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テーマ:映画館で観た映画(8533)
カテゴリ:映画館で見た映画
6月1日映画の日。1,100円で見に行った。 迫力満点の怪獣対戦。ゴジラ対キングギドラの戦い。強いのはどちらだ! 主役はゴジラだろうけれど、人類では誰だろう? エマ・ラッセル(ベラ・ファーミガ)か?見た目がケイト・ブランシェットみたいで、最後まで彼女かそうでないかが気にかかる。夫のマーク・ラッセル(カイル・チャンドラー)か?けれど、彼はそれほど活躍しない。 話の筋が意味不明というか、発端からして納得できる内容でなく、いくつかある劇的ヒーロー、ヒロイン的行動も疑問を抱かざるをえない。一言でいうとストーリーはダメダメということ。前作ハリウッド版「ゴジラ」では『子ども目線でなく、大人目線で作られた作品。 SF怪獣映画の楽しさを期待して見に行った人は落胆するかもしれない、あまりに現実的でよく作られているから。予想外の作品であった。』とストーリーを絶賛したが、本作は逆。子ども目線で作られたともいえるほど怪獣対戦が充実している。とてもすごくて、ありえないくらいのド派手なパフォーマンス。怪獣映画の醍醐味を思う存分味あわせてくれる。しかし、物語を紡ぐ人間のストーリーはつながらず、無意味な、あるいは、ついていけない展開がある。前作を評価した私は、本作はあまり評価できない。 ゴジラが巨体過ぎて、強面(コワモテ)すぎて、これでいいの? 渡辺謙の扱いが良くないのと、チャン・ツイィーに至ってはなぜ出演したのかわからないくらいお粗末である。彼女でなくても良いと思える設定。 残念である。 2019年/アメリカ/132分/G 監督:マイケル・ドハティ 出演:カイル・チャンドラー、ベラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、ブラッドリー・ウィットフォード、サリー・ホーキンス、チャールズ・ダンス、トーマス・ミドルディッチ、オシェア・ジャクソン・Jr.、渡辺謙、チャン・ツイィー 原題:Godzilla King of the Monsters お薦め度 「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」★★★(60%) 字幕: 注!!ネタバレ!! ジュラシック・ワールドを彷彿させるようなジャングルの中のプレハブ家で息子を亡くし夫と離別した母娘がいる。地下研究拠点にモスラの幼虫を育成していた。そこへ・・・。 世界の各々の研究拠点に捕獲研究されていた巨大生物がいて、それらが何者かによりそれぞれ覚醒していく。蘇ってくる怪物たち、なかでもキングギドラに対峙するのがゴジラである。 モスラとゴジラとラドンとキングギドラが怪獣対戦を繰り広げる。 スペクタクルに満ちた怪獣決戦。 納得いかないのはストーリー展開だ、ラッセル夫妻が怪獣研究にかかわり、なぜ離別したのかが判然としない。そのまま、悪の手先というよりは敵を先導する母、エマ・ラッセルがいる。彼女の立ち位置が不明瞭、不安定でどのような行動にも納得がいかない。 一度、被弾した周囲のすべての生物を殺害する核弾頭を見舞われるが、キング・ギドラもゴジラも死なない。それって、どうなの?この爆発シーンが原爆を想起させて気持ち悪かった。 また、瀕死のゴジラを助け覚醒すべく、芹沢(渡辺謙)が決死の潜航に出るのは人間魚雷”回天”を想起させて気分を悪くした。ここで彼が命を賭してゴジラを覚醒させる意味があるのか。アルマゲドンのブルース・ウィリスの決死隊をまねたとするならば、価値も意味もないと思えた。同様にエマ・ラッセル(ベラ・ファーミガ)が命を投げ出すのだが、こちらは全く無意味であったとみえる。言葉は悪いが無駄死である。それを描いて喝采をもらえると思ったのだろうか? 怪獣世界の覇者にひれ伏す覚醒した怪獣たちの姿がおかしい。笑えないくらい無様である。 ラストカットも意味不明。こんなありさまなのに続編つくるの? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.02 00:04:20
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