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テーマ:映画館で観た映画(8536)
カテゴリ:映画館で見た映画
オープニングからタイトルまでの映像を見て、見事だと思った。なんて美しいのかと。映像美を表現し作り出したスクリーン。映像に感嘆するとは、私にはなかなかないことだ。 さて、この作品、怪獣映画とはかなり違う代物だ。 冒頭の始まりは核実験をとりあげ、その後、メルトダウン(?)のようなものが提示され、いきなりクライマックスのような劇的なシーン。その後の引き潮から津波に至るまで、東日本大震災を体験し、その映像を見た日本人は胸苦しいものを感じすにはいられないだろう。このシーン、あるいはワンカットを映倫によってカット編集することはできなかったのだろうか。このシーンを日本人に見せることは、むごい気がした。 ここではない、どこかある場所、日本。CGが上手く多用され、ありえない富士山と市街地の遠景、これもCGによるものだろう。(富士山をなぜFIJIYAMAと呼ぶのか?) なにゆえに怪獣が出現し、ゴジラが出現するのか、皆目わからないまま映画は終わる。 ゴジラの不気味な存在感。なかなかその姿を見せない、顔を見せないところはジョーズの鮫のような威圧感、恐怖感を与える。ゴリラのような怪物と表現していたが、ちょっとゴリラに似すぎたゴジラではなかったか。 子ども目線でなく、大人目線で作られた作品。 SF怪獣映画の楽しさを期待して見に行った人は落胆するかもしれない、あまりに現実的でよく作られているから。予想外の作品であった。 ジュリエット・ビノシュが良かったなぁ。 2014年/アメリカ/124分/G 監督:ギャレス・エドワーズ 出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、渡辺謙、エリザベス・オルセン、ジュリエット・ビノシュ、サリー・ホーキンス、デビッド・ストラザーン、ブライアン・クランストン 原題:Godzilla お薦め度 「GODZILLA ゴジラ」★★★★☆(88%) 字幕:川又勝利 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.08.10 11:46:05
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