カテゴリ:第四章 4-481 ~ 560 話
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シュナイケル 「ここも違うか・・・」 少し考えて、 VVV ズバっ☆ VVV 総元帥の間、 VVV ズバっ☆ VVV シュナイケル 「ここにも居ない・・・か。 ん、」 入り口に近衛兵をみつけ、 シュナイケル 「あー、ちみちみ、そこのちみ。」 立っていた近衛兵が、またもや『私?』と自分を指差した。 シュナイケル 「そう、ちみだよ、ちみ。 ねぇね、ちっこい方の[神霊巫女]を見なかった?」 すると、 近衛兵 「[神霊巫女]利江様ならば、今[神霊巫女]の書物室におられます。」 シュナイケル 「おっ、そうかいそうかい、助かったよ あーりがっとねん~♪」 VVV ズバっ☆ VVV [神霊巫女]の書の間では、 [神霊巫女]利江 「 !! マーシャさん、こ、これ・・・ これって・・・」 [神霊巫女]マーシャ 「何々~?」 覗き込もうとしたときに、タロが急に立ち上がった。 VVV ズバっ☆ VVV 入り口に寄りかかり、赤いマントをゆらしながら、 シュナイケル 「ハロー♪ レディーのみなさん。。。」 [神霊巫女]マーシャ 「シュナイケル !! なんです突然! ノックもなく無礼である!」 シュナイケル 「まぁまぁ、急いでてね。 姫君を、えっと なんとか君 が呼んでるぜ。」 [神霊巫女]マーシャ 「それではわからぬ。」 [神霊巫女]利江 「ゆうすけ君ね。」 シュナイケル 「あー、なんかそんな名前だったような気がする・・・かな? たしか・・・。」 [神霊巫女]マーシャ 「まったく・・・人の名前も覚えられんとは・・・。 利江殿、行ってらっしゃい。」 [神霊巫女]利江 「わかりました。 ちょっと行ってきます。」 書物を見開いたままにし、立ち上がった。 そして一時、身なりを整えてから、 [神霊巫女]利江 「ではいきましょう。」 ~ ~ ~ ゾルダ 「まったくよ、硬てーったらねーな、おまえ。」 こういち 「日々修行さ。」 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「それ、ゾルダは苦手アルね。」 ザウバー 「あぁ、やらねーな。」 ゾルダ 「兄貴もだろうに!」 ザウバー 「オレを巻き添えにするな!」 ゾルダ 「だって本当だろうが。」 和恵姉さん 「そういう二人を50歩100歩って言うのよ。」 チョウ・ギョッキ 「な、なんかムカデ競争みたいな事?」 ぽかっ★☆ テイ・チョンミン 「全然ちげーだろうが!」 『あはははは』 食堂に笑いがあふれた頃に、 シュナイケル 「連れてきたぜ。」 ゆうすけ 「ありがとう。」 [神霊巫女]利江 「お待たせしました。 あら、、、珍しいメンバーがお揃いなんですね。」 Ryuichi 「オレに言ってるのか?」 和恵姉さん 「誰がじゃないわ、この顔ぶれがって事よ。」 Ryuichi 「ふんっ」 ゆうすけ 「さて、利江ちゃん到着でみんなに聞いて欲しい事柄を伝える。 ここまでは、クラウス率いる闇の組織、それを追いかけるようにやってきたミ カールの軍が利江ちゃんを探しだす動きだった。 総帥クラウスには利江ちゃんを探し出しても何も知らない事を伝えて、結果引 き上げた。 ミカールの軍、何故か全員を敵にし、ここへも何かの目的で進攻してきた。 が、それもみんなのお蔭で進攻を止めて一端引き上げさせた。 それがここまでの展開。 ここからは動きが全く異なる。 先ほど、探し物の持ち主がこの地に到着した。 こいつらが太陽系を殲滅しよ うとしている輩だ。 ここからは、こいつらを倒す事が目的となる。 まず、そいつらの探し物、それは [[ 悪鬼破壊の剣 ]] と呼ばれる[剣]だ。 これをやつらが手にすると[力]が増大し、惑星を単純な破壊から、より粉々 にする程の力を得ることになるらしい。 最低限の絶対条件、それがこの[剣] をやつらの手に渡してはいけないって事。 幸い、やつらはそれが見つかっていない。 やつらはしばらく[剣]探しに集中するだろう。今は放っておいてもいい。」 Ryuichi 「なぜだ ? 」 ゆうすけ 「まずは見つけるためにここに来たからさ。手にしない事には何も始まらないよ。 次にミカール、 彼はヤツらからの命令で、この地に[剣]探しに派遣されていた者みたいだ。 先程ミカ-ルは、『まだ見つかっていない』と言っていた。 これからも更に探し続けるだろう。」 Ryuichi 「 ・・・・ 」 ザウバー 「 ・・・・ 」 陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「 ・・・・ 」 ゆうすけ 「だがヤツら、かなりの潜在能力を秘めている。我々単体での攻撃では、勝利に 導く事は厳しいみたい。」 さらにゆうすけの話が続く・・・。 ~ ~ ~ イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「セルフィーよ、よくぞこちら側に参ったな。」 セルフィー 「てめー、呼び捨てにしてんじゃねー。 あいつら、[剣]を無くしたらしいな。」 この二人、一端自らのアジト、そう、ゆうすけが軟禁されていた地下室に移動してい た。 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「貴様など先程の中では一番格下だ。口の利き方をわきまえるんだな。 そういえば、派手に美術館に侵入していたのはお前だったな。」 セルフィー 「ふん、オレは元々珍しい剣を見て回るのが好きでな。普通に見て回ってもつまら ん。あの程度で派手とは、貴様の感覚は相当な地味ってことだ。 人生つまらんだろうに。」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「人には個性とそれぞれに感性がある。 貴様の物差しが全てではない。」 ミカールはゆっくりと歩きながら語っていた。 セルフィーの背後に来た時に手の平 を、貫通した傷口の上でかざした。 するとふわっと傷口が閉じていく。 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「傷は治療した。」 セルフィー 「う、やるなテメー。 ( 傷口に目をやり ) ・・・・ 悪いな。 でぇ? 貴様、何百年も探してて、未だに見つからないらしいな。」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「数百年ではない、確かマヤ歴が始まったのが紀元前3100年余り、その開始時に 既にわしはおったのだ。およそ5000と数百年前だ。」 セルフィー 「なんだと !! 」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「貴様らの数十年なんぞ、一瞬の瞬き(まばたき)にすぎん。」 セルフィー 「てめー・・・、人間じゃねーな!」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「それはわからん。 ただ老化する速度が異なるだけかもしれん。 地球の生物 が早過ぎるのかもしれんがな。 海を泳ぐサメの中には、貴様らの常識を遥か に超えて生きている種もおる。 400~500年という歳月を生きている種もな。 それでもまだまだだ。」 セルフィー 「5千数百年かよ・・・、なんてやつらだ・・・。」 -つづく- (おれ達もだ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月10日 11時45分11秒
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