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2019.07.15
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カテゴリ:映画館で見た映画


「トイ・ストリー4」
この作品を映画館で見た。

9年ぶりの新作のようで、冒頭で時間経過とともに、ウッディたちおもちゃが男の子から女の子へ譲渡された。そう、男の子は子供ではなくなったのだ。その9年前の少しあと、女の子であるボー・ピープの人形は3匹の羊とともに、別の女の子へと譲渡されていた。ウッディたちとボー・ピープたちとの再会の物語、新たなおもちゃも登場し、波乱に満ちた冒険が始まる。
子供たちはかわり、おもちゃたちは旧態依然。時の移り変わりの無情さの中、熱い絆で結ばれているおもちゃたちに新たな展開が訪れる。
池袋の映画館で見たが、ピークの昼の時間帯、満席でなかったのはなぜなのか。池袋といえど客は入らないのかなぁ・・・。

さて、この作品を見て、感動し、一縷の涙を流した。そして、思った。これはとてもとてもアメリカ的な作品なのではないかと。行動も情感もアメリカ人気質満載と思われるが、それでも感動するのは人間の感情のなせる技なのか。アメリカ人の感情を受け入れることができるのか。感性と表現の違いを感じつつもとてもチャーミングな作品と思えた。

終幕、ウッディからジェシーへ物語が受け継がれることを予見させながら終わる。
「トイ・ストーリー5」はあるのだろうか?


2019年/アメリカ/100分/G

監督:ジョッス・クーリー
出演(声):トム・ハンクス、ティム・アレン、アニー・ポッツ、トニー・ヘイル、クリスティーナ・ヘンドリックス、キーガン=マイケル・キー、ジョーダン・ピール、キアヌ・リーブス、アリー・マキ、ジョーン・キューザック、ウォーレス・ショーン、ジョン・ラッツェン・バーガー、ジム・バーニー、ドン・リックルズ、エステル・ハリス

原題:Toy Story 4

お薦め度
「トイ・ストーリー4」★★★★(80%)
字幕翻訳:


注!!ネタバレ!!
 男の子のおもちゃが女の子に譲渡される。受け継ぐ。それって、ありえるのだろうか?作品の中でも描かれるけれど、大学生になったであろう男の子が(知り合いと思われる)女の子の幼児に、おもちゃ一式を譲る。それに先立って、9年ほど前に女の子の人形であるボー・ピープが(親戚と思われる)女の子に譲渡される。ウッディとボーとの別れのシーン。ここで、ウッディがボーに一方ならぬ感情を抱いているのが見て取れる。この日は雨。それも大雨っぽい。ボーとの別れの前に雨の中、子供部屋に戻らぬおもちゃ仲間が庭のどぶ(排水溝)にはまり、雨水とゴミに押し流されようとなっていた。それを発見したおもちゃたちはボー・ピープの指揮の下、ウッディが先頭に立ち救出に向かう。雨とゴミとで悪戦苦闘しながらおもちゃ仲間を助け出す。
<仲間を見捨てない>
これってアメリカ的だよね。映画「プライベート・ライアン」を思い出した。第二次世界大戦で4人兄弟のうち、3人の兄が戦死し末弟の一人を救出部隊を送り生還させようとする話。仲間を見捨てない。たとえ死体となっても戦地から遺体を持ち帰るということをするアメリカ。特攻隊を作って死なばもろとも死体が雲散霧消しても神に召されて天国に行くと考えた日本とは正反対である。遺体の埋葬と火葬の思想の違いにも通じる気がする。仲間を見捨てない、これがアメリカ。

別れ別れになってから約9年、キャンピング・カーで女の子の一家とおもちゃと旅に出たウッディはボーと再会を果たす。そこで出会った、ウッディと同じ仕掛けがあるおもちゃギャビーギャビー。背中の紐を引っ張ると音声が出るという仕組み。ギャビーギャビーはアンティーク雑貨店に埋もれていた。それは、故障で音声が途切れて出ないためだと考えた。そこで、ウッディの仕掛けを移植することを計画。ウッディも仲間を助けるために移植を承諾。
<生体移植>
そこまで重く考えることもないだろうけれど、誰かから仕掛け(臓器)をとって、移設(移植)するということが当然として描かれるのはアメリカかな。

仕掛け(臓器)移設(移植)したギャビーギャビーがアンティーク雑貨店の孫娘にかわいがられると思ったのに、早々に見捨てられる。そして、その後、ギャビーギャビーを拾ったのは迷子の黒人女の子。孫娘が見捨てるシビアさも、拾い上げた子が黒人という設定もアメリカかな。

クライマックスで遊園地に戻ってきたウッディ、ボーピープと合流するキャンピング・カーのおもちゃたち。ここでボーと別れがたいウッディはおもちゃ仲間との別れを決意し、ボーとともに遊園地に残る。この選択がアメリカ。見ていて、ボーと別れたくないウッディは当然、仲間となるよう、ともにキャンピング・カーに乗り込み女の子の新しいおもちゃとしてボー・ピープを引き入れようとすると思った。しかし、そうではなく、おもちゃ仲間と別れ遊園地に残る。団結、仲間を良しとしてホームに帰ろうと考える日本的思考ではなく、仲間と別れて新天地に旅立つと考える思考、これぞ、アメリカ!このウッディの行動が最もアメリカを体現していたと思えた。おもちゃ仲間と別れを決めたウッディが保安官バッチをジェシーに託す。カウ・ガールが後任となったことにより持ち主が女の子ということと相まって「トイ・ストーリー5」はあるのかな、と感じた。少なくとも伏線ははれた。
<新たな道を往く>
名画「我が道を往く」ではないけれど、新たな出発を描くのがアメリカ。旅立ちはアメリカ。これぞアメリカ。

見終わって、さめざめと一縷の涙を流したりしたシーンはいくつもあり、感動した。見て良かった。そして感じたアメリカなるもの。このアメリカなるものを見て感動するということは描かれていることが全人類的なことなのか、アメリカかぶれのせいなのか。感性は違えどアメリカをよく知っている日本では感動できるであろうと思う。

さて、「トイ・ストーリー5」はウッディが主人公なのか、ジェシーが主人公なのか。それともスピンオフとして描かれるのか。その後があるかどうかは「トイ・ストーリー4」のヒットにかかっている。





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最終更新日  2019.07.20 11:55:53
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