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テーマ:最近観た映画。(39945)
カテゴリ:家で見た映画
ダメだ。やっぱり好きじゃない。 暴力的な作品は見ないことにしているのに、役所広司が日本アカデミー最優秀主演男優賞をとったものだから、どんなものかと興味がわいて見た。 見たけれど、見るんじゃなかった。豚の糞を無理くそ食べさせる映画なんて、気分悪いし、やくざとずぶずぶの刑事なんて見たくもない。暴力的な作品を見るのが嫌でこの手の作品は避けてきた。役所広司が最優秀主演男優賞を獲ったのは、なぜか?獲ってもいいが、彼の演技はいいのかもしれないが、作品は納得できるものではなかった。それほど、この作品についてはいい気がしない。 暴力的な作品が嫌ではあるが、まったく見ないわけでもなく、ともすれば絶大熱烈なファンになったりすることもある。思い返すと高倉健の「昭和残侠伝」や「日本侠客伝」は好きだった。ぞっこんだった。思うに、やくざな稼業に身を落としているけれど、すじを通すという点において一点の曇りもなく、品格のあるものであったからだと思う。この「孤狼の血」という作品は、根底にかたぎの衆を守るというものがあるのだけれど、そうとわかるのは後半、終盤であり、描かれているのはどすぐろい正義が何かがわからないものなので、共感の仕様がない。まるで刑事がマフィアに潜入捜査に入っている作品のようにおどろおどろしい世界が展開する。そのようなあこぎなものは見たくないのである。 終盤に見せる女との落ちもさもありなんではあるけれど、見せる必要があったのだろうか。 2018年/日本/126分/R15+ 監督:白石和彌 出演:役所広司、松坂桃李、真木よう子、滝藤賢一、音尾琢真、駿河太郎、中村倫也、中村獅童、矢島健一、田口トモロヲ、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介、竹野内豊、阿部純子、嶋田久作、伊吹吾郎、中山峻、九十九一、岩永ジョーイ、MEGUMI、井上肇、滝川英次、さいねい龍二、沖原一生、黒石高大、町田マリー、勝矢、野中隆光、中村倫也、田中偉登、ウダタカキ お薦め度 「孤狼の血」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.03.26 23:06:14
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