カテゴリ:第四章 4-481 ~ 560 話
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ザウバー 「慣れりゃよ、色々と応用が出来るから楽しいぜ。」 テイ・チョンミン 「いいなぁ。あたい達は細胞の組成耐力が無いからって Spec-03 にすら慣れなか ったのに。」 チョウ・ギョッキ 「でも、そしたら、お顔が・・・さ なのに・・・」 ( 自分の顔を指で目の下から撫でるしぐさ ) そう、この施術を受けると、ブルーガーのDNAがために みな頬に赤と黒の縦じま模様 が入ってしまうのだが、リツコの顔にはそれが見られなかった。 リツコ 「あぁ、これ? 施術の順番のお蔭で薄く出てる程度なの。あとはお化粧で誤魔化 しているだけよ。」 ゆうすけ 「リツコさん、そろそろ。。。」 リツコ 「そうね、戻るわ。 みなさん、また後ほど。。。」 V ズバっ☆ V シュナイケル 「なんだよなんだよ、瞬間移動が随分と安売り状態じゃんよ・・・」 ゆうすけ 「しょげるな、重大な局面に接っし大助かりさ。 おかげ様だよ。」 シュナイケル 「なんか複雑な心境だなぁ・・・」 ゆうすけ 「さて食事中に悪いが、ちょっとだけ耳を傾けてくれないか。 このメンバーが一堂に会すのはまず無い。結束している団体でもチームでもな い顔ぶれ。 だからこの機におれから一方的に現状とこれからの方向性の話を 独り言でつぶやく。 これからの行動の参考にしてほしいんだ。 指示や命令じゃない。 太陽系を、そして我らの惑星(ほし)、この地球を守るために。」 ~ ~ ~ ラニーニャ 「にいちゃん、なぜあの場から離脱した!」 エルニーニャ 「やつら、黄龍道を倒したと言っていたな。」 ラニーニャ 「あぁ、言ってたよ。」 エルニーニャ 「『ラニ』は気が付かなかったか?」 ラニーニャ 「何も。 とっとと とっちめて[剣]探しに行きたかった。」 この二人、まだ大竹林寺からはそう遠くないところの山中に着地していた。 エルニーニャ 「あいつら、我々にはまだ[力]は到底及ばないだろうが、 中でも2人・・・、防ぎ方が・・・」 ラニーニャ 「[力]が及ぶはずがない! たかが風持ちだ! 防ぎ方・・・?」 エルニーニャ 「あぁ、お前のピンビーム、貫通せずに弾かれただろ。」 ラニーニャ 「そう言えば・・・。」 エルニーニャ 「その後、私のもだ。 西のは[力]は想像を超えていたが、防ぎ方はあんなもん だ。 だがピンを弾くあの姿・・・、南には無理だ。」 ラニーニャ 「確かに・・・。 デス食らっても平然としてたし・・・。」 エルニーニャ 「どちらも初めての経験だ。 だからとっさの判断で離脱した。 逃げたわけでは ない。 冷静に事を見つめる時間が欲しかったのだ。」 ラニーニャ 「にいちゃんはいつも冷静に見れてる。 切れなきゃだけど・・・。」 エルニーニャ 「何故だ、何故南に弾ける・・・。」 ラニーニャ 「もしかして、それで黄龍道が倒せた?」 エルニーニャ 「違う、弾けるからと言ってそれは防ぐ手立ての事。 倒すのは黄龍道の防御のそ の上を行く[力]があったからだ。 少し考えを改めねばならん。」 ピシューーーーーー========> 『ラニ』切り株に腰かけたまま、指先から前方の木に向かってピンビームを発射し、 少しずつずらしながら斜めに一筋、大木1本を切断してしまった。 ラニーニャ 「でもさ、先に[剣]を手にすれば問題ない。」 キリキリ キリキリギギギ・・・ メリメリ ドスンっ彡彡 エルニーニャ 「あぁ、そうだな。 [剣]と言えばミカール、これだけの年数掛けてまだ見つか らぬか。」 エルも語りながらピンビームで倒れた大木をいくつかに切断している。 ピシューーーーーー========> ぼっ 切り口から炎が沸き起こってきた。 ラニーニャ 「どこに置いたんだっけ・・・。」 ピシューーーーーー========> その切り口を指先からのピンビームで種火の部分と大木本体とを切り離した『ラニ』。 ビームは地面まで深く切り込まれていた。 エルニーニャ 「思い出せん・・・。 その当時と全く景色も様子も違うからな。」 ラニーニャ 「だよね・・・。 どえらく昔だ。でも、ここらはあまり変わってない気がする。」 エルニーニャ 「だが、大陸も移動している。 あの時、置き忘れの前はここからだったな。」 すっと立ち上がる『エル』。 ラニーニャ 「記憶、たどる?」 同様に立ち上がる『ラニ』。 エルニーニャ 「ミカールに任せてもあてにならん、そうするか。」 シャっ彡 ズボーン! シャっ彡 ズボーン! ジャンプした後、両手を真下に降ろし その手からジェット噴射を発射させて上空へと 飛び上がった『エル』。 同様にそれを追うように続く『ラニ』であった。 ~ ~ ~ ゆうすけ 「と、概略はこんな感じ。」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「するとここ、まだ守る必要あるね・・・」 ゆうすけ 「残念だがそうなる。 さてっと、シュナイケル、悪いが利江ちゃんをここに連れ てきて欲しいのだが。」 シュナイケル 「いいんだけど、見失ったままでねぇ・・・。」 ゆうすけ 「この中に居るさ。近衛兵にでも聞けば分かるんじゃない?」 シュナイケル 「あったまいいー♪」 赤いマフラーをなびかせ、さっそうと出ていくシュナイケル。 それを見届けたゆうすけ。 ゆうすけ 「・・・ では続きを進める。」 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「ん?」 [近衛軍長]チーラン「 !? シュナイケルを外した?」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「すると・・・」 ゆうすけ 「あぁ、やつはどうも別の思惑がありそうだ。 外れてもらったよ。」 [竹林総元帥]チュウラン 「なるほどな。」 ゆうすけ 「外した理由もこれから説明する。 続けるよ、・・・・」 ~ ~ ~ シュナイケル 「まったく、なんで[神霊巫女]の元には移動できないのかね・・・、出来りゃ楽な のに・・・。 あー、ちみちみ、そこのちみ。」 角に立っていた近衛兵が、ポカンと『私?』と自分を指差して首を前に伸ばした。 シュナイケル 「そう、ちみだよ。[神霊巫女]を見なかったかい?」 すると、首と片手を激しく横に振り、知りませんを表現した。 シュナイケル 「あらら、残念・・・ 邪魔したね。」 ふらふらとした足取りでキョロキョロとしながらしばらく通路を進む。 シュナイケル 「ん~、隠れそうな場所ね・・・ いっちゃってみるか。」 VVV ズバっ☆ VVV 石碑の置いてある部屋、 VVV ズバっ☆ VVV 到着後、辺りをよーく見渡す。 一つ一つ石碑の後ろ側などを確かめるも、 シュナイケル 「違うか・・・」 VVV ズバっ☆ VVV 神霊巫女の部屋、 VVV ズバっ☆ VVV 室内を見たが、 シュナイケル 「ここも違うか・・・」 -つづく- (全然ちげーだろうが!) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年07月05日 15時24分01秒
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