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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2017年11月27日
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.
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「黙って相手してろっ!」

 続けて、
       ムカッズゴっ★   ガシっ
            ムカッズゴっ★   ガシっ
          ムカッズゴっ★   ガシっ
                   ムカッズゴっ★   ガシっ

 同じく重い一撃づつを繰り出す Ryuichi、受ける『ラニ』の構図。『ラニ』は攻撃を
 仕掛けてこない。 Ryuichi もそれを感じつつ繰り出す。

 時折、

   ムカッスパンっ★ ムカッ
ガシムカッムカッガシムカッガシっ★ムカッ サッ☆>
      ムカッガシムカッガシっ★ムカッ
 ムカッスパンっ★ ムカッ
ガシムカッムカッガシムカッガシっ★ムカッ サッ☆
               ムカッガシムカッガシっ★ムカッ
      サッ☆台風
 ムカッバシ
バシムカッバシムカッバシっ★
             ムカッガツムカッムカッガツムカッガツ★ムカッ サッ☆台風
    ムカッガシっ★
     バシムカッバシムカッムカッバシ
バシっ★ムカッ サッ☆台風 ガシっ★
       ムカッガツムカッガツムカッガツ★
  ムカッ
ガシムカッムカッガシムカッガシっ★ムカッ サッ☆台風
        ムカッスパンっ★ムカッ サッ☆台風
                 ムカッガシムカッ
ガシっ★ サッ☆
         ムカッスパンっ★ ムカッガシムカッムカッガシムカッガシっ★ムカッ サッ☆
                ムカッガシムカッ
ガシっ★ムカッ

                         サッ彡台風


 速度を変えて連打を打ち込む Ryuichi。

ラニーニャ
  「何度やっても同じだ。」

 無言の Ryuichi、更に目つきを変えて、

       彡さっ ムカッズゴっ★
     彡ささっ       ムカッズゴっ★

ラニーニャ
  「くっ」

 なんとRyuichi、数発同じ攻撃を繰り返した後、立ち位置・リズムを変えフェイントを
 織り交ぜて打ち込んだ! それが『ラニ』の防御の手を掻い潜り、脇腹にヒット★
 そして、
                            彡ささっ 
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「 うりゃっ 」
           ムカッ=>>ズボっ★ =>>=>

 なんと、Ryuichi の更にスゴ重い一撃が『ラニ』の溝打ち部分にメリ込んでいたっ!
 さらに『ラニ』の背中側から体を突き抜けた衝撃の余波が、後ろの空気を震わせ地面
 が猛烈に振動し、太い大木が次々と折れ倒れていく!


ラニーニャ
  「ごほっ・・・・」  ( 眼球をおっ広げ、腹に力を入れたまま止まっていた )
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「ふっ、悪いな、予想を上回っちまったか?」

 口元の吐血を手で拭い、顔を苦痛の表情で Ryuichi を睨みながら、

ラニーニャ
  「な、なぜ・・・ ここまで・・・、ここまでの衝撃力が・・・・」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「簡単な事だ。昼間のはただの様子見、スピード、受け方を伺っただけ。
   今のはキッチリと叩き込むために、それに[気]を込めて放った拳だ。
   仮に防御してても、それをも突き抜けるってやつさ。

   教えてやろうか、
   様子見の素早い拳ってのは打ち込んだ後、引き戻すのも素早く素早くやんだよ。
   次の打ち込みに備えてな。すると、当たっても拳がすぐに引き返すから大きな
   ダメージになり辛い。 だからある程度の追従出来る速度持ちならそれとなく
   払ってりゃ対処出来んだよ。

   だが打ち込む重い拳は、当たった後もさらに押し込んでダメージを与える。
   キッチリと受けるかしっかりと避けなきゃなんねーのさ。
   そのくらい常識だがな。

   お前はいつ素早い攻撃が来ても対処できるようにスピード側に重点を置いて受
   けていた。 だが予想に反して重い一撃ずつで異なる対処で戸惑った。
   油断しすぎもあったろうがお前ら、戦闘は大方配下の者に任せてるだろう。
   実戦の感が鈍いんだよ。」
ラニーニャ
  「余裕の・・・、余裕のハズだったのに・・・」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「最初から手の内は明かさん。
   ナメられたままではしゃくに触るからな、試させてもらったぜ。」

ラニーニャ
  「く、くそぅ・・・。」

Ryuichi
  「じゃオレ様は引き上げてやるよ、今はヤツを怒らせないようにな。
   [剣]探し、精々がんばるんだな。」  ( [気]を戻して話す )
                         サッ彡
ラニーニャ
  「くっ・・・ 」


  ~
    ~

 時計
  コン"コン" コン"コン"
 空軍兵、火軍兵らが剣の柄を使った叩いた音を確認し、確認を終えた石を水軍兵が
 柔らかい水流で湿らせている。
          シュバーー ジャバジャバジャバ

 そして湿らせた石を力軍の肩の上で目を凝らして確認しているゆうすけ。 力軍の
 足元には水たまりが出来ている。
 次の場所を湿らせる時には、その水たまりの水が水軍兵の横に移動し、その水が当
 てる場所に向かって飛び出していた。

ゆうすけ
  「これで進展が無いと、残すのは強い水圧で、隠されたであろう文字を塞いでい
   る詰め物を飛ばす以外に無くなるな・・・ 。」

 少し弱音ともとれる独り言をつぶやくゆうすけ。 他の者は耳を傾けることなく集
 中し真剣に取り組んでいた。

  コン"コン"   コン"コン"
                 シュバーー ジャバジャバジャバ

 黙々と作業進める雰囲気の中、空軍兵の所で、

  ゴコ" ゴコ"

空軍兵
  ( んっ )顔をしかめ、息を止めた空軍兵

 空軍兵の顔が急に引き締まった。鈍い異質の音を発した場所を再び叩いてみる。
 すると、
  ゴコ" ゴコ"

空軍兵
  「ひらめき ゆうすけ殿! ここっ!」

 その声に、黙々と作業をしていたその場に居た全員が、手を停め 空軍兵に注目した。

ゆうすけ
  「おっ、きたかぁ~♪  どれどれ。。」

 力軍がその石の前に移動し、石の上に跨る空軍兵の指差す所に顔を近づけたゆうすけ。

ゆうすけ
  「もう一度やってみて。」
空軍兵
  「はい、まず周りのこちらはこんな音です。」  別の所を叩いて、
                                  コン"コン"
空軍兵
  「そしてここ。」
           ゴコ" ゴコ"

 『おぉぉ~』

 みんなの顔に笑顔があふれた。







                              -つづく-


第4-540話 想悩のラニーニャ -03 へ
 (お忙しい方じゃのぉ)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年11月13日 10時46分55秒
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