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テーマ:テレビドラマ(813)
カテゴリ:テレビ
日曜劇場の「ノーサイド・ゲーム」はこれまでの日曜劇場の池井戸潤作品からすると重厚感はそれほどなかったのではないだろうか。それは主演・大泉洋の人柄によるものなのか、演技によるものなのか。はたまたこの作品の池井戸の作風が違ったのか。一服の清涼剤のような感じが松たか子であり、悪役と思しき上川隆也の芝居の力強さは感じたが、目力のアップで青色のコンタクトレンズが気になったのは私だけでしょうか?中村芝翫の演技は二代目子息としての坊ちゃん加減が余すところなく表現されていて絶妙だった。凰稀かなめの女将も予想外に似合っていて(笑)西郷輝彦の猫背加減はご隠居ならともかく大企業を担う社長としては精彩に欠けたと思えた。橋幸夫の方はシャンとして意気揚々と元気そうに見えたね。監督である大谷亮平と渡辺裕之は監督色に染められた決めポーズ決め顔でその人らしさがないように思えた。演出のせいなのかな?石川禅の化けの皮を剥いだときのヒールさが足りなかったように思える。善人と見てくれは申し分ないのだけれど、裏の顔になった時の裏の顔が出てこなかったと思える。敗れ去った時に崩れ落ちるのではなくて厚顔無恥にうそぶくくらいの自己の正統性・正義を貫く恐ろしさを表現すべきだったのでは?これも演出かな? 全体的には安心して(?)見られる作品で、危険なスポーツと思っていたラグビーがしっかりとルールに守られた健全なスポーツということが認識できたし、ラグビーワールドカップの開幕ロシア戦も楽しんで見られた効用もあった。サッカー好きの私としてはラグビーにそこまで興味を持つことはないのだけれど、ワールドカップくらいは見ても良いかなと思える興味は持てた。ラグビー周知に貢献できるドラマであったと思える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.09.21 23:47:25
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