カテゴリ:第四章 4-481 ~ 560 話
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VVV ズバっ☆ VVV シュナイケル 「よっ♪」 [土軍長]杜 土俊(と どしゅん) 「うわっ、ビックリさせやがって・・・」 シュナイケル 「NEWアイテムねぇ。 おまえさん、振動波の応用編ってのはどうだ?」 [木軍長]仲孫 斥(ちゅうそん せき) 「ほぅ、振動波か。」 シュナイケル 「おたく、地面動かせるんだよな。 なら難しくはなーいんじゃない?」 [土軍長]杜 土俊(と どしゅん) 「あ、あぁ。 う、動かせるが・・・」 シュナイケル 「そこの岩が多いとこ見てな、こうやってやるんだよ。 ( 手をかざし、 ) 隆起振動波っ! 」 すると、転がっていた岩石が ピシピシ ピシ ピシピシ ピシっ ピシっ の音と振動と共にヒビが入り、 ドゴン、ドゴン 、ドゴン と割れていく。 音が鳴りやむ頃には、次々と大きな岩石が親指程の大きさに細かく 砕かれていった。 シュナイケル 「細かい振動を与えるんだよ。 物を動かす、、、、でなくてね。 地面、土だ と威力弱いけど被写体に向ければ大して変 わらないよー。 それに穴に落とした時に使うとその後落ち たやつを包み込む事も出来るしね。コンク リートの時のバイブレーターと一緒♪」 [土軍長]杜 土俊(と どしゅん) 「おもしれ~♪ おし、取り組んでみっか。」 シュナイケル 「木を扱うチームさんには、何があるかな。 ん~と、 たとえば食虫植物みたいなので攻撃しちゃうとか。」 [木軍長]仲孫 斥(ちゅうそん せき) 「食虫植物?」 シュナイケル 「虫をツボに落として溶かして食べるヤツとか、葉の上におびき寄せて包んで溶解 液だして食べちゃうのとかいるじゃん。」 [木軍長]仲孫 斥(ちゅうそん せき) 「なるほど。 だが、そんな植物が生息していないと活用が・・・」 シュナイケル 「おたく、木の根っこを変化させてたじゃん。 なんかその応用でいけんじゃないの?」 [木軍長]仲孫 斥(ちゅうそん せき) 「一興だ。 試行してみるとしよう。」 シュナイケル 「溶解液まで辿り着ければ、それを飛び道具にも出来ると思うぜ。」 [土軍長]杜 土俊(と どしゅん) 「やるねーあんた♪」 シュナイケル 「まだあると思うけど、頭使うのは なんとか君 に頼れば? ボクちゃんは自分に 出来る事からの発想だからねぇ。」 [木軍長]仲孫斥(ちゅうそん せき) 「なんとか君・・・」 [土軍長]杜 土俊(と どしゅん) 「たぶん、ゆうすけの事だろ・・・」 シュナイケル 「そーー! その なんとか君。 」 『 ○%※▽# ・・・・ 』 ~ ~ ~ [竹林総元帥]チュウラン 「ハァーっ ハィハィハィ そぉりゃ!!」 スゴっ★ バシバシバシ ズカっ★ 手の甲、肘で受け止めてあげていたが、 彡サッ こういち 「チュウラン、威力はあるけどもう少しフェイクも多様しようよ。 まんま打ち込 み過ぎ。 リズムに馴れるとこっちとしては受けやすい。」 [竹林総元帥]チュウラン 「はぁ、はぁ、はぁ ・・・ 」 こういち 「力と一発の強さが増したから、一撃ずつ全てで決めに行く気持ちが強く働いてい るのさ。 たとえばさ、こぉ~やって、 こういちは一度離れた立ち位置からスタスタと再びチュウランの前に立ち、軽く構え てからまず右拳をチーランの横っ腹目がけて打ち出す、 シュシュ シュっ [竹林総元帥]チュウラン 「うっ・・・。」 が、防ぎにきたチューランの肘が動き出したと同時に拳を引っ込めて顔面の頬に打ち 直し拳を寸止め。 だが、止めたのに気が付いた時には、次の逆の手の拳が逆の脇腹 で寸止めされていたのだった。 こういち 「この3発の狙いは最後の一撃がメインってこと。この最後の一撃にたっぷりと打 ち込む力を込めればいいのさ。あわよくば2発撃ちこめてしまうけどね (^_-)-☆ たったの3発だけど、相手は受けを考えさせられるでしょ。」 