カテゴリ:第四章 4-481 ~ 560 話
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ズホーーン ざざっ ズホーーン ズホーーン [近衛軍長 補佐]スウラン 「く、空撃砲っ !! 」 [近衛軍長]チーラン 「な、なんて実践的な練習を・・・」 ズホーーン ズホーーン [近衛軍長 補佐]スウラン 「(*o*) ・・・・ 」 驚いて、口を開けたまま ぽか~ん のスウラン。 ~ 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「続いて水軍の方。 こちらは少々難しいかと。 我らの遊水術は、基本水辺など、水が近くに存在していないと術が使えません。」 『うんうん』 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「ですが、水は大気にも、そして空の雲にも存在しています。 微量ずつを集めなくてはなりませんが、それでもクナイ等の手裏剣くらいであ ればみなさんでも出現させることが出来るはずです。」 急に左腕を水平打ちのように胸元から外へ伸ばした西艶 凌紀、[水の槍]が数本 現れ、それを遥か遠い所に発射させた! ∠=== シュっ ∠=== シュっ ∠=== シュっ 『おぉぉ』 だがその向かった先が・・・・ こういち 「タロ!」 パキン パキン パキパキパキ //サク サク//サク [近衛軍長 補佐]スウラン 「うっ !? 」 なんとここの練習会場にまっしぐら! が、タロが瞬時に凍らせ、こういちがそれを叩き割り粉々にした。 それを知らない西艶 凌紀(さいえん りょうき)だった。 [近衛軍長]チーラン ( 西艶殿からの流れ弾・・・ 動じず 普通の出来事と・・・ ) こういち 「いいぞ、タロ♪ ねぇチーラン、スウラン、二人でタロと追いかけっこしてみない?」 [近衛軍長]チーラン 「チーラン・・・か?」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「スウラン・・・もあるか?」 こういち 「そう、複数に追いかけられる練習になる。」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「う、うん・・・。」 こういち 「返事が重いなぁ・・・追い付けないかもって?」 [近衛軍長]チーラン 「・・・ま、まぁ・・・な (^^;」 こういち 「いいよ、[気]を上げてやっても。」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「うっし。」 [近衛軍長]チーラン 「だがそれだと・・・」 こういち 「今度はアドバンテージ持ち過ぎって心配?」 [近衛軍長]チーラン 「まぁ。。。」 こういち 「いいよ、やってごらん♪」 [近衛軍長]チーラン 「よし。 いくぞ。」 ( 二人が同時に笑顔でうなずいた。 そして ) 『 はぁぁぁぁぁぁぁっ! 』 『 はぁぁぁぁぁぁぁっ! 』 二人が胸を張り、握りこぶしの両腕を斜め下にして気合を込める! すると天高い雲間から、明るい光のスポットが二人それぞれに降り注ぎ始めた! 『 はぁぁぁぁぁぁぁっ! 』 『 はぁぁぁぁぁぁぁっ! 』 しばらくすると、それぞれに降り注いでいたスポットライトの様な光が、2人に吸 い込まれながら止んだ。 そこには、薄っすらとピンク色のオーラを体の表面に帯びた、二人の姿が。 こういち 「よし、タロ、逃げろ。」 タロ 「Gau!」 ざざっ [近衛軍長 補佐]スウラン 「タロちゃん、いっくぞぉ~~♪」 シャっ ヒョイっ サササ 最初は余裕をかましていたチーランとスウラン。 だが、、、、 [近衛軍長]チーラン 「な、何故この力でも・・・」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「うっそぉ~~~ (*o*||| 」 [近衛軍長]チーラン 「それも二人で追いかけているのに・・・ くっ」 シュッ ざざ ササ ザッ シュッ トン シュッ ササ トン ざざ トン ザッ そう、二人掛かりでも、タロの瞬時の判断での方向転換に手を焼いていた。 さらに、 [近衛軍長 補佐]スウラン 「きゃっ」 [近衛軍長]チーラン 「ぎゃっ」 ドン★☆ 『痛ったぁーい』 ( タロの方向転換に、お互いが行く手に居たためにぶつかった ) こういち 「はい、タロ おっけ。 残念、もう少しだったね。」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「・・・ 少しどころではないかも ・・・」 こういち 「今度は逆~。 二人がタロから逃げる番ね。」 [近衛軍長]チーラン 「え゛ぇーー!」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「やばぁーー」 こういち 「がんばってね。 タロ、チーランとスウランを追いかけるんだよ。 はぃっ 」 [近衛軍長]チーラン 「ぎゃぁぁぁぁぁーーー」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「タロちゃん、くるなぁぁぁーーー」 獲物を追う、まさに本能のままに、タロが生き生きと両手両足からの猛烈な加速! 加えて木々を使い蹴りながらのジクザグで動きを読ませない追従からの、 ザッ シュッ トン シュッ ササ トン ざざ トン ザッ 懸命に逃げるチーランとスウランであったが、後方からタロに余裕でロック・オン され、 かぷっ彡 彡とんっ [近衛軍長 補佐]スウラン 「やっ」 [近衛軍長]チーラン 「うへっ」 こういち 「はいチーランとスウランの負け~~♪」 スウランには軽く服を咥えたタロ。チーランには前足で軽く背中を叩いた。 [近衛軍長 補佐]スウラン 「うっそぉ~~」 [近衛軍長]チーラン 「やられた・・・。 [気] 上げてるのに・・・。」 -つづく- (その通り) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月10日 11時49分51秒
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