■ ドラマ　永久の彼方へ

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エルニーニャ
　　「お祭りでもやってるのかな。」

　ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ　　　　　　　　　　ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
　　　　　　ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ　　　　　　　　　　　　ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

　二人は、今まさに報道されている昨日の現場上空にいた。

ラニーニャ
　　「昨日のとは違うのが飛んでるし･･･。」
エルニーニャ
　　「へぇ、空中で止まってられるんだ。　進化版かな。　でも音がうるさい。」
ラニーニャ
　　「黙らせようか？」

　眼下をホバリングしていたヘリに指先を向けた。

エルニーニャ
　　「ちょっと待て。」
ラニーニャ
　　「なんだよ兄ちゃん･･･」
エルニーニャ
　　「ここはもう少し水が引いてから見に来よう。　それより他を探そう。」
ラニーニャ
　　「つまんないの･･･」
エルニーニャ
　　「折角の祭りだ、そのまま放っといてやろうか。」
ラニーニャ
　　「そだね。」

　　　　　　　　シャっ彡　ズボーン！
　　　　　　　　　　　　　シャっ彡　ズボーン！

～
　　～
　　　　～

近衛兵
　　「申し上げます！」
［竹林総元帥］チュウラン
　　「どうした。」
近衛兵
　　「我が領域、大草原に人影が二人現れたとの報告がっ！」
［竹林総元帥］チュウラン
　　「ついにきたかっ！」
ゆうすけ
　　「ミカールとセルフィーだ。　空だ、今度のゾイルは空に集結しているはず。」
［竹林総元帥］チュウラン
　　「総員 直ちに手はず通りに迎え撃てと伝えよ！」
近衛兵
　　「はっ。」

　駆け足で扉に向かう近衛兵。

クラウス総帥
　　「オレも参加していいか？」
ゆうすけ
　　「Spec-03 透明な恐竜達だぞ。」
クラウス総帥
　　「知っている。」
ゆうすけ
　　「そこから更に進化し空も飛べる、皮膚も強固になっている。　それとクラウス、

　　　････（ ゆうすけがクラウスに、何かを説明していた ）

　　　と、こんな役割になるが。」
クラウス総帥
　　「ほぉ～。　いいぜ、体がなまっているんでな、行ってくる。」
　　　　　　　　　　　　　　Ｖ ズバっ☆ Ｖ

［竹林総元帥］チュウラン
　　「見込みより早かったが･･･」
ゆうすけ
　　「『エル』達が騒ぎを起こしているでしょ。　その隙にと考えたのさ。」
［竹林総元帥］チュウラン
　　「うむ、準備に怠りは無い。　我らも行くか。」
ゆうすけ
　　「ダメ。チュウランは元帥の間に居て。」
［竹林総元帥］チュウラン
　　「くっ、わ、分かった。」
　　　　　　　　　　　V ズバっ☆ V

～

　　　　　　　　V ズバっ☆ V

　うつ伏せで寝ていたタロが、目だけを開いてその位置を見た。
［神霊巫女］利江
　　「チュウランさん、大草原に･･･」
［竹林総元帥］チュウラン
　　「案ずるな、既に指示は出した。」
［近衛軍長］チーラン
　　「では我らも！」
ゆうすけ
　　「チーラン、今はここに居て。　スウランもだよ。」
［近衛軍長 補佐］スウラン
　　「なんでぇ～？」
ゆうすけ
　　「今度は空が中心、飛び道具を持ってなきゃ戦いにならない。
　　　それに利江ちゃんに付いててもらう係りだし。」
西艶 凌紀（さいえん りょうき）
　　「では我々が。」
ゆうすけ
　　「はい、お願いします。　陽江（ようこう）、頼む。」
峨眉拳　棲　陽江（す ようこう）
　　「かしこまりアル～。　ゆうすけは？」
ゆうすけ
　　「無駄口叩いてこないと、おれも頼む。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｖ ズバっ☆ Ｖ

～
　　～
　　　　～

セルフィー
　　「誰も迎えに来てないようだ。」
イルミナルディー［秘密結社］ミカール
　　「言った通りであろう。　隙だらけだ。」
セルフィー
　　「拍子抜けで逆に気分が乗らないな。」

　　　　　　　　　　　　　　Ｖ ズバっ☆ Ｖ

ゆうすけ
　　「そうでもないさ。」
イルミナルディー［秘密結社］ミカール
　　「ふん、来たか ゆうすけ。」
ゆうすけ
　　「日本語間違ってるだろ。 こっちがお前達に『来たか。』だろうに。
　　　セルフィーも一緒か。」
セルフィー
　　「成り行きでな。」
ゆうすけ
　　「ふっ、まぁいいや。　にしても懲りずに『また』なんだ。学習しないな、ミカ
　　　ール。」
イルミナルディー［秘密結社］ミカール
　　「前回と同じではない。　既に進化したゾイル達、貴様らの手に負える相手では
　　　ないわ。」
ゆうすけ
　　「そいつは困ったな。　皮膚も硬いし空だって飛べるようだし･･･。」
イルミナルディー［秘密結社］ミカール
　　「左様。　ふふ、被せる、打ち消す、対抗する言葉が返ってこんようだ。それに
　　　こういちと姉貴の姿も無い様だしな。」
ゆうすけ
　　「くそぉ･･･､､､､､
　　　　　　　　　　　　　と、言って欲しいんだろ。」
セルフィー
　　「ん･･･!?」　（ 急に顔色を変えてゆうすけを睨む ）
ゆうすけ
　　「残念だが､ちゃんと備えているさ。　いいぜ、こういち。」

　その時っ！

　　　ズ ボーーーーーーーン＞＞＞＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　ズバン　スパン ズバン 　　　 
　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン  　　　　　
　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　　　　　　 　　　　
　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン 　
　　　　　　　　　　ズバン スパン ズバン 　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　　　
　　　　　　　　　　　ズバン　　スパン ズバン　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　　　　
　　　　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　スパン　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　突如、空中の一直線上で何かが破裂する音とその姿が！　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
イルミナルディー［秘密結社］ミカール
　　「うっ！」

和恵姉さん
　　　　　南流 空撃波っ！
　　　ズ ボーーーーーーーン＞＞＞＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　　　　
　　　　　ズバン　スパン ズバン　 　　　　
　　　　　　　　　　ズバンスパン ズバン  　　　
　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　　　　　
　　　　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン　スパン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ズバン　スパン ズバン 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
セルフィー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　「お、おぃ、二人揃ってるぜ･･･」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　更に、






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　－つづく－


第4-560話　知将 ゆうすけ　へ
　（やっぱ遅刻だぜ･･･）


　　※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

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