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カテゴリ:家で見た映画
とても素敵な映画である。惜しむらくは、主役の二人がもっとネームバリューのある人気者か、魅力的なスターであったらもっとヒットしていたのかもしれない。また、「幸せの始まりは」というダサい邦題でなく、”どうして、わかるの?”(思いやり)に近い題名であったら、認知度は違っていたかもしれない。【君の想い】なんて題名でも、どうかな? さて、作品はジェームズ・L・ブルックスが大ヒットを飛ばした「恋愛小説家」に優るとも劣らず、いい内容だ。「恋愛小説家」ではヘレン・ハントがブレイクしたように、勢いのある魅力的な女優が出演していれば、もっと人気を得たであろう。リースでは知られ過ぎ(すでに大有名スター)。また、ポール・ラッドでは知られなさすぎ。「アントマン」で知名度を上げたようだが、遅咲きの中年俳優で、もっと名も花もあるスターが演じていれば違ったと思える。しかし、このようにナイーヴな役を演じれるスターがいるかといえば、スターである時点でナイーヴではない気がする。 オーウェン・ウィルソンとジャック・ニコルソンが適役で文句なし、部下役のキャスリン・ハーンもいい。 人生の岐路、オリンピック代表選手でメダリストのスター選手が戦力外になり、失業してしまう女性がリサ(リース)。彼女の恋人となるのがメジャーリーグのピッチャーのマティ(オーウェン)。貿易会社社長の息子で投資詐欺の嫌疑で刑に服すかどうか、恋人との仲も危ない青年実業家のジョージ(ポール)。この三人が不思議な関係で展開する、相手を思いやれるかどうかが微妙に感じ取れる、機微を感じられる物語。とても素敵な話だと思うが、ナイーヴさを好まない肉食系映画ファンには物足りないかもしれない。大いにお勧めしたいところだけれど、それなりとしておこう。 2010年/アメリカ/116分/G 監督:ジェームズ・L・ブルックス 出演:リース・ウィザースプーン、ポール・ラッド、オーウェン・ウィルソン、ジャック・ニコルソン、キャスリン・ハーン、松崎悠希 原題:How Do You Know お薦め度 「幸せの始まりは」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.06.04 19:24:39
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