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カテゴリ:家で見た映画
「未来のミライ」 予告編を見る限り、見たくないなぁ、と思っていた。家族が面白かったと薦めるので、見てみた。 やはり、ついていけない。この作品の面白さがわからない。見ていて「未来のミライ」だと看板に偽りあり、これは「くんちゃん物語」ではないだろうか。 細田監督作品は3作品見ているが、「おおかみこどもの雨と雪」と「バケモノの子」には奇想天外、絵空事過ぎるのか、ついていけず、唯一「サマーウォーズ」だけが傑作に思える。空前絶後の世界スケールの話が現実と相まって面白かったのだと思う。 【ネタバレあり】 さて、「未来のミライ」である。くんちゃんが手の付けられない幼児として描かれていて、そのくんちゃんが時空を超えた旅に出るのだが、当初、それはくんちゃんの空想の世界なのか現実に起こりえた出来事なのかがわからない。ありえない動物(犬)との人間語としての会話など、何の迷いもなくこの作品世界に入っていかないと、疑問に思った時点でついていけないかも。そして、そのような異次元の空想世界が続くのかと思いきや現実世界のドタバタ、悪戦苦闘と異次元空間(時空を超えた旅)がリンクし合って、タイムトラベルがどういうものなのか説明なく進んでいくのでわけがわからなくなる。 < このボタンを押すと時空を超えるとか、くんちゃんが眠ると時空を超えるとか、その時空を超えるきっかけが判然としない > くんちゃんが迷子になってしまったのは、どういうことなのか、そして、ミライちゃんがなぜ登場するのか理由づけがなされていないと思えた。 この作品を見て、子育ての大変さとか、子供の成長の早さとか、描かれているけれど十分でなくて、かゆいところまで手が届かない感じの作品に思えた。自転車に乗ることだって大変なはず。あっさり乗れたので、子どもに自転車乗りを三日かけて教えた経験がある私からすればあまりに簡単すぎる、と思えた。言ってることはわかるのだけれど、遠くを見ただけで自転車に乗るようになるわけではない、と思える。 今思えばオムニバスとなった各エピソードは取るに足る内容があり楽しめる物なのだろうけれど、作品全体としたとき、感動まで昇華されない。 2018年/日本/98分/G 監督:細田守 出演(声):上白石萌歌、黒木華、星野源、麻生久美子、吉原光男、宮崎美子、役所広司、福山雅治 お薦め度 「未来のミライ」★★★(60%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.17 09:32:35
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