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カテゴリ:読書
池井戸潤のデビュー作だ。
彼の作品は初めて読む。 ストーリー展開から、謎の解明、登場人物たちの登場の仕方等々、うまい描き方で興味深く読んだ。楽しめる一冊である。銀行内部の不良債権にからんだ内容は当時の日本の情勢を思い起こし、とても洞察力に富んだ、現実に則した内容だといえよう。なかなか楽しめる内容であったが、あまりに人が死にすぎる。殺されすぎる。そこが見えぬ敵の恐怖ともなるのだが、ちょっと殺しすぎじゃないだろうか。ラストの種明かし(判明)には少なからず驚いた。 ものすごい新人が出てきたとほめそやされても、なるほどと思える内容だ。 このあと作家、池井戸潤は成長し、有名流行作家として注目されているのもなるほどと思えるデビュー作であった。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】果つる底なき [ 池井戸潤 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.09.24 23:52:21
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