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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2017年11月20日
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  ~
    ~

 部屋を出ようとしていたチュウランに、
空軍兵
  「総元帥様、ご報告が。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「なんだ、申せ。」
空軍兵
  「はっ、ミカールアジトを見張る月光軍より、ミカールがもう1人連れてアジトに
   戻ったとの知らせが。」
[近衛軍長]チーラン
  「ふん、戻ったか。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「やっぱ探さないあるね・・・。」

[竹林総元帥]チュウラン
  「うむ、分かった。引き続き偵察を続けさせよ。」
空軍兵
  「はは。」

和恵姉さん
  「ゆうすけの言う通りね。
   次は体制を立て直して、またここに来るわよ。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「今度は完全に殲滅させなきゃ!」
[近衛軍長]チーラン
  「だがあの生き物、簡単には倒せん・・・。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「どのくらい時間があるかだが、数日では能力は大して上がらん・・・。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「でもここ戻ってから、チュウランもチーランも能力 引き上げられてる。スウラ
   ンも。」
[近衛軍長]チーラン
  「我らに働く何かの[力]が存在してるのか?」
和恵姉さん
  「事実、そうなっているものね。」

[近衛軍長 補佐]スウラン
  「あの時・・・、親父殿が覚醒したあの時、チュウラン 何かやってた!」
[竹林総元帥]チュウラン
  「あれは、[力]を封印していた鎧から解放する術だ。 だが、我らはまだ鎧を
   まとっておらぬ。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「ダメかぁ・・・。」
和恵姉さん
  「とは言え、チュウランは一番年上だから、[力]、黄龍道が身に着けていた[力]
   に一番近づく速度が増してきているわ。」
[近衛軍長]チーラン
  「なぁ、チーラン スウラン、[気]を上げて戦っている。 チュウランどうだ?」
[竹林総元帥]チュウラン
  「あー、やっておらぬ・・・。 今まで必要が無かった故、試した事もない。」
和恵姉さん
  「じゃ、相手するからやってみましょう。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「うん、早く行くある~♪」

 和恵の手を引いて部屋を出ていくスウラン、それに続くチュウランとチーランであ
 った。


  ~
    ~

空軍兵
  「到着しました。」

 ゆうすけの前に火軍、水軍、力軍の3人が立ち止まった。

ゆうすけ
  「ありがとう、悪いね。 お三方にお願いしたいことがあって。
   この石碑に隠れた秘密があるとにらんでいる。そこで火であぶったり水で濡ら
   したりで、何か変化が無いか調べたい。 あと水圧で変化が無いかをね。」

 『かしこまりました。』

ゆうすけ
  「まず、一つずつゆっくりとあぶってみましょう。 熱くさせずに、やわらかく
   当てるようにお願いします。」
火軍兵
  「分かりました。 では、まずこれから。」

 そう返答した火軍兵は、一番手前にある石碑の前に立ち、片手を石碑にかざした。
 そして、

        炎ぼぉ~~~~~~

 ピンポイントではなく、広がりのある炎をやさしく石碑に当て始めた。
 まんべんなく当てたところで、

ゆうすけ
  「おっけ。 どれどれ・・・」

 力軍兵の肩に乗り、食い入るように目を凝らしてゆっくりと上へ下へ。左に右にと
 顔を近づけて石碑とにらめっこ。 かなりの時間を掛けて、僅かな変化も見逃さな
 い気迫が伝わる。だが、念入りにチェックするも、

ゆうすけ
  「ダメか・・・。 横の厚み部分や裏側もお願いします。」

 時計

空軍兵
  「ゆうすけ殿、ひとつ伺いたいことが・・・。」
ゆうすけ
  「なぁに?」

               炎ぼぉ~~~~~~

空軍兵
  「新たな敵が現れたと聞きました。 その者も[剣]を探しに。 持ち主とも聞
   いております。 その者の動向の追跡、さらには我々も[剣]探しをしなくて
   もよろしいのですか?」
ゆうすけ
  「うん、大丈夫だよ。」
空軍兵
  「何故に・・・?」

