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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2017年11月13日
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クラウス総帥
  「だが、こういちを倒した者が敵になる、とも限らん。 まぁこういちを倒す者
   が現れるかだがな。まずは兵力を増強しろ。立て直しはそこからだ。」
青マント男
  「かしこまりました。」


  ~
    ~
ゆうすけ
  「やはり他のパーツが存在してたんだ!」
[竹林総元帥]チュウラン
  「ゆうすけの推理が現実に!」
[神霊巫女]マーシャ
  「はい、 ですが・・・、残念ながら場所の特定には至っておりません。
   引き続き利江殿が読み解いております。」
ゆうすけ
  「そのモノとは・・・?」

[神霊巫女]マーシャ
  「記載では[増幅装置]とありました。」

ゆうすけ
  「パワーユニットか!」
[神霊巫女]マーシャ
  「当時の総元帥様が、『念のため、取り外し隠す』とありました。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「賢い。念には念をとは。 よほど使わせたくないと考えたか。」
ゆうすけ
  「ある意味有り難い対処だ。
   ひらめき なるほど、[剣]の在り処が分かり、目にしたミカールは、そのパワーユ
   ニットが無い事に気づいた。 外したのは[剣]の実力を知る者、ここの関係者
   って事。 それでそいつがここに隠してあると踏んだ。
   本気で攻めて来る訳だ。

   マーシャさん、その時代付近には他のヒントはまだ見つかってないんですよね?」

[神霊巫女]マーシャ
  「えぇ。全く触れた話も載っていません。」
ゆうすけ
  「たぶん、他の時代や世代では記載しようが無い。引き継がれていない内容だから。
   一発で見つからない様にわざと記載していないんだと思う。おれでも同じことを
   するさ。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「すると・・・」
ゆうすけ
  「ヒントを残して無いのではなく、、、、分散してあるんだよ、記載場所を。
   チュウラン、石碑の所に行ってくる!」

 待機させていた空軍兵に跨り、さっそうと飛び去っていくゆうすけ。

[竹林総元帥]チュウラン
  「おぃ、ゆ、ゆうすけ!」
[神霊巫女]マーシャ
  「頼もしいではありませんか。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「ま、まぁそうだが・・・。 展開に付いていけなくなる・・・。
   先ほどまで攻められており必死の防御。そして今はモノ探し。
   我独りでは思いもよらぬ事・・・。」
[神霊巫女]マーシャ
  「総元帥様の回りには、心強いお仲間が揃っておいでですから。これもご人徳が成
   せる事。
   さ、私はもう少し利江ちゃんと一緒に読み探してみます。
   ゆうすけ君の考えに反して見つけられるといいのですが (^^ 」


  ~
    ~

セルフィー
  「重要なモノだと?」
イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「そうだ、それが無ければ[剣]はただの剣にしか過ぎぬ。」
セルフィー
  「だが、それがもっと重要と言いつつも肝心の[剣]を探さんでどうすんだテメー。」
イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「案ずるな、重要なモノを手にしない限り[剣]を手にしても無意味だ。
   すなわち、我々だけが重要なモノを誰よりも先に探し出せばよいのじゃ。[剣]
   はその後でも間に合う。 たとえ他の誰かが手にしてもだ。」
セルフィー
  「その重要なモノって、一体なんなんだ?」
イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「パワーユニットだ。」
セルフィー
  「パワーユニット?」
イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「こいつが無ければ[剣]の力が発揮されん。 今の[剣]は車で言えばタイヤ
   の無い姿、もしくはエンジンの無い状態と同じ。 貴様で言えば、風を扱えぬ
   陳東家 東流 伝承者って事だ。」
セルフィー
  「なるほど。分かりやすい説明だ。

   で、これからどうすんだ?」

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「大竹林寺に再び進攻する。 あそこにあるに違いない。」
セルフィー
  「すげーのがゾロゾロいんぞ。」
イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「ふっ、いつまでもあのメンバーがあそこに居ると思うか?
   既にバラけ始めておるようだ。

   ふっふっふ
   誰よりも先に手にしてくれる・・・。 総元帥をとっ捕まえて吐かせてやるわ。」


  ~
    ~

 チーラン、スウランに連れられて、タロが利江の所に到着した。

タロ
  「CUuu。。。」

[神霊巫女]利江
  「あっ、タロちゃん♪ おかえり。。。」
    ( 読書する姿から顔を向けて笑顔で話した )
[近衛軍長]チーラン
  「くそ、タロに負けた・・・。」
[神霊巫女]利江
  「負けたって・・・?」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「タロと鬼ごっこをしたある。 追いかける 捕まらず、逃げるも捕まった・・・。」
[神霊巫女]利江
  「へぇ~、タロちゃん凄い♪」
タロ
  「CUuu。。。」
    ( 返事をした後、手足を縮めてお腹を床に付け、前足を前に伸ばす )

[近衛軍長]チーラン
  「良い動きだ。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「かなりな差があった、大したものある。 スウランもちょっと悔しい・・・。
   はぁ・・・、
         で、利江の方 どうだ?」

[神霊巫女]利江
  「ん~、まだ進展無しね・・・。 何かのモノが外されて、それを隠したと。ここ
   までは見つけたんだけど、たぶんその場所、書いてないのかも・・・・。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「おー、それだけでも進展あるよ。」

 そこへマーシャも戻ってきた。

[神霊巫女]マーシャ
  「ゆうすけ君は、ひも解かれ辛いように、記載場所を分散してあるのかもって言っ
   てたわ。」
[近衛軍長]チーラン
  「なるほど。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「まるで宝探しある・・・。」
[神霊巫女]利江
  「別の場所かぁ・・・。」  ( ちょっと力が抜けてヘタンと床にしゃがみこんだ )
[神霊巫女]マーシャ
  「総元帥様には、ゆうすけ君の考えがハズレでしたって報告できるように更に探
   します、と伝えてきたからね。」
[神霊巫女]利江
  「そうですね、こちらはこちらで確実に無いなら無いの結論を持っていかなくちゃ。」

 再びイスに座り、読書を開始した利江であった。


  ~
    ~

 石碑のある地下室で、石碑を食い入る様に読み直すゆうすけ。
 1っ見ては次、そしてまた次と。

空軍兵
  「ゆうすけ殿、何度見ても他に記載なんて見つかりませんね・・・。」
ゆうすけ
  「無いなぁ・・・。 だが、ヒントを残すとしたらこいつ以外に無いと思うんだ・・・。」

 ペタンとお尻を床につけ、一休みするゆうすけ。

ゆうすけ
  「モノがどこか、それがわからない事には・・・。 このだだっ広い大竹林寺内の敷地
   をただあてずっぽうに探すのは労力の無駄だ。
   ここには無いかもしれないんだし。

   書物以外に書き記すならここなんだがなぁ・・・」

 時計

 座った場所からぼぉっと石碑を見つめるゆうすけ。







                              -つづく-


第4-535話 地球終焉への序曲 -09 へ
 (いぇいぇ、ガンバロウーって。。。 ェィェィォー!!)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年11月11日 15時43分27秒
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