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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2018年03月16日
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.
ゆうすけ
 ヘッドホン『カウントダウン開始。』
   『10』・・・
    『9』・・・
     『8』・・・
      『7』・・・
       『6』・・・
        『5』・・・
         『4』・・・
          『3』・・・
           『2』・・・
            『1』・・・
             『 GOっ!! 』・・・
 V ズバっ☆ VV ズバっ☆ VV ズバっ☆ VV ズバっ☆ V
            V ズバっ☆ VV ズバっ☆ V
VVV ズバっ☆ VVV

 目指すサッカーボール位の目標物が弾き出され、宇宙空間で噴射装置が作動。
 ゆうすけの乗る宇宙船に向かって飛行していた。

   『7』・・・
    『8』・・・
     『9』・・・
      『10』・・・
       『11』・・・
        『12』・・・
         『13』・・・

 ゆうすけは座標位置を表す計器、彗星の速度をチェック、そして、

ゆうすけ
 ヘッドホン『成功したよ。』
 ヘッドホン『ふっ』 ヘッドホン『よっしゃー!』  ヘッドホン『よしっ』    ヘッドホン『ふぅ~』
   ヘッドホン『よかったアル~♪』 ヘッドホン『はぁ~。』
            ヘッドホン『やりぃ~』     ヘッドホン『見事だ。』

X クロス14神星 新皇帝 エルニーニャ・de・バイヤン
  「まずは一つを無難にクリアーか。」

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--


ゆうすけ
  「ってことさ。」
リツコ
  「『エル』が難しい難問をぶつけてきていたわね。」
[近衛軍長]チーラン
  「10年後の話だ。」

ゆうすけ
  「長周期彗星が周期上で他の惑星から受ける全ての引力の影響、
                今の地球上の科学と計算機では、分析は到底無理。
   あと、軌道を戻した 彗星 C/2765-GX2300 は、誤差程度のズレは生じている。
   軌道の再計算は必要さ。」

エルニーニャ
  「うちの帝国に来い。そしてゆうすけが指示をだせ。」

[近衛軍長 補佐]スウラン
  「えぇーー!」
[竹林総元帥]チュウラン
  「そこまでするか?」

ゆうすけ
  「無理だな。
   おれはお前さん程寿命が長くない。 帝国のある X クロス14神星 がどこに有
   るか知らないが、到着前に命が尽きているよ。光速でもあと80年が限度。片道半
   ばでね。
   我々地球人は、宇宙を旅しても太陽系の外には出られないのさ。」

エルニーニャ
  「あぁ。うちの帝国の滅亡の話だからな。
   我らが消滅すれば、この宇宙の秩序が乱れ、再び乱戦の時代に突入する事に。

   ゆうすけ、それは光速以下の速度でずっと移動した場合の話だ。
   それに既に面識がある以上、瞬間移動出来る者と一緒に移動なら時間は関係
   ない。」

峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「そっか、その手あるある。」
ゆうすけ
  「まぢかよ・・・。」


リツコ
  「争い、
   宇宙規模でも 地球上でも、どこにでもある話なのね・・・。」
イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「左様、生きる全てのモノが受ける宿命なのかもしれん。
   マクロ的にも ミクロ的にも、絶える事がない。」

[近衛軍長]チーラン
  「あ゛ぁーー、もうなんだかわからない!
   戦いになったら こういちやカズエ、ゆうすけやタロ達に頼めばいい。」

リツコ
  「ふっ、そうね。 単純に考えればいいのよ♪」

エルニーニャ
  「それがいい♪」

[竹林総元帥]チュウラン
  「『エル』・・・、なんだか少し変わったか?」

エルニーニャ
  「ここのメンバーと居ると、不思議と心が前向きになれる。
   ゆうすけ、帝国に戻り再建できたら、再考してみるよ。」
ゆうすけ
  「そうしてくれ。」

