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2012.04.12
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カテゴリ:読書
文庫本の上下巻の長編である。
舞台はフランス西南部で絶滅したキリスト教のカタリ派に関するサスペンスである。

帚木蓬生、彼の作品は真摯に神秘を追及しており、読み方によっては誤解されてしまう危険をはらんだ作品であるような気がする。それでいて、ある種純粋な恋愛をも描いている。今回、宗教という非常にデリケートな内容を題材にとっている。読後思うことは、この作品が大ベストセラーとなり映画化された「ダ・ヴィンチ・コード」に匹敵するほどの内容だということだ。映像に興味のある者なら、映像化したいと思うに違いない内容なのだが、他の作品も含め映像化された話をきかない。そもそも作家、帚木蓬生の名自体、聞いたことはなかった。知人に薦められ「千日紅の恋人」を読むまでは彼のことを全く知らなかった。その後、彼の作品を次々と読むにつれ、真摯な作品に心打たれることが多い。
今回の作品も衝撃であり、聖書を引用したり、書き残した手稿の章など、読破するには作品に没頭しつつも相当な気力がいる。心服するのは読書家ばかりで空想の世界で映像を凌駕するものを想像しているので映像として具現化したいとは思わないのかもしれない。
巻末の解説でも、この作品のフランス語訳を熱望していたが、読書家は本の世界のことのみを考えるのだろう。
感嘆した作品である。


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最終更新日  2012.04.12 23:46:05
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