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テーマ:最近観た映画。(39936)
カテゴリ:家で見た映画
ネタバレを書かないでと思うと難しいけれど、これは実話の話であるから、展開も結末もすべて知られているわけである。そこでこの作品である。第39回アカデミー賞(1967)では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、撮影賞、衣装デザイン賞を受賞している。そのわりに人気がないのか、風聞をきかない。監督フレッド・ジンネマンの他の作品、「真昼の決闘」「地上より永遠に」「尼僧物語」「ジャッカルの日」「ジュリア」ほど題名を目にしたことはないし、脚本家ロバート・ボルトの他の作品、「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」「ライアンの娘」ほど目にしたことはない。「ジュリア」と「ライアンの娘」は見ていないが、他の作品は傑作揃いだ。内容が、宗教、キリスト教に関することなのも今一つ人気が出ない理由かもしれない。今年公開の「沈黙 サイレンス」に通ずる内容で同じものを取り上げていながら主題は真逆のような気がする。しかし、どちらを選んでも幸福ではない、と思える。 命を賭す決意、判断はとても難しいものがある。映画を見終わり、釈然としないのは心のどこかにある正義感ゆえなのか。楽しめるといった類いの作品ではないので、興味があれば、どうぞ。 1966年/イギリス/120分 監督:フレッド・ジンネマン 出演:ポール・スコフィールド、ウェンディ・ヒラー、レオ・マッカーン、ロバート・ショウ、オーソン・ウェルズ、スザンナ・ヨーク、ナイジェル・ダベンポート、ジョン・ハート、コリン・レッドグレーブ、コリン・ブレイクリー 原題:A Man for All Seasons お薦め度 「わが命つきるとも」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.03.10 13:20:16
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