|
テーマ:最近観た映画。(39936)
カテゴリ:家で見た映画
A.ヘップバーンの「昼下がりの情事」に感動したので、「戦争と平和」を借りてみた。 さすが当時の大プロデューサー、ディノ・ディ・ラウレンティスだけのことはある。巨額を投じて超大作を作り上げる。そのスペクタクル。いったい何名のエキストラを動員したのか。そして、ロケに賭ける醍醐味、意気込み。現代なら手軽に(?)CGで済ましてしまう大パノラマ戦争絵巻をみごとスクリーンに投影してくれた。それだけでなく、夏のロシアと冬のロシア。雪の中の撮影も大変だったと思う。 原作はトルストイだが、トルストイの本は1冊も読んだ覚えがない。長編過ぎる気がした。 この映画作品をみて、長時間であるが、ナポレオンと対峙した青年期・壮年期のロシア人の人生をいくつも絡ませ描いている。ちょっと調べてみると、トルストイは当時50年前のナポレオンのロシア遠征時のモスクワを描いているのだ。その時代を知る老人もまだかなり多くいただろうし、今だと太平洋戦争を語るより近い過去の話になる。ベトナム戦争を語るようなものだろうか。 ヘップバーンが美しい。しかし、彼女よりも美しい女優が何人も登場する。やはり女優は美女の時代だったんだな、とつくづく思う。男優も同様か、彼女にからむヘンリー・フォンダもメル・ファーラーも長身だ。 戦争と恋の描き、その不条理。生きるってことは大変なことだ。 1956年/アメリカ/208分/ 監督:キング・ビダー 出演:オードリー・ヘプバーン、ヘンリー・フォンダ、メル・ファーラー、ビットリオ・ガスマン、ジョン・ミルズ、ハーバート・ロム、オスカー・ホモルカ、アニタ・エクバーグ、ヘルムート・ダンティーネ、バリー・ジョーンズ、アンナ・マリア・フェルレーロ、ミリー・ビタル、ジェレミー・ブレット、ウィルフレッド・ローソン、メイ・ブリット 原題:War and Peace お薦め度 「戦争と平和」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.11.09 01:31:11
コメント(0) | コメントを書く
[家で見た映画] カテゴリの最新記事
|
|