|
テーマ:最近観た映画。(39961)
カテゴリ:家で見た映画
「if.... もしも・・・・」は題名だけは知っていた。 TUTAYAで旧作で見たいものは見られるものはないかと物色していて、たまたま目に止まり、こんな作品見聞きしたことあるよな、で借りて見た。 歴史が500年ある英国のパブリックスクール、寄宿舎の話である。そこで暮らす生徒たちの日常を季節を追って章に分けて映し出していく。 監督生4人と上級生と下級生。下級生が監督生たちの朝食やお茶出しや小間使いをしなければならない。この作品は、このようなパブリックスクールにかかわる英国のある階級の人々だけが見るべき作品だと思えた。思えば50年前の作品であるからして時代がかわっていて、人格を認めようとしない指導。生活様式には違和感がある。(拒絶感がした)というわけで、あまりお勧めではない。 しかし、当時は衝撃だったのか、カンヌ映画祭グランプリを受賞している。 ここからは <ネタバレ>になるけれど、 上級生たちが反抗的だからという不遜な態度に見えるというだけで鞭打ちの罰を与えるとは言語道断、と思えた。また、4人の監督生が規律を求めるために全権を与えてやりたい放題にさせるのもおかしな話である。生意気というか、反抗的というか。上意下達(ジョウイカタツ)が組織では絶対規律であるのだろうけれど、不満が出てもやむなしの指導に高圧的な命に反抗心が芽生えても仕方ないのではないだろうか。上級生が反抗的な態度をとった時に、理解を示しても彼らを納得させてはいないので、クライマックスの反逆、ドンパチの内戦となる。そして、そのままジ・エンド。 映画は終わった。 こんな終わり方でいいのか?何も解決していない。 パブリックスクールの監督生と上級生の軋轢を醜態を見せただけである。 ところどころカラーがモノクロにて映し出されていることには何の意味があるのだろうか。 1968年/イギリス/111分/ 監督:リンゼイ・アンダーソン 出演:マルコム・マクダウェル、リチャード・ワーウィック、クリスティ・ヌーマン、デビッド・ウッド、ロバート・スワン、アーサー・ロウ、ピーター・ジェフリー、モナ・ウォッシュボーン、ジェフリー・チェイター、アンソニー・ニコルズ 原題:if.... お薦め度 「ifもしも・・・・」★★☆(50%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.11.10 19:10:28
コメント(0) | コメントを書く
[家で見た映画] カテゴリの最新記事
|
|