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カテゴリ:観劇
劇団扉座第50回公演 『つか版・忠臣蔵~スカイツリー篇~(東京)』を見てきた。
こんな忠臣蔵は見たくなかった。 原作のつか版がどのようなものであるかは知らない。 しかし、導入部こんなにも赤穂藩士、赤穂浪士を侮蔑した設定があろうか。 うがった見方をしてそこから驚天動地な結論を得るという荒唐無稽ながら実は必然とした裏打ちのある道理が潜んでいれば納得もできよう。しかし、それはかけらもなかった。 無茶苦茶な理由でことを運んで行きながらセリフと舞台の勢いでまやかしてしまう。そんな状況でありながら、無茶苦茶な話なんですよと客観的に見ている作者の目を感じる。狂気の中で荒唐無稽な話を書けばそれはそれで無茶が通ったのかもしれないが…。少なくとも忠臣蔵を意気に感じ、その忠義に武士道に感じる者には全くの愚作にしか思えない。 見るべきものはほとんどなく、戯れの横内ワールドが繰り広げられただけである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.19 00:40:19
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