スナーグ
  「では、我々は帝国に戻るとしよう。」
ゆうすけ
  「どうやって戻るんだ?
   体一つで簡単に到達できるとは思えないが。」

エルニーニャ
  「我らが乗ってきた母船がある。それを呼ぶだけだ。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「母船?」
エルニーニャ
  「確かに遠距離は無理だ。 瞬間移動がまだ出来ぬでな。
   だが、宇宙空間も僅かな距離なら球体を作り移動出来る。」
ゆうすけ
  「なるほどな・・・。

   さてっと、
   利江ちゃん、西艶(さいえん)さんとタロに頼んで カルキをしっかりと凍ら
   せないと。」
[神霊巫女]利江
  「分かったわ、行ってくる。」

ゆうすけ
  「それと、分離した胴体。
   全部持ち帰ると、ミカールのような能力を持った人が居ると・・・」

スナーグ
  「そうだな。
   顔の付いた部分だけ持ち帰るとしよう。
   他の胴体などはこの地、南極と北極などに分けて深く沈めてしまうことでどう
   だろう。」
ゆうすけ
  「こういちに粉砕してもらうか・・・?
                   まぁ、それでいいよ。」


   (だが本当は粉砕がベストだ。
    今地球はアイスハウスと呼ばれる数億年に一度の冷えている期間に入っている。
    地球に氷が存在出来ない温度となるホットハウス、地球の歴史と周期では断然
    このが長い。それに移行されると遺体を包む氷は溶け出してしまう・・・。
    まぁそうなると人類は生存してないだろうからな・・・。)



      バシバシバシ ガシっ    カシっ  サッ彡   ガシ!
            バシバシバシ ガシっ    カシっ  サッ彡   ガシ!
 『こらぁー、掛かってこい!』
      『ちゃんと相手してんだろうが!』
         バシバシバシ ガシっ  サッ彡   ガシ! サッ彡
            ズゴ ガシっ    カシっ  サッ彡   ガシ!

エルニーニャ
  「『ラニ』、ぼちぼち行くぞ。」



ザッバァァァァン

ΣΣ キーーーーーン ΣΣ


 亡骸を凍らせている横では スナーグの怪我の治癒、その後両手を天に向かって
 広げているミカールの姿が。


エルニーニャ
  「こういち、世話になった。」

こういち
  「別に。。。」

エルニーニャ
  「あんな[力]があるのに、私と『ラニ』には・・・。今こうして無事でいる。
   ゆうすけも。お蔭で帝国の再建が出来る。」

ゆうすけ
  「あぁ、お前はこれからだ。がんばれよ。」

スナーグ
  「こういち、聞きたいことがあるのだが。」

こういち
  「なぁに?」
スナーグ
  「これだけの力を備えていたにも関わらず、
             なぜ私とは常に手抜きをしていたのだ?」
こういち
  「スナーグもそうじゃない。
   いつも冷静で気合い入ってなかったもん。
        倒しに来る気が無いって感じだったよね。
   気持ちの置き所が別のとこにいってたもん。」

スナーグ
  「ふっ、お前の方がよっぽど冷静だ。」

エルニーニャ
  「こういち、私からも一つ聞きたいんだが。」
こういち
  「なぁに?」

エルニーニャ
  「なぜ、我らの飛び道具を弾けてた・・・?」

こういち
  「あぁ、それか。 たまたまだよ。
   黄龍道を倒す前に、[願神霊人]ってじぃちゃんに逢って、[神霊巫女]の利江
   ちゃんが『黄龍道[玄武]の攻撃に耐える身体にして下さい。』ってお願いして
   くれて・・・
         現在に至る みたいな・・・。」

エルニーニャ
  「なるほど、そういう事だったのか。。 理解した。」

ラニーニャ
  「そうじゃなきゃおかしいって。。 じゃ仕方ない。
   あのじじぃめ、あたいにはデカくなって強くなる術を、まだ掛けてくれないんだ
   から!」

Ryuichi
  「お前は戦士じゃないからだろうぜ。」
    ( 腕組みをして木に寄り掛かったまま )
ラニーニャ
  「うるさいっ!
          Ryuichi! 続きはまた今度だからねっ!」
Ryuichi
  「いつでも相手になってやる。」







                              -つづく-


第4-632話 永久の彼方に。。 -03 ( 第四章 完 )へ



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2021年11月02日 15時24分05秒
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