|
カテゴリ:家で見た映画
この作品は1853年発表の、1841年にワシントンD.C.で誘拐され奴隷として売られた自由黒人ソロモン・ノーサップによる奴隷体験記『Twelve Years a Slave』である。 黒人奴隷に関しての作品は数々あれど、160年前に発表されたものが何故に今映画化されたのか。差別の度合いが強まってきているのだろうか。 この作品を見て、絶対的権力の下で圧力を受けるものは何も言えなくなってしまうということ。正直であると命を落とすので、正直ではいられないということ。仲間を守るにも自身の身の安全を守るとすれば、誰も守れないということ。 アメリカ社会の暗部であり、人類の暗部である奴隷制度。 現代でも誘拐や人身売買が横行しているのを見ると暗澹たる気持ちになる。 アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。 2013年/アメリカ・イギリス/134分/PG12 監督:スティーブ・マックイーン 出演:キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、ギャレット・ディラハント、ポール・ジアマッティ、スクート・マクネイリー、ルピタ・ニョンゴ、アデペロ・オデュイエ サラ・ポールソン、ブラッド・ピット、マイケル・ケネス・ウィリアムズ 原題:12 Years a Slave お薦め度 「それでも夜は明ける」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.04.19 23:52:35
コメント(0) | コメントを書く
[家で見た映画] カテゴリの最新記事
|
|