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2019.03.16
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カテゴリ:家で見た映画


「存在の耐えられない軽さ」という作品の存在は知っていた。しかし、作品名以外何も知らなかった。それゆえ、見始めてダニエル・デイ・ルイスが登場したことには驚いたし、ジュリエット・ビノシュが出てきたことにも驚いた。この二人が主演だ。演技巧者の二人が若かりし頃共演していたなんて知らなかったし、ビノシュはこの作品があったから世に出たのだろうか。フランス人でありながら、この時すでに英語を駆使している。「ダメージ」では強烈な印象を残したが、私が彼女をジュリエット・ビノシュという名だと認識したのは「トリコロール 青の愛」であった。その後も、「イングリッシュ・ペイシェント」でも注目を浴び、「ショコラ」や「ポンヌフの恋人」という話題作に出て「GODZILLAゴジラ」でもわずかな出演だけれど強い印象を残している。精力的に映画出演を続けているのは素晴らしい。ダニエル・デイ・ルイスは名優の誉れ高くアカデミー主演男優賞を「マイ・レフトフット」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「リンカーン」で三度受賞している。彼の作品は見なくはないが彼そのものは苦手なようでこの三本の中では「リンカーン」しか見ていない。彼は作品を厳選しているので出演作は少ない。その中で「ラスト・オブ・モヒカン」は私が絶賛する作品である。
作品で二人に絡む女優でレナ・オリンがいるが、彼女も活躍しているようだ。「ナインスゲート」「ショコラ」「愛を読むひと」など、出ている。ちなみにチラシで四つん這いになっているのがレナ・オリン。
男女関係を軽く考える男についていけない鼻が利く女は男の浮気を見抜いてしまう。それによる悲喜こもごも。男女の出会いのきっかけは”コニャック”(笑)
”プラハの春”が劇中で描かれるが、この暴動のシーンはモノクロにかわり、資料映像も使ってみごとに調和させ描いているのが秀逸である。
ただ、唐突な終わり方をする作品なのでお薦めはしない。(笑)

1987年/アメリカ/171分/

監督:フィリップ・カウフマン
出演:ダニエル・デイ・ルイス、ジュリエット・ビノシュ、レナ・オリン、デレク・デ・リント、エルランド・ヨセフソン

原題:The Unbearable Lightness of Being

お薦め度
「存在の耐えられない軽さ」★★★(60%)





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最終更新日  2019.03.16 16:57:52
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