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テーマ:映画館で観た映画(8535)
カテゴリ:映画館で見た映画
ようやく「美女と野獣」のハリウッド実写版を見に行った。 結論から言おう、素晴らしかった。 (ネタバレしますよ。周知の内容だからいいですよね) 実は冒頭の舞踏会シーンから中盤までは大したことないなと見ていた。つまらなくはないが、新鮮味も醍醐味も楽しみも感じられなくて、評価は低かった。しかし、野獣の独唱、ベルを思い孤独をかこつことを決め、ベルの幸せを願い、また愛することで偲ぶ、その歌声、詩の内容、憐憫を感じさせる立ち姿に感動した。大いに感動した。まるでミュージカルの舞台かオペラを見ているようだった。拍手を大拍手を贈りたかった。大いに感動した。野獣に魅了された私はこの作品の中に引きずり込まれ、心を鷲掴みにされた。野獣でなく、魔獣。そう感じたほど素晴らしい歌唱であった。そのあとのベルとの再会、野獣の死。あまりにショックだった。ベルと野獣の心に、気持ちに、私の心が揺さぶられ、ぐわんと感動した。そして、エンディング。 クレジットを見て、キャスト(出演者)がイギリス人俳優たちということに気づく。 この作品のためのエンディング曲と歌、次にあの名曲(アニメのデュエット曲)、そして本編にあった野獣の独唱!そう、野獣の独唱でこの物語は終わるのである。まるでオペラのカーテンコールでオペラ歌手が今一度熱唱するかのように、観客に感謝の意を表するかのように。ああ、スタッフもこの曲がこの歌が大好きなんだな、と思えた。この作品のキモ(肝)、素晴らしい楽曲である。 この歌を聴くだけでも見に行く価値はある。 日本人ハーフ女優、ソノヤ・ミズノが出演している。何役なのだろう。 2017年/アメリカ/130分/G 監督:ビル・コンドン 出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーブンス、ケビン・クライン、ルーク・エバンス、ジョシュ・ギャッド、ユアン・マクレガール、イアン・マッケラン、エマ・トンプソン、ネイサン・マック、オードラ・マクドナルド、ググ・バサ=ロー、スタンリー・トゥッチ、ハティ・モラハン、ソノヤ・ミズノ 原題:Beauty and the Beast お薦め度 「美女と野獣」★★★★☆(90%) 字幕翻訳:松浦美奈 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.05.04 19:56:58
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