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カテゴリ:読書
青山美智子?知らない作家さんだな、と思い、書店で手に取った一冊。著者紹介を読んで短編が連作でつながっているようす。読んでみると、それぞれの登場人物が微妙に関連し合い、読み進めていくうちに、人物相関図が完成していく。 喫茶店で働く僕から始まって、住宅街の中にある、落ち着いた感じの喫茶店。 ひとつひとつの物語がその時の主人公の人生の重大局面であり、とても思い入れがある内容。さめざめと泣くというか、ほおを涙がつたうというか、清い水で洗われたように感じ入ってしまった。 秋も深まり、冬になるが、読書の秋にちょっと読める粋な小品と思える。 木曜日にはココアを (宝島社文庫) [ 青山美智子 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.11.23 23:23:37
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