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テーマ:最近観た映画。(39937)
カテゴリ:家で見た映画
こんな作品があるなんて知らなかった。 チラシを見て、おもしろそうだと見てみた。 風変わりな作品だ。 しかし、出演している面々は著名スターたち。そのことに驚く。 役所広司の役どころは役所には役不足。彼を使うのはもったいない気がした。 ジョシュ・ハートネットは懐かしいと思えるハリウッド・スター(?)で、まだ役者をやっていたんだと思った。冒頭でアメリカ帰国で消えるので、カメオ出演なのかなと思ったが、後半重要な役どころを演じる。 忽那汐里はちゃんとした自然な芝居をみせる。意外だった。きちんと芝居ができても注目されないものなんだなぁ、と感じた。 南果歩の出演にも驚く。何も知らないで見ると、こんな驚きもある(笑)。酸いも甘いも知り、人を見る目を持ち合わせた女性をやりすぎず、やりなさすぎず、絶妙に演じている。 寺島しのぶに関しては見ての通り、思い切った演技を如実に演じきっている。見事である。 作品の完成度も高い。それは平柳敦子監督が自身の短編映画を長編に撮り直したことで、短編では描き切れなかった細かい事象を盛り込み、しっかりとした演技陣でしっかりとした芝居を構築したからであろう。 行動だけ見れば、チャラ男のジョシュ・ハートネットが、結果チャラ男になってしまっているというところは見ていて納得できる。 内容はともかく、しっかりと人物を描き切っていて、実生活ではとても言えない内容を登場人物たちに、特にルーシー、こと節子に言わせているところにこの作品のユニークさがある。 悪くない作品だ。 2017年/日本・アメリカ/95分/R+15 監督:平柳敦子 出演:寺島しのぶ、南果歩、忽那汐里、役所広司、ジョシュ・ハートネット お薦め度 「オー・ルーシー!」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.17 12:27:37
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