■ ドラマ　永久の彼方へ

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［竹林総元帥］チュウラン
　　「まぁ、言っても我らの一派だ･･･。」
こういち
　　「あぁ。」

　その時、タロが頭を持ち上げて、入り口の方を見た。

西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「いやはや、ここの方々は教え甲斐のある人達ですね～。」
［近衛軍長］チーラン
　　「西艶殿。」
［近衛軍長 補佐］スウラン
　　「おつかれ様ある。」
［竹林総元帥］チュウラン
　　「すまぬ、礼を申す。」
西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「みなさんご熱心で。　『なんとしても身に着ける』という心意気が熱すぎる程。」

ゆうすけ
　　「どうですか？　手ごたえは。」
西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「うむ、お伝えした技はいずれマスターして使える様になるのではと。」
［近衛軍長］チーラン
　　「有り難い。」
西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「私の得手の部分だけですので、いささか他の軍の方には心苦しいのですが･･･。」
ゆうすけ
　　「まぁね･･･。」

［神霊巫女］利江
　　「ゆうすけ君の知恵でなにか発想浮かべはいいのに。

　　　あのぉ、初めまして。　［神霊巫女］の利江と申します。」

　姿勢をただし、

西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「あ、いぇ、私の方こそ申し遅れましたが、西艶 凌紀と申します。
　　　お姿は一度、福ノ島の湖畔でお見受け致しました。」
［神霊巫女］利江
　　「陳西家 西流伝承者 さんでいらっしゃるんですね。お話は伺っております。」

［神霊巫女］マーシャ（南 志津）
　　「私は マーシャ と申します。　［神霊巫女］を申しつかっておりました。
　　　数年前に利江殿に引き継ぎを終えましたが。」
ゆうすけ
　　「姉さんとこういちの、お母上でもあるんです。　(^^*)ｴﾍﾍ 」
西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「な、なんとっ！　　　（ 驚いた口が塞がらない ）

　　　こ、ここの人達、凄いつながりなんですね･･･。　血縁者、そうですか、絆がお
　　　強い訳けですね。」
［近衛軍長］チーラン
　　「で、利江はこういちの将来のお嫁さんだぞ。」
西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「え、えぇっ！」　　　（ またまた驚いた口が塞がらない ）
［竹林総元帥］チュウラン
　　「不思議な縁に恵まれているメンバーとなっている。」
［近衛軍長 補佐］スウラン
　　「もう１っ～♪
　　　ゆうすけの彼女が スウランある｡｡｡」　
　　　　　（ ニコニコしながらゆうすけの腕に手を絡めて話す ）
西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「そ、そう伺ってます｡｡　　･･･と言うか、わ、私がここに居づらく･･･
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なります･･･ね。」
［神霊巫女］マーシャ（南 志津）
　　「確かに、気持ちはここに居る全員がひとつのファミリーという思いはあります。
　　　ですが、時の状況により全員が戦いに身を置く立場。　それもまた事実。」
［近衛軍長］チーラン
　　「だから、みんなを守る、誰ひとりとして犠牲にはしない。
　　　それは軍兵とて皆同じ。」
［神霊巫女］利江
　　「そしてタロちゃんも同じです。ペットではなく、家族の一員ですから。」
西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「うむ、この白虎君も何度も拝見、ご一緒させて頂いてますが、　我々の一員とも
　　　言える連携と活躍。ほ、本当にすごいの一言です。」　
タロ
　　「Cuuu｡｡」　　　（ ちょっぴり照れていたようだ ）
［竹林総元帥］チュウラン
　　「チーラン、よう言うた。　それでこそわらわの次席、みなをまとめる立場の者。」
［近衛軍長］チーラン
　　「自ずと考え、そうなっていくある。　ただ、兵を戦いで失う、心痛む･･･」
［竹林総元帥］チュウラン
　　「うむ、皆もそうだ。　だが、戦いの場、やむを得ない部分もあるが、その数を最
　　　小限に留める采配を振るわねばならぬ。　我らの役目。」

西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「戦い、そういえばゆうすけ君、次に迎え撃つタイミング、昨日は2～3週間と話を
　　　されてましたが、厳密にはどの位先にあるのだろうか。」

