かねえな。」 ( 一歩引いて避けるザウバー ) クラウス総帥 「まっ、おまえの気性ぢゃ無理だろうぜっ!」 ビューーっ 続いて横からのミドルキックを飛ばすクラウスっ ザウバー 「あぁ、成りたくねぇ。」 ガツっ★ 膝を曲げて屈みながら肘を曲げてそれを受けたザウバー。 さらに腕を伸ばして掴みにかかる クラウス、 ガツ、ガツ それを手を握るように掴んだザウバー、両手での力比べに発展! ミシミシミシ・・・ クラウス総帥 「どうだ・・・、戻ってこんか・・・」 ミシミシミシ・・・ ザウバー 「やな・・・ こったな・・・」 ミシミシミシ・・・ お互いの顔が目の前にある距離。 二人、歯を食いしばっての力技。 やはりこのスタイルではクラウスに ゃゃ武がある。 腕を広げ、胸と胸が激しくぶつかり合う。 ドンっ に続いてクラウスが外から脚を回して体を回転し、ザウバーのアゴに足を引っ掛けて仰向けに なるように倒して腕十字固めの体制に入ったっ! が、ザウバーは自分の左手を右手で掴み、伸ばせないようしながら体を起き上がらせ、クラウ スを上から見下ろすような体制になった。 腕を伸ばそうと肩と胸に掛かった足を使ってグイグイ伸ばそうとする。 その脚が伸びたクラウスを、 『うぅぅぅりゃっ』 力でクラウスを持ち上げ、地面に叩きつけたっ! ガスーン \|/ もう一度! 『うぅぅぅりゃっ』 ガスーン \|/ そして顔面目がけてのローキックっ! たまらずに片手を解き放ち、防御のため肘を曲げ顔直撃を防ぐクラウス! と見せかけ、その隙に腕を払い 一歩距離を置くザウバー。 それを目線を合わせたまま、もっそりと起き上がるクラウス。 ザウバー 「力はあるな、クラウス。」 クラウス総帥 「何、素早さはお前の方が上だろうに。 だが、こいつはどうだ、 Spec-05 のこの蹴りはよっっっ! 」 急に目つきを変えて、まさに閃光一番、今までにない素早さで強烈なハイキックを放つクラウ スっ! 『てぇぇやぁぁぁっっ!』 ガシっ☆ 彡彡ズズズズ 体ごと足が地べたを引きずるも、 クラウス総帥 「!! 何んだとっ! お前、ま、まさか・・・。」 なんと、その強烈極まる Spec-05 の蹴りを、両手でガッチリと受け止めたではないかっ! ザウバー 「悪いな、お前だけが Spec-05 ぢゃねーのよ。( ニヤリ )」 クラウス総帥 「く、く、・・・」 ~ ~ ~ [竹林総元帥]チュウラン 「戦況はどうなっておる。」 近衛兵 「はっ、ゆうすけ殿の策通りに進行しており、ただ今 白氷山の鍾乳洞に閉じ込めた軍、 並びにその入り口にて敵大将と戦闘中。 青龍湖畔においてはまもなく沈静化する模様です。」 [竹林総元帥]チュウラン 「よし、順調か。 なれば近衛軍長、並びに同補佐と各軍長達を呼び戻せ。」 近衛兵 「はっ。」 後ろに下がり、空軍兵に伝言する近衛兵。 近くで聞いていた利江、 [神霊巫女]利江 「さすがゆうすけ君、話していた通りに進んでる。。。」 [竹林総元帥]チュウラン 「うむ、さすがだ。 もし、ゆうすけの知恵が無ければ今頃は・・・。」 [神霊巫女]利江 「ザウバーさんとゾルダさん、それに峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)さんまで力を貸して 下さってます。 それにお姉さまとこういち君まで、鬼に金棒です。」 [竹林総元帥]チュウラン 「こういち、良かったな、催眠術に掛かっておらんで。」 [神霊巫女]利江 「ゆうすけ君が、こういち君が現れるまではなんとも・・・と。 とても不安でした。」 [竹林総元帥]チュウラン 「うむ。 だが、ゆうすけの策はここからが華僑。 そして我らもここからが本丸を死守す る戦いとなる・・・。」 柱の後ろから、 シュナイケル 「まぁ利江ちゃんはボクちゃんが付いてるから、安心してなって。」 [竹林総元帥]チュウラン 「シュナイケル、貴様だから不安なんだ!」 シュナイケル 「そう言うなって。いい仕事するからさ。」 [竹林総元帥]チュウラン 「 ・・・・ 」 [神霊巫女]利江 「お願いしますね、シュナイケルさん。」 シュナイケル 「はぃ、姫はこのわたくしめが、しっかりとお守り致します。」 ( 頭を垂れ、片腕を外から胸の前に持ってきて丁寧に挨拶 ) [神霊巫女]利江 「守るなら、このタロちゃんも到着したのよ (^^ 」 ( 隣に座るタロの頭をなでながら ) シュナイケル 「と、とらさんですか・・・」 [竹林総元帥]チュウラン 「お前よりもずっと信頼できるぞ。」 シュナイケル 「虎さんがねぇ・・・・。」 ~ ~ ~ 少し離れたところに腰かけているこの二人、 セルフィー 「陳南家 南流 ・・・なんて恐ろしいほどの化け物なんだ。」 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「私もここまでの戦闘を初めて拝見したが、あれほどとは・・・。」 セルフィー 「それに、あの化け物にはあんな頭の切れるやつが付いている。 こんなコンビは他に居 ない。」 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「うむ、どちらも恐ろしいがそれがダッグを組んで望んでいる。まさに最強コンビと呼ぶに ふさわしい。」 セルフィー 「・・・なぁお前、風向きはどこになる。」 -つづく- (あぁ、その気持ちわかるよ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月22日 16時21分12秒
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