高めていた[気]を戻したチュウラン、 [竹林総元帥]チュウラン 「はぁ、はぁ、はぁ、良くわかった・・・。 や、やはりこういちやカズエとの練習では、指摘される事が多い・・・。 上級者と立ち会う事で重要な事を再認識させられる・・・。 はぁ、はぁ、はぁ、」 こういち 「今は練習だから見えるように脇からスタートしたけど、最初のフェイクを脇腹ではな く顔面からにすると相手の腕の防ぎ方によっては自分の腕が視界を妨げて、次の2発 のどちらか又は両方見えずに楽に当てられることもある。 今のチュウランは全然凄いよ。 更に成長されたらおいらも[気]を上げないと 受けていられないもの。」 [竹林総元帥]チュウラン 「防がせておき実は視界を妨げさせてこちらの次の攻撃を入れやすく・・・、考えた事 もない・・・。 わらわは攻撃を受けていない、なのにこの疲労・・・ まだまだ力及ばぬ・・・。 フェイクすら次への序曲・・・か。 一つ聞く、おやじ殿と比べてわらわは今、どの程度の位置にいる?」 こういち 「[気]を上げてたら、最初に鎧外した時付近位かな。」 [竹林総元帥]チュウラン 「そ、そうか・・・。 その位までの力になっておるか・・・。 なぁこういち、もう一つ。」 こういち 「なぁに?」 [竹林総元帥]チュウラン 「催眠術に掛かった フリ をしていた時、カズエ殿の[気]を高めた攻撃 をそのままで受けていたそうだが・・・、そんな事が・・・出来るのか? カズエ殿が大きく手を抜いていたとしか・・・。」 こういち 「姉ちゃん、最初は手を抜いて無かったよ。」 [竹林総元帥]チュウラン 「最初は・・・?」 こういち 「うん、おいらがどれだけ本気で向かって来るかで備えてたから。 今はね、姉ちゃんに[気]を高めて相手してもらってるんだ。 だからあの時・・・ おいらが受け手に回り、いつもと同じような加減でやってたら、途中で気が付い たみたい、口元緩ませたらウインク返してきたよ。」 [竹林総元帥]チュウラン 「分かる・・・ものなのか。 探る、つまり真剣勝負中なのに・・・。」 こういち 「わかるよ。 姉ちゃんが高めてた頃の最初はね、力の[差]があったからおいら は存分に打ち込めたの。でも段々と同等になり、そして上回りだしちゃったんだ。 その時から、[気]を高めた姉ちゃんにも加減するようになって。 それと同じだったからだろうね。」 [竹林総元帥]チュウラン 「 っ!! なんと[気]を高めたカズエ殿に対して加減とはっ!」 こういち 「おいら・・・、振り返ると力のある人達に多く当たってきてたよね。 最初の頃は [気]を沢山使うとすぐに疲れてしまって眠くなって、いっぱい寝ないとダメだ ったんだ。 だけど、それを繰り返しているうちに、起きた後、眠る前よりも少しずつだけど [気]を使える量と時間、そして打撃力やスピード、それらが増してたの。 姉ちゃんは既に体が出来上がっていたから、眠くなることがほとんど無くなって いる。おいらは育ちざかりでまだ体を作ってる過程、なのに凄い人達と遣り合っ ていたからきっと身になる吸収量が多いのかもしれない。 姉ちゃんだってまだ少しずつ伸びてる、けどおいらの方が伸び率ってやつが高い んだろうなってゆうすけが。」 [竹林総元帥]チュウラン 「鉄は熱いうちに打て という事か・・・。 こういち、お主は本当にすごいな。」 こういち 「姉ちゃんのお蔭。 そして今まで遣り合った強い人たちのね。 ご先祖様にはこんな対戦相手って、そぅそぅいなかったでしょ。 得しちゃったみたい。」 [竹林総元帥]チュウラン 「と、得と言うのか・・・。」 -つづく- (んもぉ~、なんでだ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年01月18日 11時34分19秒
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