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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2017年10月16日
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エルニーニャ
  「こういち君とか言ったね。 きみは私に1人で対抗するつもりかな?」
こういち
  「あぁ、そのつもりだ。」

 戦況を見ているのはこの人も。

陳西家 西流伝承者西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「うぬぅぅ・・・」

 自分の得てが二人に有効であるため、出番を探すべく両方の戦況をせわしく観察して
 いた。

エルニーニャ
  「君たった一人を相手に、それでは私がつまらないのだよ。」
こういち
  「やってみなけりゃわからないさ。」
エルニーニャ
  「自信・・・ 過剰なんじゃないのか! 」  彡サッ

 会話中突然 急加速で近づき、
 こういちの溝打ちに拳をアッパーぎみに叩き込む『エル』っ!

 だが、左肘を上から落として受け、右拳を横から打ち抜いて『エル』の腕を弾いた
 こういち!
                 ガシっ★  ズゴ★

こういち
  「そうでもないさ。」

エルニーニャ
  「くっ、やるね・・・。」  ( 苦笑いを含ませ )

 続けて、左、右とパンチ、キックを織り交ぜた連打を放つ『エル』っ!

   バシ★  ズゴっ ゴスゴス★ バシっ

 それを悉く(ことごとく) 受け切るこういち、 が突如っ!

 至近距離でジェット機からの噴射のような、猛烈なジェット噴射の様なデスファイヤー
 を発射したっ!


ッボーーーーン

   ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>>




 だが、


ξξシュルリンξξ



 『エル』は左手を伸ばし手首を立て、体を横にして右手を後方に肘を曲げ上方にかざ
 したまま、

エルニーニャ
  「こ、こいつっ!! 」

 不意を食らわせ、優位に立つつもりだった『エル』、だが、
 そのこういちは、片膝で顔の前で両手をクロスさせ、手のひらを広げて『エル』を
 睨みつけていた。

こういち
  「防いじゃいけなかったか?」

エルニーニャ
  ( こいつ・・・、防ぐ姿勢でいるが、違う、、、 またもや は、弾きやがった・・・
    何なんだいったい・・・ )

陳西家 西流伝承者西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「くっ・・・」

 噴射した後方では、チュウランの前に立ち、こういちに弾かれたそのジェットの炎
 からチュウランを防いでいた西艶 凌紀(さいえん りょうき)の姿が。

 そして突如叫んだ。

エルニーニャ
  「『ラニ』っ、一端引き上げるぞ!」

 そしてジャンプした後、両手を真下に降ろし その手からジェット噴射を発射させて
 上空へと飛び去った。
                        シャっ彡 ダッシュズボーン!

 続いて、

ラニーニャ
  「あいよ、にいちゃん!」

 こちらも同じくジャンプした後、両手を下に降ろしてジェットのような水流を噴射
 させて上空へと『エル』の後を追う様に飛び去っていった。
                   シャっ彡 ダッシュズボーン!

和恵姉さん
  「あら、何?   いっちゃった・・・」
Ryuichi
  「くっ、つまらんやつらだ・・・」

 高めていた[気]を収めた和恵と Ryuichi。
 二人が立ち去る上空を見届けていたこの人は、

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「彼らが思っていた以上に お3人の戦闘力 があったため、出直した、そんな感
   じでしょうか。」

和恵姉さん
  「こういち、何かやらかしたの?」
こういち
  「別に。
   チュウラン、大丈夫だった? 弾いた火炎がそっちいっちゃって・・・」

[竹林総元帥]チュウラン
  「すまぬ、このお方のお蔭で助かった。」
西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「申し遅れました。 私は西艶 凌紀(さいえん りょうき)と申します。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「礼を申す。」
こういち
  「西の西の伝承者さんなの。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「すると陳西家の・・・、そうであったか。」

シュナイケル
  「よかったねぇ、いったん退けられたじゃん。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「貴様、何か働いたか?」
シュナイケル
  「飛んで来る火の粉を防ぐので精いっぱいだって・・・」
[竹林総元帥]チュウラン
  「ん !? そう言えばなぜここにおる。利江殿をお守りする役はどうした?」
シュナイケル
  「なぁ~んか、急に姿が見えなくなっちゃってさ。仕方なく、騒がしいここへ・・・」
[竹林総元帥]チュウラン
  「結局頼りにならんヤツってことだ。」
シュナイケル
  「そう言わないでよ、ミカールと一緒に探しに行かなかったんだから・・・。」

和恵姉さん
  「彼らは放っておきましょ。」

Ryuichi
  「おぃっ、剣ってなんのことだ? 探してたのは[光モノ]じゃないのか?」
和恵姉さん
  「そうね、その話は一端中に戻ってからにしましょうか。」
こういち
  「たぶんヘリだと思う。 近づいてくる。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「シュナイケル、皆を。」
シュナイケル
  「ヘイヘイ、仰せの通りに。」
                   VVV ズバっ☆ VVV


  ~
    ~

 神霊巫女の書、歴代が書き記した貴重な資料の1っ -歴代伝記- 
 揺れるろうそくの光の中、その書物の眠る書庫室にこもって黙々と目を通す2人。
 その入った入り口にはタロがうつ伏せ姿で二人を見つめていた。
 
[神霊巫女]利江
  「ろうそくの明かりだけでは目が疲れますね。」
[神霊巫女]マーシャ
  「そうね。 でもここでは有りがたい光源の一つなのよ。。。 書物室では、たいま
   つを使えないでしょ。」
[神霊巫女]利江
  「火の粉で火事になっては・・・。」
[神霊巫女]マーシャ
  「そ。 それに、慣れてくると集中できますから文字を読む環境には実は適してた
   りして。」
[神霊巫女]利江
  「でも、本を読むときは、部屋を明るくしてって・・・」
[神霊巫女]マーシャ
  「現代ではね。 たいまつでは目が乾燥するし丁度いいのよ。
   さ、集中して探しましょ。 山積みとは言え、出来事が無いところはサクサク飛
   ばせるから、きっと見つかるわ。」
[神霊巫女]利江
  「はい。」


  ~
    ~

 ここ[食の間]では、この三人が皿、丼ぶりを山の様に積み上げていた。

チョウ・ギョッキ
  「ザウバー様、食べ過ぎではないですか?」
ザウバー
  「やっと落ち着いて食せるからな。」
                  ( ごはんモグモグ パクパク )
ゾルダ
  「おぃ、次。」
                  ( ラーメンモグモグ パクパク )
テイ・チョンミン
  「はい、どうぞ。
   しかしこれだけ食べてもまだ わんこそば の様に・・・」
ザウバー
  「おぃっ、次。」
                  ( ハンバーガーモグモグ パクパク )
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「次、頼むアル。」
                  ( 食パンモグモグ パクパク )
チョウ・ギョッキ
  「なんて人達だ・・・」
テイ・チョンミン
  「ほんとだよ・・・」

 あきれる二人・・・。
 見上げる程の山積みのお皿、なのにそれが横にズラーーーーっと。

 『次~。』
      『はぃはぃ・・・』

 食堂は食堂で、作り手、運び手の戦いもあるようで。。。

 そこへ、

            VVV ズバっ☆ VVV

シュナイケル
  「ここでいいんだろ。」
テイ・チョンミン
  「うわぁぁ!」






                              -つづく-


第4-527話 地球終焉への序曲 -01
 (オレも次だっ)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月10日 11時39分24秒
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