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テーマ:映画館で観た映画(8536)
カテゴリ:映画館で見た映画
映画「ガール」を見てきました。 映画を見てみるとどうしてもガールズという気がしますが…。 キャピキャピイケイケどんどんのハッピーな作品だと思って元気をもらうつもりで出かけたけれども、30歳の壁にぶちあたり夢見る女の子ではいられない女子の奮闘物語でした。 今の時代を反映しているのか、とても閉塞感のある作品で、息詰まるシーンややりきれなさ、絶望を感じるシーンもあり、打ちひしがれている人間にはちょっと酷な作品かもしれません。 でも、100回生まれ変わっても女子に生まれたいという心意気は素敵でした。 キャスティングも非常に良かったと思うのですが、難をいえば、林遣都、加藤ローサでしょうか。林遣都は女子社員誰もがなびくイケメンという設定なので坊やっぽい感じは今一つどうかなと思えました。加藤ローサは悪くないというかデパート社員役はとてもいいけれど、化粧して化けるところがもっと違いのある化粧映えする女優が良かったんじゃないかなと思えました。もうひとつ難を言えば主演の香里奈でしょうか。もちろん主演の大役を十分こなしているんだけれど、芝居巧者を見せつけた壇れいには見劣りするし、もっと夢見る夢子さん的女性であってよかったんじゃないかなと思えました。 芝居巧者を感じさせずに感情移入出来て見入ったのは板谷由夏、彼女の母親ぶりはみごとです。麻生久美子の女性管理職ぶりもきまっていましたし、吉瀬美智子もばっちりでした。あと目を惹いたのは、波瑠でしょうか。麻生久美子の部下女子社員役で肩入れしたくなるほどのいい子です。 波瑠はNTTDOCOMOのCMの女子社員役が流れてますね。寝坊したり、紙袋が破れたり、見ていてこの娘、いいなぁと思わせる魅力あふれる若手タレントです。 打ちひしがれているときに主人公が打ちひしがれる作品を見るなんて…といっても打たれたままでないのが映画かな。どういう結末をむかえるかはぜひご覧ください。 私は、何度となく(4、5回かな)泣いてしまいました。(苦笑) 原作が男性で監督も男性だけれど、脚本が女性だから良かったのかな。脚本、は篠崎絵里子です。 最後に西野カナの歌「私たち」は最高に良かったなぁ。 2012年/日本/124分/G 監督:深川栄洋 出演:香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏、上地雄輔、要潤、林遣都、波瑠、加藤ローサ、向井理、壇れい お薦め度 「ガール」★★★★☆(90%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.02 17:41:39
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