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2019.05.11
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カテゴリ:家で見た映画


「スワンの恋」がマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の第1篇第2部の作品ということをどれだけの人が知っているのか。そのことを全く知らずこの作品(映画)を見た人は難解というか理解が困難な作品のように思えただろう。アラン・ドロンが出演しているだけでNHK-BSを録画したものを見た私は、”またまたジェレミー・アイアンズ”がエッチな作品に出てるなあと思ってしまった。

大長編である「失われた時を求めて」を読んだことはないし、あらすじなども知らない。フランス人にとっては、あるいはヨーロッパ人にとっては既知の内容なのかもしれないけれど、馴染みのない私は知る由もない。プルーストは幼少期から始まる自身の過去の生活で見聞きし、体験したことを思い起こして書いているらしい。であるならば、ここに描かれているのは実際にあったことであるし、著者にとっては現世、現在のできことであったはず。

この作品を見終わる時に初めて、女性の職業がわかった。
フランス映画では時々題材になる職業である。十代の時に見た別作品を思い出し、感慨にふけった。若者の熱情を理解できるのは若者でしかないのかもしれない。19世紀の上流社会が舞台で、彼のことをわが身に置き換えることはできなかった。

1983年製作なので、当時の売れっ子が出演している。
「ふたりだけの恋の島」で注目され、「チェイサー」「フラッシュ・ゴードン」に出演したオルネラ・ムーティ。彼女役。僕も好きだったなぁ。
ジェレミー・アイアンズは「スワンの恋」「ダメージ」と肉欲の恋が似合うのかなぁ。
アラン・ドロンが男色の麗人を演じるとは、ね。
「隣の女」で注目され、抜擢したフランソワ・トリフォー監督夫人になったファニー・アルダン。
とキャストは申し分ない。
監督は「ブリキの太鼓」で注目されたフォルカー・シュレンドルフ。彼が監督なので、フランス・西ドイツ合作となったのであろうか。


1983年/フランス・西ドイツ/110分/

監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:ジェレミー・アイアンズ、オルネラ・ムーティ、アラン・ドロン、ファニー・アルダン、マリー=クリスティーヌ・バロー、アンヌ・ベネント、ジャック・ブーデ、ジュフロワ・トリー

原題:Un Amour de Swan

お薦め度
「スワンの恋」★★★(60%)

 注!!ネタバレ!!
何も書かないのでは隔靴掻痒、意味不明。何が良くて、何が悪かったのか。
今回は主要あらすじ。

さて、19世紀末のパリ社交界においてある女性におかぼれしたブルジョワの若者がいた。
  *おかぼれ・・・自分の方だけがひそかに恋していること。
  *ブルジョワ・・・資本家階級の属する財産家。
その女性はひとり者ではあるが上流社会に出入りし、いろいろな男たちから声をかけられお茶に誘われて、人気者であった。なまめかしく妖艶で、上流社会の女性たちとも懇意にしているようであった。
  *懇意にしている・・・親しく交際している。
ブルジョワの若者は恋焦がれ、悶々としたあげく、オペラが終演したあとの食事会に無関係ながら飛び入り参加。女性が貴婦人と帰ると怒り狂い、悩み、深夜に女性宅を訪れる。ついに女性をものにすることができた喜び。しかし、女性は「きっと私は捨てられる」とつぶやく。

上流社会の知人宅を訪れたブルジョワの若者は髪が銀髪(?)。食事会にでかける知人夫妻は彼を置き去る。彼の馬車に乗っている少女が「私は紹介されないの」ときく。
往来をいきかう馬車の間をぬって車のクラクションがなる。車が走ることに不平をもらす友人。
大通りをひとり歩く女性。ブルジョワの若者が恋した女性。その彼女を見て、カフェに座った男が、「昔、彼女と寝た。500フランだった。」と隣の男につぶやく。
(彼女は高級娼婦だったとわかった)
彼女は今、スワン夫人(ブルジョワ若者の妻となっていた)

友人の出来事などを省いて主要部分を抜粋するとこんな話だと思う。

たとえ(高級)娼婦であっても上流社会の男性と結婚し、子供をもうけることができる。そのことを描き、ある人生を描きたかったのだろう。作品としては良い出来とは思えないが、その神髄は描くべき価値あるものが、ある愛の形があると思える。





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最終更新日  2019.05.11 15:37:10
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