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カテゴリ:テレビ
「オトナ女子」、このドラマだめだね。
過去のフジのトレンディを懐かしむような、内容だから。 昔の映画のウンチクや、江口洋介演ずる作家(元シナリオライター)の「昔そういうセリフ書いたなぁ」といった発言に見る、過去うんぬんを持ち出し、羅列するなんて…昔の成功例を寄せ集めたようで、新鮮味や斬新さといったものがなく、最先端=時代の一歩先、二歩先をいっていたアバンギャルドな勢いがまったくない。温故知新としたいのだろうが、温故のまま。失敗例の典型だ。過去の作品のいいところどりでは、魅力(新鮮味)に欠ける。 それにしてもひどいのは斉藤巧が演じた男の別れるときのセリフ。この前のシーンで、夜の会食がなくなり、家に帰り飯作るといった内容をラインで彼女(篠原涼子)が送った時点で、浮気現場が予想される。思った通りの展開には、しらけるしかない。(苦笑)その後、追ってきた男が釈明するのかと思いきや“浮気”と言っておきながら、本気度満点の無茶苦茶なセリフ。あのセリフはない。 “浮気”だけど、母親に紹介し、母親が気に入り、彼女(篠原)のことも話したけれど、若い娘の方がいいと言われた…。は、ありえない。 それよりも、 年下の子に惚れられて、“浮気”のつもりが“本気”になって、だけどお前(篠原)のことも好きで、どっちを取るなんてこと出来なかった。ただ、あいつ(年下の子)といると引け目を感じることなくおれ自身でいられたんだ。今まで黙っててごめん。でも、お前(篠原)に知られちゃ、もう一緒に暮らしていくことはできない。俺は出ていく。今まで本当にありがとう。 くらいのほうが、セリフとして良いのではないだろうか。彼女(篠原)にとってはひどい仕打ちには違いないが、少しは救いが残るし、視聴者も男(斉藤巧)の立場もわからないでもない気持ちにさせてくれる気がする。 残念ながら斉藤巧は友情出演で、この一話で消えてしまうんじゃないかな。せっかく今をときめく、時代の寵児をワンポイント出演で終わらせるなんて、逆に視聴者は落胆してしまうのではないだろうか。 キャストはいいんだけど、篠原が子供の時にドラマを見ていたシナリオライターと年が近すぎないか?設定はどうなんだろう。少なくとも15歳、下手すりゃ20歳くらい離れていないと成立しないし、リアリティがない。 キャスティングに違和感あり。石田純一くらいが適当なんだろうけれど、もう少し若く見ても、渡辺謙や中井貴一くらいかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.10.17 23:55:08
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