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2018.12.21
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カテゴリ:テレビ


「黄昏流星群」が終わってしまった。
この手のドラマではよくあることだが、衝撃的なオープニングで始まり、逸脱した行動がいくつも重なり、「これって、常識的にどうなの?」と思える内容が、最終的にとどのつまり、何事もなく終わる。いわゆる尻すぼみ。この作品も、その尻すぼみに思えるドラマであった。
秘め事であるべき不倫が周知され誰もが知りうることとなったとき、破局に終わる。それはありきたりのなりゆきではあるが、現実的にはこの形だ。それが、現実ではかなえられないことをドラマで描くという絵空事の高揚感なるものがドラマなどにあっていいと思えるが、そのような高揚感もないまま、ありえない男女の恋愛がどの組み合わせも成就するというのは、まったくおもしろくない。原作をしらないので、この終わり方が原作通りだとするとまったく時代性を考慮しないプロデューサーの感覚が衰えていると言わざるをえないし、もし、原作と違えてこの結末にしたのなら陳腐極まりない。
芝居のできるいい役者を揃えて、いい感じのドラマにしておきながら、最後はズタボロの終わり方。足早に、年月を飛ばし、三年後に主役二人は仲良く退職金で店を開いた、なんて、ありえない。
都内に一軒家の豪邸に住んでいるサラリーマンが定年までに家のローンを払い終わっているとは思えないし、離婚した時点で慰謝料、もしくは財産分与があったと思われるし、退職金総てを男が手にしたとは思えないから。

話はかわるが、娘の美咲がロンドンに旅立ってから登場しなくなっていたが、母への電話メッセージで一瞬、顔見世をするだけなら、出ない方が良かった。ロンドンにいった美咲はどうなったのだろうと思いをはせる楽しみがあるから。ちなみに、美咲役を演じた石川恋はなかなかいい若娘を演じていたと思う。
憎まれ役になった礼二もよく演じたと思う。
銀行一筋で務めてきた人間が出向の憂き目にあい、出向先の課長に背中を押されて銀行に戻った時に、執行役員という席を与えられて、その職をなげうつというのは、あまりに現実的でない。たとえ辞めるとしても不正で軋んだ銀行を立て直してからとなるのではないだろうか。3年、5年後の辞職がリアリティあると思う。
リアリティばかりではドラマは出来ないので、劇的な展開はいいにしても、すべてのカップルがよりを戻し、添い遂げるというのは陳腐だと考える。つかず離れずの関係があったり、別れてしまう関係があったり、夫婦がもとさやにおさまる関係があったりでこそ、いろいろな人生があるんだなということでドラマになる。ちなみに大学教授には妻に対する秘めた思いがあり、それを感じ取った美咲が耐えられず別れるというのがいいかもしれない。あるいはロンドンで日本人の若者に心を痛みを聴いてもらって恋に落ちて教授と別れるというのもおもしろい。
完治(佐々木蔵之介)の元を去った栞(黒木瞳)がまったく存在感を示さなかったのがつまらない。冴(麻生祐未)の死を描かなかったのも手落ちに思える。
最後に真璃子(中山美穂)と春輝(藤井流星)の関係は話す気もならない。
尻すぼみで残念であった。





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最終更新日  2018.12.21 23:01:44
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