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テーマ:最近観た映画。(39946)
カテゴリ:家で見た映画
これが、カンヌ映画祭パルムドールなのか。 3時間に及ぶ大作なので、期待を待ちつつ見た。 女性を愛してしまう高校生を主人公に、日々の生き様、人との交流を描いている。彼女と彼女の恋人(女性)が中心であるが、そこに男性も絡んでくる。 ウィキペディアを見てみると原作がグラフィック・ノベルとある。 グラフィック・ノベルとは長編のアメリカン・コミックのことであり、平たく言うと大人向け漫画ということらしい。漫画が原作の映画作品は日本ではすでに一般化されているが、フランスでは珍しいようだ。そして、グラフィック・ノベル原作作品がパルムドールをとったのは史上初とのこと。 ドキュメンタリーにも見える撮影であり、対象人物に関しては至近距離で撮っている。映っているのは顔の一部という感じ。顔すべてがフレームにおさまらず、頭頂部が切れているのがほとんど。 気だるい感じがつきまとうのはフランス的なのかも。 親の世代が彼女たちを認め、また同性愛に寛容なのも今のフランスなのかも。 もちろん、否定的な人たちも出てきたりはする。 彼女と彼女の恋人との関係性、その空気感は感情にて発露されている。 言葉での表現ではなくて、感じる、そのものの表現が評価されたのだと思う。 見てみて、共感を覚えるのは難しいが、彼女の心情をくみ取ることは出来る。 あ、これで映画が終わるかな、と感じた時、映画は終わった。 2013年/フランス/179分/R18+ 監督:アブデラティフ・ケシシュ 出演:アデル・エグザルコプロス、レア・セドゥー、サリム・ケシュシュ、モナ・バルラベン、ジェレミー・ラユルト、アルマ・ホドロフスキー、バンジャマン・シクスー、オーレリアン・ルコワン、カトリーヌ・サレ 原題:La vie d'Adele お薦め度 「アデル、ブルーは熱い色」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.02.08 18:23:00
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