 続いて目を凝らしてゆっくりと上へ下へ。左に右にと顔を近づけて石碑とにらめっ
 こしながら、

ゆうすけ
  「たぶんまんまじゃ見つけられない。 砂浜の砂の中に1粒だけ探したい砂粒が
   あるとする。 その1粒を探すよりも困難な事だからさ。 地球上のただ一点
   にしかモノは無い。さらに大陸も当時と比べて動いたり隆起、沈下等で大きく
   変化しているからね。
   それに、その[剣]は、たとえ見つけられてもまだ役に立たないみたいなんだ。」
空軍兵
  「はぁ・・・、」
ゆうすけ
  「だからヤツらも[剣]を見つけるまでは大きな動きはないよ。
   でね、その[剣]を本来の姿なのか力を引き出すモノがあって、それが取り外
   されてどこかに隠してあるみたいなんだ。 そいつを手に入れる、または在り
   処を知る事の方が今は大事なことなのさ。

   ダメかぁ・・・。 次の石碑をお願いします。

   で、その手がかりを今こうして探しているって事。」
空軍兵
  「な、なる程・・・。」

               炎ぼぉ~~~~~~

ゆうすけ
  「持ち主と言っている『エル』『ラニ』、そうとうな力を持っている。だがやっ
   と探し出せて手にしたとしても何も変わらない。そして次の探し物をってさ、
   再び探し物の旅さ、少しは時間が掛かるとみてる。
   だから、先に優位に情報、モノ、それらをこちらが掴まないと。」

 こちらも目を凝らしてゆっくりと上へ下へ左に右にと顔を近づけて石碑とにらめっ
 こしながら、

ゆうすけ
  「おれは、この石碑が一番臭いとにらんでいるんだ。
   [剣]の能力を削ぎ、石に掘って後世の我々にそれを伝えようとしていた人物。
   次のヒントはまんま見せずに、ひと手間掛けないと見つからないように・・・隠す。
   それを残すならここだ。

   こっちにも無いかぁ・・・。 最後の石碑をお願いします。」

空軍兵
  「見つかりませんね・・・。」


               炎ぼぉ~~~~~~

ゆうすけ
  「あぁ、この方法は可能性が薄いのさ。 期待するのは水軍の方だと思うよ。」
空軍兵
  「はぁ。 ではなぜこちらを先に?」

 こちらも目を凝らしてゆっくりと上へ下へ左に右にと石碑とにらめっこしながら、

ゆうすけ
  「水を先に使うとさ、万が一 薬物を塗ってあった場合に水で流されてしまうか
   もしれないでしょ。 だからさ。」
空軍兵
  「な、なるほど・・・。  ぎ、逆は大丈夫なのですか?」
ゆうすけ
  「うん。 水を当てて探すのは2っあって、
   1っは水に濡れてで文字が浮かび上がらせる方法。
    水の吸収性の良い石を、模様に紛れて埋め込んだ場合はこれで。
   2っ目は水圧で探す。
    つまり掘った文字に詰め物をして見た目をごまかす方法。それを圧力で飛ば
    すのさ。
   どちらも火であぶっても問題ないから。

   あと考えているのは、石を掘って箱抜きを作って空洞にする。その中に言葉や
   文字の彫り物を入れたり、実物を入れて、蓋をして隠す。 この場合、蓋は周
   りと一緒に研磨して質感を同じにすることで模様に隠す事ができる。
   こいつは上から叩けばすぐにわかる。音が異なるからね。

   最後のも無いや・・・。 (力軍兵の肩から飛び降りて)

   次に、叩いて音を聞いてみましょうか。
                      空軍兵さん、腰の剣を貸して下さい。」
空軍兵
  「はい、構いませんが、私が叩いてもよろしいでしょうか。 手すきなもので・・・。」
ゆうすけ
  「うん、いいよ。 お願いします。
   柄の底で叩いて下さい。 コンコンと。 強く力を入れなくてもよいですから。」
空軍兵
  「かしこまりました。 お任せを。」

 空軍兵は、腰の剣を鞘から抜き去り、大きく翼を広げ一端飛び上がり、近くの石碑
 の上に着地した。 そして端から コン"コン" と叩き始めた。


  ~
    ~







                              -つづく-


第4-537話 地球終焉への序曲 -11 へ
 (恐ろしいことじゃ・・・)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月10日 11時56分20秒
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