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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2017年11月24日
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[近衛軍長]チーラン
  「我らも、その話題に触れた話 したことある。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「最初はこの地ならと思ってたある。でも振り返る あるとき急に[力]増した
   事あった。[気]を込めた時。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「いつ、どこまで、今となっては聞ける相手がおらぬ・・・。 今回の一件に[力]
   間に合ういいが。」
和恵姉さん
  「その考え方、捨てた方がいいわ。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「えぇぇぇ」
和恵姉さん
  「そんなのに頼らない事。 それが甘え、弱さ、判断ミスにつながるから。
   基本は、今ある[力]で120%精一杯ぶつかるって事。」
[近衛軍長]チーラン
  「そっか、頼る、ダメ。 増える[力] おまけ。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「そうだな。 おまけ、それでいく。」
和恵姉さん
  「よしよし、いいぞ~♪
   さてっと、ねぇチュウラン。 黄龍道は色々と手持ちの[力]があったわよ。
   電撃や瞬間移動、気功砲みたいのも。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「 !! あぁぁぁっ! あったある!」

和恵姉さん
  「でしょ。」
[近衛軍長]チーラン
  「それ 練習 いいかも。」
[竹林総元帥]チュウラン
  「・・・・ すっかり忘れておった ・・・・ 」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「うん、練習するある~☆」


  ~
    ~



 ホー ホー
 辺りがすっかり暗くなり、半月からの月明かりが有り難いこの時間。
 この二人は木々の間の柄を使って幹に寄りかかり足を延ばして仮眠しようとしていた。

エルニーニャ
  「『ラニ』、寝たか?」
ラニーニャ
  「まさか。」
エルニーニャ
  「気が付いていたか。」
ラニーニャ
  「なめるな にぃちゃん。」
エルニーニャ
  「そうか。
   昼間のやつらしいな、独りで来るとは。」  ( 休んでいる姿のまま話すエル )

 『気が付きやがったか・・・』

ラニーニャ
  「それだけ闘争心むき出しにしてりゃ、すぐにわかるだろ ボケ。」

 腕を組んで太い木の幹に寄りかかり、片足の膝を曲げながら、

Ryuichi
  「別に、そこまでむき出しにしていた訳ではない。
   貴様らこそ逃げたと思っていたのに、まだこんなところに居たのか。」
ラニーニャ
  「お前ら相手に逃げる訳けないだろ。」  ( 木の枝から飛び降りたラニ )
                     スタン彡
エルニーニャ
  「我らはこれから消灯時間、少しは時間を考えろ。」
Ryuichi
  「もう一人はやる気満々のようだが?」
ラニーニャ
  「話を聞いてやるってだけだ。
   どうせ上で寝てたら、突然ぶっ放すんだろうからね。」
Ryuichi
  「ふん、叩き起こす程度ならやるだろうよ。寝込み中にカチ込む程落ちぶれちゃい
   ねー。」
エルニーニャ
  「明日にしないか? どうせ暇なんだろ、なら何もこんな夜に励まなくても、明日に
   楽しみを延ばしてもいいんじゃないか? どうせ短い命、そう慌てる事はない。」
Ryuichi
  「ほざけ、貴様らがこのオレ様を遣るだと? 寝ぼけた事言ってんじゃねー。」
エルニーニャ
  「もぅうるさいなぁ、おれは寝るぜ。 やるならあっち行ってやってくれ・・・・。」

ラニーニャ
  「にいちゃんを怒らすな、手がつけられなくなる。
   でお前、何しに来た。」
Ryuichi
  「別に。
   ただ貴様達の[気]が まさかまだこんなところに、と感じたんでな、本当かど
   うか確かめに来たってとこだ。
   ついでに、一つ聞きたい。」
ラニーニャ
  「なんだ。」
Ryuichi
  「貴様ら、その[剣]とやらを発見したら、すぐに地球やらなんたらを破壊するの
   か?」
ラニーニャ
  「わからん、まだ年数あるからすぐってこともないだろうけど、まずは[剣]を見
   つけなきゃだ。
   お前、命乞いにでも来たのか。」
Ryuichi
  「このオレ様が命乞いなどするか。
   そう見えるなら貴様、まだ寝ぼけてんじゃねーのか。めでてぇーやつだな。
   頼んでいたヤツは数千年間探し続けてまだ見つからないらしいな。
   あと数年で貴様らが見つけられるとは到底思えん。」
ラニーニャ
  「うるさいっ! あのボケが今まで何をやっておったんだか・・・。 あんなやつ頼ら
   ずともにいちゃんと見つけてやる。 あの日の行動を思いだしながら辿ればなん
   とかなる。途方もない状態から探すのとでは訳が違う!」
Ryuichi
  「なら最初から自分で探しにくればいいだろ。 指示を出したやつ、出されて受け
   たやつ、どちらも まぬけ だったって事だ。」
ラニーニャ
  「お前に言われるまでもない! 探し出す!」
Ryuichi
  「やっと見つけた後、使い物になればいいがな。 その[剣]とやら。」
ラニーニャ
  「うるさい! お前、ゴロ撒きに来たんか。なら場所を変える。 付いてこい!」

 ジャンプした後、両手を下に降ろしてジェットのような水流を噴射させて上空へ舞い
 上がる『ラニ』。

               シャっ彡 ズボーン!

Ryuichi
  「ふん。」
                  サッ彡

 地上から木々を抜けて『ラニ』の後を追う。
 一山超えたところに着地した『ラニ』。 ほどなくして正面に到着する Ryuichi。
              サッ彡

Ryuichi
  「ここならやつは起こさないで済むのか?」
ラニーニャ
  「すぐ横じゃないってたけだ。 すぐに始末するから問題は無い。」
Ryuichi
  「自信過剰だな貴様。」
ラニーニャ
  「別に。これから起こる事実を口にしているだけだ。」
Ryuichi
  「預言者じゃないのによく言うぜ。」
ラニーニャ
  「ふん、さっきもやった通り。預言じゃない、明らかな実力差の裏打ちだ。」
Ryuichi
  「さっきのが実力だと思ってんのか。 お気楽なやつだぜ。
   では、貴様の言う『これから起こる現実』とやら、見せてもらおう。」

 突如目付きが変わった Ryuichiっ! そしてっ、
       『 はぁぁぁぁぁ



ぶぉっ


┗┗┗\\\ドッゴーーン/// ┛┛┛


 辺りが一変っ! 突如爆風が巻き起こる!
 別次元の[気]を高めたRyuichi、爆風の如く物凄い空気の流れが起き、地面を水爆で
 も破裂したかのような土ホコリの波紋が幾重にも巻き起こったっ!
 深夜の山々に植わる木々達の眠りを覚まし、突如戦場へと姿を変えた!

ラニーニャ
  「さっきと変わり映えしてないね。 そんなんで戦いを挑むとは。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「貴様、分かってねーみてぇだな。」
ラニーニャ
  「ほざけ!」

 目付きを変えた Ryuichi、
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「いくぜっ」  彡 さっ

           ムカッズゴっ★   ガシっ

 突如急速で『ラニ』に近づいたと思うと重い一発をブチ込んだ Ryuichiっ!

ラニーニャ
  「無駄だ。」 ( 肘を曲げて受けた )
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「黙って相手してろっ!」







                              -つづく-


第4-539話 想悩のラニーニャ -02 へ
 (もう一度やってみて)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月10日 11時59分12秒
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