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カテゴリ:映画館で見た映画
あまりきれいな足じゃないなぁ…なんて思いながら、なんとなくその持ち主は長澤まさみのような気がしていた。足が細すぎるんだよね、骨っぽいというか…。 それはさておき、人間ドラマ、日常を描くというところでは、ある種小津作品のようなものなのかもしれない。今回、鎌倉だしね…。都会の喧騒は一切感じさせず、どこかの田舎町のような感じ。東京に近くても、いまだに、こんな感じなんだと、見て思った。 時の移り変わりが早く、あっという間に過ぎ去ってしまう。 親子、兄弟、義理の親子の確執をそれ以上でも、それ以下でもなく描いている。激昂することなく、淡々と描いている。 監督が惚れ込んだだけのことはある広瀬すずがいい。というより惚れ込んだだけに良く撮っているのか。4姉妹の中ではいかがなものかと思えた夏帆が意外といい味出しているし、次女として長澤まさみの気の強さもいい。綾瀬はるかもおっとり長女として見せてくれる。淡々としている加瀬亮もいいし、すずの相手役になる前田旺志郎にいたってはみごとといいたい。あと、風吹ジュンもよかったな。綾瀬はるかの相手役として、堤真一は年が離れすぎのような気がする。あと10歳は若い俳優をあててほしかった。 たんたんとけれど早足ですぎていくこの作品は、葬儀で始まり、葬儀で終わるではないけれど、陽というよりは陰な感じの作品だ。それでも、決して暗くならず、さらっとした感じで、クライマックスで流した一縷の我が涙に、この作品を見て良かったと思えた。 2015年/日本/126分/G 監督:是枝裕和 出演:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、加瀬亮、鈴木亮平、池田貴史、坂口健太郎、前田旺志郎、キムラ緑子、樹木希林、リリー・フランキー、風吹ジュン、堤真一、大竹しのぶ お薦め度 「海街diary」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.06.21 23:21:56
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