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テーマ:最近観た映画。(39940)
カテゴリ:家で見た映画
失敗した。どうして、こんな作品を選んでしまったのか。「はじまりのうた」「ONCEダブリンの街角で」を見て、心酔していた監督で間違いないと思ったのが、間違いだった。良くない、全く良くない。中流から下流へ落ちなんとする家庭にありながら、転校を余儀なくされ、いじめられながらも、ひょんなことから始まったバンド活動にて歌にて生きとし生きんとする作品。 作品としては振り返らず前を向いて突き進もうとする姿勢はある種の感動を読んだが、それだけ、それのみ。しかし、それのみのために、この作品を作ったのかもしれない。 こんなに生きづらいアイルランド、ダブリンの生活を見せられるのは見ている方の気分はいいものじゃない。そして、それがわけのわからないバンド音楽となって演奏されて綴られていくのをみると、失敗作だったのではと思ってしまう。表現としてのそれは80%90%失敗だと思う。それくらい、気分の悪い、また乗れない映像、音楽でありながら、ラストの突き進む無謀な若者の姿に鼓舞されてしまった私の心は少々、感動に打たれてしまった。 作品の中で何度も出てくる、”complicated”(複雑な)、説明できない状況、関係がこの作品そのものであろう。 ”a compicated movie”である。 見てしまったから仕方ないが、お薦めはしない。 2015年/アイルランド・イギリス・アメリカ/106分 監督:ジョン・カーニー 出演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、ルーシー・ボーイントン、マリア・ドイル・ケネディ、エイダン・ギレン、ジャック・レイナー、ケリー・ソーントン 原題:Sing Street お薦め度 「シング・ストリート 未来へのうた」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.02.18 20:00:26
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