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テーマ:最近観た映画。(39937)
カテゴリ:家で見た映画
人の記憶とはあてにならないものだ。太地喜和子が出演している「男はつらいよ」を見た記憶があったんだけれど、それがこれだとは全く気付かなかった。太地喜和子の演技が素晴らしいという記憶だけが残っていて、何度も出演しているマドンナのように、この作品に出ているのではと思いながら見てしまった。とても感心し、さて昔見た作品は何だったかと鑑賞ノートをひもとくと・・・「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」とある。全く同じ作品ではないか。あ然とはこのことか。90点と評点をつけているから相当気に入ったんだろう。やはりテレビと映画館とで映画を見るのは印象がずいぶんと違うんだろうなぁ。1980年2月21日の鑑賞とあるから37年も前になる。キーマンである宇野重吉の記憶は全くなく、サイレント映画の名女優・岡田嘉子が出演していることにもビックリし、第7作のマドンナの榊原るみがそのお手伝いとしてカメオ出演していることにもビックリした。 さて、作品だが、宇野重吉演ずる日本画家の行いに翻弄される”とらや”の人々。人情に篤いが喜怒哀楽が激しい寅さんの孤軍奮闘(?)ぶりがおもしろく、その人情話にほろりとさせられる作品である。太地喜和子は絶頂期を越え年輪と渋みが出る前に若くして(48歳)なくなったのは残念である。絶妙な芝居ができる女優さんだったなぁ。 1976年/日本/109分 監督:山田洋次 出演:渥美清、倍賞千恵子、宇野重吉、太地喜和子、岡田嘉子、前田吟、下絛正巳、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、中村はやと、笠智衆、桜井センリ、大滝秀治、寺尾聰 お薦め度 「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.10 17:22:27
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