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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2017年05月01日
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イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「なぜ、なぜ押され始めた・・・・」


  ~
    ~

黒マント男
 「姉貴が居なくなったか・・・。 さて、
                     よぉ団長、時が来たようだ。」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「何がだ。」

 二人を黙って見つめるこういち。

黒マント男
 「オレ様が貴様の元を離れる時が、だ。」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「ふっ、姉貴とこういちに刺激されたか?
   それを言うなら離れる・・・ではなく、『陳南家の Ryuichi に戻る』、、、だろうが。」
黒マント男
 「なにっ!」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「ゆうすけが言っておったろうが、わしは先を読めた話を耳にしている。
   本部での出来事、お前がしゃしゃり出てこういちと遣り合い、どさくさに紛れてあの娘達
   を逃がす事、初めて見えぬやつらと出くわした場所にこういちが現れ、お前が相手する事
   などをな。」

黒マント男
 「くっ・・・・、い、いつからだ!」

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「貴様を仲間に迎え入れる前からだ。
   ブルーが、
    『あやつは陳南家の Ryuichi、我ら供をする者の中では一番の強者、使えます。
     裏切る日は来ましょうが、しばらくは手元に。』
   とな。」
黒マント男
 「最初から・・・、くそ、オレ様も焼きが回ったか、素性を隠していたつもりが実は踊らされて
  いたとは・・・。
    ( スナーグをキリっと睨みつけて、 )

  そうだ、オレ様は 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 様だ!」

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「で・・・?」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「団長、いやスナーグ。 ここで貴様の首を頂くっ!」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「威勢がいいな。 度胸は褒めてやる。 だがやめておけ。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「怖気づいたか。 大したことないな、スナーグ。」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「そうではない、今ここで貴様と遣り合ってもこのわしに『得』が無いからな。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「得 だと・・・?」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「そうだ。
   今は未来を予知出来ていない中でのミカールの動きが気になる。貴様ではない。
   それに貴様と遣り合うのは、見えていた予知ではまだ先だったしな。」

こういち
  「予知の先、変わっちゃったみたいだよ?」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「なら、新しいのは、今なんだよっ! 」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「そこまで言うなら、遣ってやらんでもない。 期待を裏切るなよ。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「そうこなくちゃ! いくぜ! スナーグ!」

     おぉりゃゃゃゃゃゃゃっっ! 』
              スルスルスルζζζζζζ スルスルスルζζζ|||
         サッ★
                ササっ★ シュシュシュ
              スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ|||

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「くっ・・・」

          てゃゃゃゃゃゃゃっっ! 』
                 ζζζスルスルスルζζζ スルスルスルζζζ|||
         サッ★
                   ササっ★ シュシュシュ

                 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ|||

 激しく拳、蹴りをブチ込む Ryuichi、難なく交わすスナーグ。
 この様子をジッと見つめているこういち。

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「なんだと! こ、こいつ・・・・、当たらねぇ・・・。」
こういち
  「だってそこに 体 無いもん。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「ねぇー訳けねぇーだろ! こいつ打ち込んできやがるんだぜ。」
                  サッ★
            ササっ★ シュシュシュ

      スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ|||

こういち
  「そう、攻撃は来る。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「なら居るんだよっ!  おりゃゃっ 」
こういち
  「でも居無いもん。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「テメーは当てただろうが!」
こういち
  「腕はね。 でも頑丈だったよ。」

                 『ぐわっ』

 その時、 Ryuichi が吹き飛んだ!
                  ムカッ========= ズボっ>\ /

 丘の斜面に激突する Ryuichi。

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「な、なんだこの威力は・・・・。 まるでお前に殴られた時の衝撃だぜ・・・。」


  ~
    ~

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「なぜ、なぜ押され始めた・・・・
                   動きが緩慢・・・・

   !?  ( ミカールは空を見上げた。 )
   先ほどゆうすけの話にあった・・・ 人工的な降雨か・・・・。
   手持ちの駒を上手く使う、まったく見上げたヤツだ・・・。

   だが、残念ながらこの私の[力]が計算に入っておらん。ゆうすけよ、策は尽きた
   であろう。」

 ミカールはそうつぶやくと戦場に向き直り、天に両手を向けた。
 すると、降雨がピタっと止まった。
 更に片手はそのままで、もう一方の手をなにやらくにゃくにゃと奇妙に動かし始めた。
 すると、

           ガスン★
[近衛軍長]チーラン
  「げふっ」
                 ガツン★
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「きゃっ」

 軽快に戦っていたこの二人に異変が起きた。

[近衛軍長 補佐]スウラン
  「急になにアルか・・・」  ( 片手を地面に付いた姿勢で )
[近衛軍長]チーラン
  「誰にも蹴られておらん・・・   ( 既に立ち上がり、両手の剣を構えながら )

   これは、もしやこれは過日の・・・
                スウラン! 新手の見えぬ敵だっ! 」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「他にも見えないの 居るあるか・・・・」


  ~
    ~





                              -つづく-


第4-502話 ゆうすけの知能 -08 へ
 (ん・・・・、当たってんじゃねぇか?)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月09日 16時48分33秒
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