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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2017年11月23日
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空軍兵
  「かしこまりました。 お任せを。」

 空軍兵は、腰の剣を鞘から抜き去り、大きく翼を広げ一端飛び上がり、近くの石碑
 の上に着地した。 そして端から コン"コン" と叩き始めた。


  ~
    ~

こういち
  「じっちゃん、ちわぁ~」

 膨大な量の[歴代館長録]、二人は引き続き読書に明け暮れていた。

師範
  「おぉ、こういち殿。」
館長
  「こういち殿か。 やれやれ、師範、少し休憩にするとしよう。」
師範
  「はい。」


  ~

こういち
  「ずっと読んでたの?」
師範
  「スウランが光モノの記述、[剣]に関する事が書いてないか調べると言い出し
   てからずっとだよ。」

 書庫を出て、館長室に場所を移した3人。

館長
  「『全宇宙の支配者、【全能の神々】の忘れ物。 その言い伝えを石碑に刻む。
   と口にしていた。』 との記述を確認すると、すぐさま飛び出して行きおった
   わい。」
こういち
  「ありがとう、とっても助かってるよ。」
館長
  「してこういち殿。今日はどうされた? 総本山対極試合まではまだ日があるじゃ
   ろに。」
こういち
  「今日はとっても大事な話で来たの。」
館長
  「なんと、お主から大事な話となっ! よほどの事であろう・・・。」
師範
  「スウランの調べものに、何か関係でもしているのですか?」
こういち
  「うん、大あり。」



 時計
 館長室の木枠の窓から、大きな夕焼けが望んでいた。 遠い空を数羽のカラスが横
 切っていく。 時間を忘れこういちの話を真剣に聞き入る二人。
 時計



館長
  「なんとっ! この地球をですと!」
師範
  「こ、言葉にならない・・・。」
こういち
  「今はそれに掛かりっきり・・・。」
館長
  「恐ろしいことじゃ・・・。」
師範
  「でも大竹林寺の総元帥、チュウランは反対したのですね。」
こういち
  「そう。 ヤツらそれを聞いてチュウランも標的にしてたよ。 根こそぎ無くす
   のだから反対意見者は消す、今でも後ででも結果早いか遅いかみたいな。
   でね、ヤツらが見つからないと困るのが光モノ、すなわち[剣]ってことみたい。」
館長
  「熱い娘よ、一目散に飛んで行ったからの。」
師範
  「光モノが剣?」
こういち
  「そうだとゆうすけは言ってた。その[剣]の力を発揮させる何かの装置が、大
   竹林寺に石碑を作って知らせてくれた人、人? が、外してどこかに隠したとも
   言ってたよ。」
師範
  「賢く、有り難いご先祖様ですね。」
こういち
  「はい。 そこでおいらは、ヤツらに分からない後世への伝え方として、」
館長
  「石碑の時と同様に、この大少林寺に何かしら言葉を伝えているかも? じゃな。」
こういち
  「うん、 その通り。」
師範
  「館長。」
館長
  「うむ、読書のテーマが増えたの。。。」
こういち
  「師範、読書は一日中でもないんでしょ? お礼に相手しますよ (^_-)v 」
師範
  「有り難い。」
館長
  「夕食前に、手合せして頂くとよいじゃろ。」
師範
  「はい!」


  ~
    ~

 時計
 空軍兵は、腰の剣を鞘から抜き去り、大きく翼を広げ一端飛び上がり、近くの石碑
 の上に着地した。 そして端から コン"コン" と叩き始めた。

ゆうすけ
  ( 石碑厚がおよそ60cm、しまう箱抜きを作るなら蓋、壁厚は15cmは必要。中に
    入るのは長さはわからないが、幅30cm位が精々。そして強度上、下側には作
    らない。 だから、 )
  「探すのは、上方から真ん中付近超えまででいいです。」

 『はい。』

 力軍兵も手の平を返して、中指の第二間接を使って コン"コン" と叩いていた。

  ( 可能性として、クラウスが持ち帰ったパーツにもあるが、そいつは抜けている
    位置からして無いとみていい・・・。
    しかしまぁ、この大きさを持ち帰れるんだから、やっぱクラウスしか居ねーよ
    な・・・。

    更に、倒れていた石碑もあるんだろ、その時に空洞があればそこから割れてし
    まうのが普通だ。
    だが、倒れ方でたまたま割れなかったとも考えられる。だから全部を見なきゃ。
    捜査の鉄則だ。。。 )

 軍兵が叩いて探す最中も、そんな事を頭で考えているゆうすけ。

 時計


  ~
    ~

[近衛軍長 補佐]スウラン
  「ヒィ~、リツコより数段キツイある・・・。」
[近衛軍長]チーラン
  「も、もぅ体 動かない・・・。」

 地面にヘタリ込む2人。 チュウランも膝に両手を落とし、肩で息をしていた。

[竹林総元帥]チュウラン
  「ハァ、ハァ、ハァ・・・」

和恵姉さん
  「よく頑張ったわ。 それにしてもよくここまで[力]を付けたわね。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「この地に身を置くと、他よりも体が軽くなる、速度増す、力増すある。」
[近衛軍長]チーラン
  「努力無く、楽して[力]得ている・・・。」
和恵姉さん
  「そんなことないわ。耐力や判断力、あとその[力]を使いこなす能力がなけれ
   ばこうはいかないはず。 リツコも上手いけど、あなた方もしっかりやってい
   るって事。
   だって今のって、 Spec-03 より上よ?」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「だからキツイあるよ・・・。」
和恵姉さん
  「違うわ、あなた達に合わせて、その少し上ってだけですもの。 大したものよ。
   それにチュウラン、あなたは更にもっと上よ。」
[近衛軍長]チーラン
  「チュウラン クラウスってやつの攻撃 受け止められていた。」

[竹林総元帥]チュウラン
  「うむ、努力無く勝手に、、、チーランの言葉、そのまま我も使いたい・・・。」

和恵姉さん
  「血筋なんでしょうね、この地における増加の他に。
   黄龍道、彼はあの時封印していた、持てる力を。 つまりあの年数生きていた
   過程で伸び続け、どこかでその力が無用な程大きくなった。 だから封印して
   普段を楽にしたかった訳でしょ。
   その伸び始め、あなた方には、既に始まっているとみていいのかもしれないわ。
   ただ、問題は何歳までにどこまで、、、、ってのはわからないけど。

   まぁそれを言うと私もスタートは血筋で楽して体は出来ていた訳だし。」

[近衛軍長]チーラン
  「我らも、その話題に触れた話 したことある。」







                              -つづく-


第4-538話 想悩のラニーニャ へ
 (なめるな にぃちゃん)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月10日 11時57分23秒
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