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カテゴリ:家で見た映画
「アフリカの女王」きっと、アフリカの女王が出てくる作品で、アフリカの奥地に探検で白人が入っていくものだと一人合点していたが、見てみると全く違った作品だった。 アフリカの奥地には違いないが、時は第一次世界大戦の時のドイツ領東アフリカにて宣教を行っていた兄妹とそこに「アフリカの女王」号で郵便を届けていた男とのかかわりから始まる。ドイツ軍が現地人の住居を焼き払う。小舟での急流下りはミニチュアなどを使ったりで昔の映画の苦労を思い知らされるが、なかなかの工夫である。小汚い男になったハンフリー・ボガートに興ざめしつつ、イギリス人女性として淑女としての佇まいを保とうとするキャサリーン・ヘップバーンに気品を見せつけられる。下着をつけたままの入浴・水浴びは時代を感じさせる。肌を露出することなんてありえなかったんだろうなぁ。 作品は荒唐無稽な小舟「アフリカの女王」でドイツの砲艦を撃沈しようとする奇想天外なもの。この結末がどうなるかは見てのお楽しみ。 リバイバルされないのは、その時代性なのかと納得をしてしまったけれど、その昔に大いに共感を呼んだ作品であったのだと認識した。この当時のアフリカロケはとてもとても大変だったと思う。 1951年/アメリカ・イギリス/105分/ 監督:ジョン・ヒューストン 出演:ハンフリー・ボガート、キャサリン・ヘップバーン、ロバート・モーレイ 原題:The African Queen お薦め度 「アフリカの女王」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.05.22 22:43:15
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