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テーマ:テレビドラマ(813)
カテゴリ:テレビ
このドラマ、かかさずに見ているが感想は随時書いてないようだ。 しかし、今回、この第7話は書かずにはいられない。秀逸なドラマだからだ。脚本が素晴らしい。展開も予想外。すべてが腑に落ちる内容ではないが、想定外に面食らってしびれた、そんな作品だった。 中学から7年間、行方不明だった女性が保護された。裸足の逃亡。拉致監禁されていたものと思われる。交通事故に遭ったものだから意識不明の間に大捜査が行われ、犯人らしき中学美術教師が浮かび上がった。家宅捜査の結果、拉致監禁していたものとして逮捕。ところが、意識回復した女性は監禁されていたことを否定する。美術教師も女性も自らの意思で隠れていた、匿っていたと。ならば、なぜ鍵付檻に手錠なのか。事実と供述の辻褄が合わず、その真相は・・・。 少女は両親に家庭内暴力、虐待を受けており、それからの逃亡ゆえ、7年もの間、隠れていたのだと。ならば、なぜ裸足の逃亡、だったのか? その真相は意外なものだった。 マインドコントロールにより、少女は両親に虐待をされていたと錯覚しており、事実が何だかわからなかった。自身を肯定してくれて保護してくれた美術教師を信じ切り、疑わなかった。 何か秘密を持った美術教師の化けの皮をはぐと、彼は幼少時に虐待を受けていたのだった。そして、その虐待は実の母から受けたもので、育ての両親の亡くなった子の身代わりとなって、別人として生きていた。実の母は死体なき殺人で投獄。なんという真実、なんという展開。裸足の逃亡という、説明のできない話の破綻があるけれど、それ以外はなんと秀逸なドラマなんだろう。 演じた眞島秀和は過去を持つ男とは思えない実直な教師らしいだけに適役に思えた。逃亡した女性は情緒不安すぎて適役かどうかわからないが、男の育て親を演じた辻沢杏子は堂々としていて適役に思えた。 なかなか見どころのあるドラマであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.11.26 19:38:06
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