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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2017年03月28日
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ゆうすけ
  「さぁてっと、間が出来てしまったようだし、、、、
   スナーグ、どうすんだ。
   このままこういちと探りを続けるかい? 預言者は気を失ってるし、大将の総帥はあっち
   でやり合ってるし。 今は自分の判断で動いていいみたいだよ。」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「さて、どうしたもんかな。」
ゆうすけ
  「こっちはミカールの性でこういちを隠しておけなくなり予定が狂ってしまってね。
   だから予定を変更して、今日はね、
   コテンパンにのしちゃう事にしたんだよ、マントレンジャーや支部長さん、それに見えな
   い生物達。 クラウスとミカールの軍団を。」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「ほぉ、なればこのオレも対抗しなきゃならんな、我らの組織と、そして我が全拳武道団の
   敵には。」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「そ、そこまで明かしてしまってよいのですか・・・?」
ゆうすけ
  「仕方ないけど ここまではね。
   だけどまだ続きがあるのさ、ミカールとクラウスの第二幕がね。」
セルフィー
  「第二幕だぁ?」
ゆうすけ
  「そっ。 教えてあげるよ。
   それは、瞬間移動できる人達は、扉を使わなくても大竹林寺に侵入出来てしまうってこと。
   それが第二幕さ。

   だから今、多くの軍を先に潰しておく必要がある。
   そして、その侵入に備えなきゃならない。」

黒マント男
  「引き上げたんじゃねーのかよ。丸腰だったぞ。」
ゆうすけ
  「こちらに見せているだけだ、その姿を。
                        姉さん。」
和恵姉さん
  「Spec-01 の大群は片づけたわ。 だけどね、その遥か後方に、Spec-03 の集団を感じたの。
   ほぼ同数の。 時間が無くて遊びに行けなかったけど。」
西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「Spec-03 の大群ですと !! 」
ゆうすけ
  「あいつ、本格的に準備しているんですよ。だからあっけなく退散した。 その引き上げる
   姿を我々に見せたくて。 引き上げる理由は与えてあげたからね。」
黒マント男
  「なぜ最初からその軍を連れて中に入らない!」
ゆうすけ
  「我々をここに引き留めておきたいからさ。 こういちを使い敵である我々の主力をここに
   注目、そして戦力を集めさせる。その実 裏ではこっそり別の場所から中に進軍する。
   そういう意味では、ここも陽動としてだ。」
セルフィー
  「こういちを陽動にか。防ぐ、叩くだけではなく・・・。
   確かに、こいつら こういち だと目付きが変わるみてぇだし。
   だがどうやって中に入る、その大軍勢を引き連れて。 今は入れんのだろうが。」
ゆうすけ
  「ミカールの仲間が大竹林寺に居る。 だからそこを目指してヤツも移動出来る事になる。
   瞬間移動先の選択方法が住み分けの[北]と同じならばだけど。
   更に、あいつはテレキネシス(物体移動)も使える。それも空間を使って別の場所から出
   現させる事が・・・。
   あいつ、姉さんの[気]の察知能力を甘く見ていたので助かった。
   元々はクラウス用に準備していたんだが・・・。

   で、ちょいと戦力が足らないんで、西艶さんの他にセルフィー、あんたに手伝ってもらい
   たいのさ。 それでここまで明かしているってこと。」
セルフィー
  「オレに手伝えと !? 」
和恵姉さん
  「あら、戦力なら私一人でもいいでしょ?」
ゆうすけ
  「姉さんはブラック、こういちはスナーグと遊ぶでしょ。 ザウバーは短時間で片が付くと
   は思えない。つまり動けるのはゾルダとこの陽江(ようこう)って事になる。

   姉さんから聞いたボリュームだと、トントンにも届かないのさ、戦力がね。
   そこまでの数を用意してやがるのさ、ミカールは本気だ。」
セルフィー
  「何様だっ おまえ!」
ゆうすけ
  「乱世にならないように、止めたいだけさ。」


  ~
    ~

      V ズバっ☆ V

ゾルダ
  「よぉ、こっちは済んだぜ。」
                ガシっ
                   ドスっ

 ザウバーの重い一撃ずつをガッチリと腕に当て、また手で払うなど防戦のクラウス。

ザウバー
  「お~、ならあっち行ってやれや。」
ゾルダ
  「あいよ。」
            V ズバっ☆ V

クラウス総帥
  「けっ、二人でやりゃー楽な展開になったろうに。」
                           ドス ドス
ザウバー
  「楽しい時間をヤツに分けてやる程、オレは出来た人間じゃねぇのよ。
                                おりゃゃ
       ガシっ
                    ドス バシっ

クラウス総帥
  「変わってねぇな、昔のまんまだぜ。」
                ドスっ

ザウバー
  「見た目と違って、本質ってぇ~のは、そう簡単には変わらねーだろな。」
                           ガシっ
                   ズゴっ
                                 『ぐふっ』

クラウス総帥
  「ちっ、体がなまってやがる・・・」
ザウバー
  「上に立つと、ドンパチが中々ねぇだろうからな。」
                            ヒョイ  スタ彡

 そう言うと、距離を置いて立ち止まったザウバー。
 腰から平たいウイスキーの瓶を取り出し、グィっと口に流し込んだ。 そして、
                        ~~ひょ~い
                            ~
 とクラウスに投げた。                    ~
                                 ぱーパシ☆ チャポン
 それをキャッチして同様に口に流し込むクラウス。

ザウバー
  「埒が明かねぇ、一休みするか。」


  ~
    ~

セルフィー
  「手伝えと仲間みたいに扱うなっ! ふざけろっ オレは一人でやる!

  セルフィーは右手二本指を立て、指先で小さく輪を描くと、ふわっと身体が宙に浮き上がり、
  突然 猛スピードで空を駆けていった・・・・。

和恵姉さん
  「なんか少し前の Ryuichi みたい。 ゴンちゃんは照れ屋さんなのね。」
黒マント男
  「あんなやつと一緒にするなっ!」

ゆうすけ
  「こうなるよな・・・。さて、
   姉さん、西艶さん、我々は移動しましょう。 あとはあの二人に任せて。」
西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「承知した。」
和恵姉さん
  「私、こっちがいいな・・・」
ゆうすけ
  「陽江(ようこう)、頼む。」
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「はぃアル。」
                  V ズバっ☆ V


  ~
    ~

 その頃、ミカールは和恵が察知していた見えない Spec-03 の大群と共に居た。

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「ゆうすけめぇ、抜け出すに留まらずあそこまでをも読み切るとは・・・
   さすがと言わざるを得まい。

   だが、こいつらを念のため用意しておいたのは正解だった。
   ふっふっふ、勝機は我に有り!」

 『皆の者、これより進攻する。
  大竹林寺の連中を叩き潰し、元帥 チュウランを捕まえ 娘をかっさらうのだ!
  行くぞっ』

 そう叫び、徐々に姿が見えなくなっていった。





                              -つづく-


第4-499話 ゆうすけの知能 -05 へ
 (距離置けよ!)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月09日 16時44分00秒
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