カテゴリ:第四章 4-481 ~ 560 話
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空軍兵 「かしこまりました。 お任せを。」 空軍兵は、腰の剣を鞘から抜き去り、大きく翼を広げ一端飛び上がり、近くの石碑 の上に着地した。 そして端から コン"コン" と叩き始めた。 ~ ~ ~ こういち 「じっちゃん、ちわぁ~」 膨大な量の[歴代館長録]、二人は引き続き読書に明け暮れていた。 師範 「おぉ、こういち殿。」 館長 「こういち殿か。 やれやれ、師範、少し休憩にするとしよう。」 師範 「はい。」 ~ ~ こういち 「ずっと読んでたの?」 師範 「スウランが光モノの記述、[剣]に関する事が書いてないか調べると言い出し てからずっとだよ。」 書庫を出て、館長室に場所を移した3人。 館長 「『全宇宙の支配者、【全能の神々】の忘れ物。 その言い伝えを石碑に刻む。 と口にしていた。』 との記述を確認すると、すぐさま飛び出して行きおった わい。」 こういち 「ありがとう、とっても助かってるよ。」 館長 「してこういち殿。今日はどうされた? 総本山対極試合まではまだ日があるじゃ ろに。」 こういち 「今日はとっても大事な話で来たの。」 館長 「なんと、お主から大事な話となっ! よほどの事であろう・・・。」 師範 「スウランの調べものに、何か関係でもしているのですか?」 こういち 「うん、大あり。」 ~ 館長室の木枠の窓から、大きな夕焼けが望んでいた。 遠い空を数羽のカラスが横 切っていく。 時間を忘れこういちの話を真剣に聞き入る二人。 ~ 館長 「なんとっ! この地球をですと!」 師範 「こ、言葉にならない・・・。」 こういち 「今はそれに掛かりっきり・・・。」 館長 「恐ろしいことじゃ・・・。」 師範 「でも大竹林寺の総元帥、チュウランは反対したのですね。」 こういち 「そう。 ヤツらそれを聞いてチュウランも標的にしてたよ。 根こそぎ無くす のだから反対意見者は消す、今でも後ででも結果早いか遅いかみたいな。 でね、ヤツらが見つからないと困るのが光モノ、すなわち[剣]ってことみたい。」 館長 「熱い娘よ、一目散に飛んで行ったからの。」 師範 「光モノが剣?」 こういち 「そうだとゆうすけは言ってた。その[剣]の力を発揮させる何かの装置が、大 竹林寺に石碑を作って知らせてくれた人、人? が、外してどこかに隠したとも 言ってたよ。」 師範 「賢く、有り難いご先祖様ですね。」 こういち 「はい。 そこでおいらは、ヤツらに分からない後世への伝え方として、」 館長 「石碑の時と同様に、この大少林寺に何かしら言葉を伝えているかも? じゃな。」 こういち 「うん、 その通り。」 師範 「館長。」 館長 「うむ、読書のテーマが増えたの。。。」 こういち 「師範、読書は一日中でもないんでしょ? お礼に相手しますよ (^_-)v 」 師範 「有り難い。」 館長 「夕食前に、手合せして頂くとよいじゃろ。」 師範 「はい!」 ~ ~ ~ 空軍兵は、腰の剣を鞘から抜き去り、大きく翼を広げ一端飛び上がり、近くの石碑 の上に着地した。 そして端から コン"コン" と叩き始めた。 ゆうすけ ( 石碑厚がおよそ60cm、しまう箱抜きを作るなら蓋、壁厚は15cmは必要。中に 入るのは長さはわからないが、幅30cm位が精々。そして強度上、下側には作 らない。 だから、 ) 「探すのは、上方から真ん中付近超えまででいいです。」 『はい。』 力軍兵も手の平を返して、中指の第二間接を使って コン"コン" と叩いていた。 ( 可能性として、クラウスが持ち帰ったパーツにもあるが、そいつは抜けている 位置からして無いとみていい・・・。 しかしまぁ、この大きさを持ち帰れるんだから、やっぱクラウスしか居ねーよ な・・・。 更に、倒れていた石碑もあるんだろ、その時に空洞があればそこから割れてし まうのが普通だ。 だが、倒れ方でたまたま割れなかったとも考えられる。だから全部を見なきゃ。 捜査の鉄則だ。。。 ) 軍兵が叩いて探す最中も、そんな事を頭で考えているゆうすけ。 ~ ~ ~ [近衛軍長 補佐]スウラン 「ヒィ~、リツコより数段キツイある・・・。」 [近衛軍長]チーラン 「も、もぅ体 動かない・・・。」 地面にヘタリ込む2人。 チュウランも膝に両手を落とし、肩で息をしていた。 [竹林総元帥]チュウラン 「ハァ、ハァ、ハァ・・・」 和恵姉さん 「よく頑張ったわ。 それにしてもよくここまで[力]を付けたわね。」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「この地に身を置くと、他よりも体が軽くなる、速度増す、力増すある。」 [近衛軍長]チーラン 「努力無く、楽して[力]得ている・・・。」 和恵姉さん 「そんなことないわ。耐力や判断力、あとその[力]を使いこなす能力がなけれ ばこうはいかないはず。 リツコも上手いけど、あなた方もしっかりやってい るって事。 だって今のって、 Spec-03 より上よ?」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「だからキツイあるよ・・・。」 和恵姉さん 「違うわ、あなた達に合わせて、その少し上ってだけですもの。 大したものよ。 それにチュウラン、あなたは更にもっと上よ。」 [近衛軍長]チーラン 「チュウラン クラウスってやつの攻撃 受け止められていた。」 [竹林総元帥]チュウラン 「うむ、努力無く勝手に、、、チーランの言葉、そのまま我も使いたい・・・。」 和恵姉さん 「血筋なんでしょうね、この地における増加の他に。 黄龍道、彼はあの時封印していた、持てる力を。 つまりあの年数生きていた 過程で伸び続け、どこかでその力が無用な程大きくなった。 だから封印して 普段を楽にしたかった訳でしょ。 その伸び始め、あなた方には、既に始まっているとみていいのかもしれないわ。 ただ、問題は何歳までにどこまで、、、、ってのはわからないけど。 まぁそれを言うと私もスタートは血筋で楽して体は出来ていた訳だし。」 [近衛軍長]チーラン 「我らも、その話題に触れた話 したことある。」 -つづく- (なめるな にぃちゃん) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月10日 11時57分23秒
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