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テーマ:映画館で観た映画(8535)
カテゴリ:映画館で見た映画
この作品を映画化するとは、テレビドラマでも良かったんじゃないかなと思った。 しかし、監督が「アバウト・シュミット」のアレクサンダー・ペイン監督と知って、納得がいった。こんな作品を映画化したい人だからね。 さて、この作品、退屈というより理解しがたさと緩慢な気だるさでくるまれている。 だから、映画にしなくてもと思える。 なぜか、映像で伝えるものがないからだ。 主人公の気持ちなり、子供たちの気持ちなり、その他登場人物たちの気持ちは観客が推し量るしかなく、だとすれば小説などの文字情報のほうが思考したり斟酌(しんしゃく)したりしやすいと思うから。 言葉にならない思いを映像で、登場人物の佇まいで表現する方法はあるけれど、そこに見るべきものはなく、また佇まいで表現しようとはしていない。憤懣やるせない、ぶつけどころのない憤怒があるだけだし…。 見終わって、爽快感もなく、強烈な衝撃な印象もなく、ああ終わってしまったみたいな…。 でも、この作品第84回アカデミー賞で脚色賞を受賞したんだよな。それって、どうなの。 原題の”The Descendants”は「子孫」の意味。 2011年/アメリカ/115分/G 監督:アレクサンダー・ペイン 出演:ジョージ・クルーニー、シャイリーン・ウッドリー、アマラ・ミラー、ニック・クラウス、ボー・ブリッジス、ジュディ・グリア 原題:The Descendants お薦め度 「ファミリー・ツリー」★★★☆(70%) 字幕:林完治 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.05.20 23:00:34
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