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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2017年11月16日
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ゆうすけ
  「モノがどこか、それがわからない事には・・・。 このだだっ広い大竹林寺内の敷地
   をただあてずっぽうに探すのは労力の無駄だ。
   ここには無いかもしれないんだし。

   書物以外に書き記すならここなんだがなぁ・・・」

 時計

 座った場所からぼぉっと石碑を見つめるゆうすけ。

ゆうすけ
   ( 他に記載する場所・・・、おれならここだ・・・。
            だが、あからさまにまんま掘り込むのは気が引ける・・・。

    !! おれなら、もうひと手間掛けて読み取れるようにする! )

  「頼みがある。 バケツに水を大量に、あとハケかブラシみたいのがあったらそれ
   も持ってきてもらえるかな?
   背のデカい力軍、水軍兵と火軍兵も一人ずつ付けて。」

空軍兵
  「かしこまりました。」

               バサ、バサ彡

ゆうすけ
  ( 単純には濡れると色が変わる仕組みを。または掘った文字のくぼみに詰め物を
    して隠すが単純でいい。 あとは
    ● 薬液を使って色を浮きだたせる方法もある、が、それだと石には薬液は浸透
     しないだろうし、長い年月で表面の液が剥離、劣化してしまうな・・・。
    ● 光を当てて反射させて表示させる。 ここには光が入らない、たいまつだけ。
     一定の光の角度で指し示す・・・でもなさそうだ。
    ● 石碑の中にモノを埋め込む。
     蓋の部分を同じ材質にすればいいんだ。これもチェックしよう。

    他にはなんだろ・・・。
    ● 水分の浸透性の異なる材質で文字のくぼみに詰め込む。 濡らせば・・・か。
    ● 熱を当てて変色させる、あぶり出し。 長い年数持つのかな・・・。火軍の協
     力をだ。 だが、中身は耐熱素材なんだろうか? )

 時計


  ~
    ~

 空中で止まって話す二人、

エルニーニャ
  「この後、どっちに向かったんだか。」
ラニーニャ
  「目標物無かったからね・・・。 あっ、あの時!」
エルニーニャ
  「ん  」
ラニーニャ
  「あの時にさ、空から氷の塊がいくつも落ちてきてたんじゃない?
   それこの星でのことだよ。」
エルニーニャ
  「それがここでだったか?」
ラニーニャ
  「うん、たぶんそう。」
エルニーニャ
  「あったな、そんな事が。
   だとすると、その時は・・・ 大竹林寺から飛び立ち、確か・・・」

ラニーニャ
  「えっと、確か太陽より横の、あっちに向かったんだよ。」
エルニーニャ
  「その時の時間は?」
ラニーニャ
  「ん~と・・・」
エルニーニャ
  「よく思い出したな、いいヒントだ。あぁ、そんな事があった、ここでだ。
   なら、その時の時間が分かればおおよその方向が分かるぞ。」
ラニーニャ
  「うん。 昼飯? 朝飯? 食べた後?」
エルニーニャ
  「昼だ、昼飯の後だ。 今は?」
ラニーニャ
  「もうすぐ夕方・・・」
エルニーニャ
  「そっか、では一度大竹林寺付近に戻り、明日出直そう。」
ラニーニャ
  「うん、それがいいね。」

       シャっ彡 ズボーン!
              シャっ彡 ズボーン!


  ~
    ~

 総元帥の間に姿を見せたチーランとスウラン、

和恵姉さん
  「おっ、戻ってきたな。 なによ、しょんぼりとして・・・」

  ドヨ~~~ン

[近衛軍長]チーラン
  「 ・・・・ タロに・・・・ 負けた・・・・。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「スウランも悔しい・・・。」

和恵姉さん
  「あらあら、そんなにしょげちゃって。。。 利江ちゃんの護衛を任せるんだから、
   その位の実力は持っててもらわなきゃ。」
[近衛軍長]チーラン
  「まぁそうなんだけど・・・。」

[竹林総元帥]チュウラン
  「次は我ら 鍛えてもらう。 下向いている場合ではないぞ。」
[近衛軍長]チーラン
  「そだ、次は我らだ。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「うっし! 姉妹3人一緒にって久しいある。。。 相手 カズエ殿だし♪」

和恵姉さん
  「そ、その意気! ビシビシといくわよぉ~~~!」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「ヒィーー、こ、怖いある・・・。」
[近衛軍長]チーラン
  「なんかヤバそう・・・。」

和恵姉さん
  「何か言った?」

 『いぇいぇ、ガンバロウーって。。。 ェィェィォー!! 』  ( 冷や汗モノの二人であった )


  ~
    ~

 ここは中華皇国にある山間部奥、魔物の部隊である月光軍の進攻を受け、また青龍
 による洪水、黄龍道との激戦以来、平穏な日々が経過していた大少林寺がある。

 その第一門の前。

 いつものように門番が二人、キリっとした顔つきで棒を片手に扉の両側に立っていた。

 そこへ、

こういち
  「よっ♪」

 片手をあげて門番に声をかけるこういちがいた。

チュンホー
  「あっ、こういち殿~ (^o^)/♪ 」
こういち
  「チュンホーか、久しぶり。 門番を任せられるようになったんだね。」
チュンホー
  「ご無沙汰しております。 はい、お蔭様です。」
こういち
  「しっかりとがんばってね~☆」
チュンホー
  「ありがとうございます。」
こういち
  「じっちゃんの所いくんだ、入るよ。」
チュンホー
  「はい、どうぞ。。。」  ( 蹲踞の姿勢から一礼して通すチュンホー )

 通過して、階段を上がり始めるこういち。

もう一人の門番
  「あ、あのぉ・・・、じっちゃんって・・・」
チュンホー
  「館長様の事だよ。 あのお方を知らないのか? 陳南家 南流伝承者 様だ
   ぞ。」
もう一人の門番
  「えぇーーーーっ !! 」
チュンホー
  「なんだよ、稽古もつけてもらってないのか?」
もう一人の門番
  「私、直接は一度も・・・。 なんか拝見したことのあるような・・・でした・・・。」
チュンホー
  「お前、そうとうな進級速度だったんだな。 知らないで門番してられないぞ。」
もう一人の門番
  「は、はい・・・。」

 館長室の前に立ち止まり扉を開けたこういち、

こういち
  「あれ? 居ないや・・・。」

 中を見渡した後、廊下に戻った。

こういち
  「仕方ない、先に師範を探そう・・・。 ( 目をつぶり気を探る ) めぇ~っけ♪」


  ~
    ~

 部屋を出ようとしていたチュウランに、
空軍兵
  「総元帥様、ご報告が。」







                              -つづく-


第4-536話 地球終焉への序曲 -10 へ
 (な、なる程・・・)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2022年07月12日 15時31分26秒
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