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テーマ:最近観た映画。(39984)
カテゴリ:家で見た映画
「イヴの総て」は名作として認識していたが、まったく見る機会がなかった。わざわざリバイバルもされなかったし、作品としても見るべきものがなかったから、テレビでも見ることなかったのかもしれない。レンタルで見ることができたので、見てみた。 ベティ・デイビスは見知った女優だが、作品を見る機会はそれほどなくて、若い女優のアン・バクスターにいたっては名前くらいしか覚えがなかった。なぜこれほどの演技巧者であるアン・バクスターが大スターにならなかったのかといえば、この作品で描かれる裏の顔を持った女の印象が強かったのかもしれない。そもそも映画で演じる役そのものがその女優であるはずはないのだが、「ローマの休日」でアン王女を演じたヘップバーンが王女のごときに称賛され憧れたことを思うとその影響は計り知れない。 映画の題名そのままに若い女優であるイヴについてその素性・行動が描かれているが、スターを夢見る若者は人によっては手練手管を費やすものであることがわかる。いろいろな人がいて、必ずしも良心的でない人もいることをドラマとして見せてくれた作品である。見どころは十分。 若き日のマリリン・モンローが演技下手な美女で出演しているのは驚きであった。 1950年/アメリカ/139分/ 監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ 出演:ベティ・デイビス、アン・バクスター、ジョージ・サンダース、セレステ・ホルム、ゲイリー・メリル、ヒュー・マーロウ、セルマ・リッター、マリリン・モンロー、グレゴリー・ラトフ、バーバラ・ベイツ、ウォルター・ハンデン、ランディ・スチュアート、クレイグ・ヒル、リーランド・ハリス、バーバラ・ホワイト、エディ・フィッシャー、ウィリアム・プレン、クラウド・ストロウド、ユージン・ボーデン 原題:All About Eve お薦め度 「イヴの総て」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.07.01 11:11:37
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