ゆうすけ
　　「早くて10日、遅くても１ケ月は無いと思う。」
［神霊巫女］利江
　　「10日から30日･･･。」
西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「お話頂いた数値よりも少し幅がありますが･･･。」
ゆうすけ
　　「話したのは大まかな目安。
　　　ミカールは、こちらの戦力が薄れるタイミングを狙うだろう。　だけど、やつら
　　　が戦力を充実させる期間と見るのが正しい。
　　　どこまでしっかりとさせるかの程度により期間が定まらないんだ。
　　　10日から延びるほど、戦力はたっぷりとしてくるはず。」
［近衛軍長］チーラン
　　「こちらの戦力･･･。」
ゆうすけ
　　「大将も到着したから、そんなに遠い先とも思えない、だから30日までの幅で。
　　　こちらの戦力、前回の波状攻撃、そのラストのお互いの戦力から、Ryuichi、ザ
　　　ウバー・ゾルダ・陽江（ようこう）が離れているのは知ったと思う。　こうい
　　　ちも大少林寺へなどの動きを見せたから、ラストのあちら側の戦力で臨めば十
　　　分と踏んでいるなら有り難いけどね。」
［近衛軍長 補佐］スウラン
　　「こちらが減っている あるね。」
ゆうすけ
　　「そう、でもこちらはこういちがゾイルとか言うヤツらを相手にしていなかった。
　　　姉さんとこういちなら同じ数で来るなら十分と見ている。　ただ･･･、」
［神霊巫女］利江
　　「ただ？」
ゆうすけ
　　「ただ、あの王子さん、そしてスナーグ、こちらへの動きが読めない。
　　　こういちをそっちに回すと･･･。」
和恵姉さん
　　「あの時は、ここの軍兵が点在していて､原始的な対応を迫られていただけだから｡
　　　クラウスの出現に備えた月光軍兵の配置が次は無いのなら、別に私一人でも｡｡」
ゆうすけ
　　「かもしれませんが、逆に、姉さんも王子さんやその妹さんなど、そちらに回らな
　　　ければならなくなったら･･･？」
こういち
　　「おいらが二人を相手にするよ。」
ゆうすけ
　　「朱雀、三獣神の最後の獣、朱雀が現れたら？」
［竹林総元帥］チュウラン
　　「朱雀とな !!　」
［神霊巫女］利江
　　「はい･･･、ちょっぴり気になる状態なんです･･･。」
ゆうすけ
　　「まだ想定の話です。
　　　つまり言いたいのは、姉さんとこういち抜きで、ミカールの率いる部隊と立ち会
　　　う事を想定しておかなければならないのです。　チュウラン、チーラン、スウラ
　　　ンと軍兵だけで太刀打ちできるのかって事･･･。」
［近衛軍長 補佐］スウラン
　　「タロちゃん 居る。」
ゆうすけ
　　「タロは利江ちゃんの護衛役、戦場に出せないよ。」
［近衛軍長 補佐］スウラン
　　「うっ･･･。」
ゆうすけ
　　「西艶さんに加わって頂くとしても、完全戦力外はセルフィーとシュナイケル。」
西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「食後に我々に話してくれた部分でか･･･」
ゆうすけ
　　「はい･･･。　だから、姉さん、こういちに頼り過ぎてはダメなんです。」

［近衛軍長 補佐］スウラン
　　「リツコは？」
［近衛軍長］チーラン
　　「だから監視役だ。　それに瞬間移動の事もミカールに知られないように こちら
　　　の戦力に回せんのだ。」
［近衛軍長 補佐］スウラン
　　「そだった･･･。」

［神霊巫女］マーシャ（南 志津）
　　「ゆうすけが大の字に、風邪ひく格好をする訳ね。」
ゆうすけ
　　「考えていたのはここの部分の策ではなかったですけど･･･
　　　また一つ増えたからね･･･」

～
　　～
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峨眉拳　棲　陽江（す ようこう）
　　（ プライドをくすぐってしまったアル･･･ ）

　その声に、ジム内の男たちが一斉にこちらを睨みつけてきた。






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　－つづく－


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　（毛が生えた？）


　　※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

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